JFK暗殺にCIAが関与していることを“私は知っている”と語るニクソン大統領の肉声テープが公開される——ニクソン失脚につながる「ウォーターゲート盗聴侵入事件」の実行犯にはCIA工作員が4人も潜入
「誰がジョンを撃ったのか私は知っている」と、ニクソン大統領が当時のCIA長官に対して語っているとされる肉声テープを、ロジャー・ストーン氏が1月12日に公開した。
先月、FOXニュースの司会者タッカー・カールソン氏が、「JFK大統領の暗殺にCIAが関与していた」と報じたばかり。
ストーン氏が公開した音声データは、その複製が動画共有サイトに投稿され広く拡散されている:
ロジャー・ストーン氏はアメリカの保守派の政治コンサルタント。1970年代から、ストーン氏は、リチャード・ニクソン、ロナルド・レーガン、ジャック・ケンプ、ボブ・ドール、ジョージ・W・ブッシュ、そしてドナルド・トランプなど共和党の候補者の選挙キャンペーンに参加してきた。
ロジャー・ストーン氏は、自身のSubstackニュースレター「Stone Cold Truth」に1月12日に投稿した記事の中で、次のように記している(太字強調は原文のまま):
長い間見過ごされてきたニクソンのウォーターゲート時代の驚くべき音声テープには、リチャード・ニクソンがCIA長官のリチャード・ヘルムズに対して、ジョン・F・ケネディ殺害にはCIAが関与していることを彼は知っていると警告する様子が記録されているーー「誰がジョンを撃ったのか私は知っている」と。
この衝撃的な新しい音声テープは、ニクソンがウォーターゲート事件によってますます包囲されていく様子を描いているが、しかしウォーターゲート事件の不法侵入者のうち少なくとも4人が、侵入時点でまだCIAに雇用されていたこと、つまりCIAがこの強盗団に潜伏していたことにニクソンは気づいていない様子を描いている。ウォーターゲート事件特別検察官のニック・アッカーマンは、CIAがこの(民主党本部への)侵入計画を事前に知っていたことも、そしてそれにCIAが関与していたことも知っていたが、彼が何も言わなかったし何もしなかったことが、最近機密解除された文書によって明らかになっている。
上院ウォーターゲート委員会の共和党リーダーであったハワード・ベイカー上院議員と、彼の法律顧問で後にテネシー州の上院議員となるフレッド・トンプソン自身もベイカーと同様に、CIAがウォーターゲート侵入事件への深い事前知識と直接的な関与があったことを偶然発見した。ベイカーとトンプソンは共に、(民主党本部への)不法侵入が行われた時点で、そのウォーターゲート侵入事件を起こした強盗のうち少なくとも4人がCIAに雇用されており、大統領再選委員会 (CREEP)セキュリティ・ディレクターのジェームズ・マコード(侵入犯の一人)を通じて(CIAが)この強盗団に潜入していたことを知っていた。上院ウォーターゲート委員会のサム・アーヴィン委員長は、ベイカーとフロリダ州のエドワード・J・ガーニーを含む委員会の共和党員に対して、CIAに関するこの驚くべき情報を記した「反対意見書(Minority Report)」を公表する権利を許可することを頑なに拒んだ。
そして、ニクソン大統領はCIAに対して、JFK暗殺に関する資料をすべて渡すように要求したが、拒否されたとストーン氏は記している。
ホワイトハウスの国内政策責任者ジョン・エーリックマンは、ホワイトハウスの法律顧問を務めていた時、ニクソンから、ジョン・F・ケネディ殺害に関するすべての文書を渡すようCIAに要求するように命じられたと書いている。関連文書を渡すようにというこの大統領からの命令をリチャード・ヘルムズCIA長官が拒否したとき、ニクソンは激怒した。
トランプ大統領もまた、その大統領1期目においてニクソンと同じ要求をしたが、CIAは肝心な関連文書の開示を拒否している。
ロジャー・ストーン氏は、今後、Stone Cold Truthの有料メンバー向けに今回のような衝撃的で通説を覆す話題を発表していく予定と記している。
以下は、リチャード・ニクソンの肉声テープを公開したことについて、ロジャー・ストーン氏がインタビューに答えている動画:
この肉声テープについては、FOXニュースのタッカー・カールソン氏も全米ニュースで紹介した:
(以下はRumbleに投稿されたミラー動画)
【関連情報】
2021年に公開されたオリバー・ストーン監督のドキュメンタリー映画『JFK Revisited: Through the Looking Glass(意味:JFKを再検討:鏡の国を通って)』でも、JFK暗殺にCIAとFBIの関与を示す新たな証拠が次々と暴かれている。
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