ワシントンポスト紙、「大統領選挙でバイデンが大勝しなければ暴動が引き起こされるだろう」|ネット上ではこれは脅迫だと批判するコメントが寄せられる
ワシントンポスト紙は、今年11月3日の大統領選挙でバイデン候補が大勝しなければ、「暴力行為が引き起こされるだろう」と断言する記事を掲載した。この記事に対して、その内容は「予言」というよりも「脅迫」であるというコメントがネット上で数多く寄せられている。
同紙は公式ツイッターでもこの記事を投稿している:
Perspective: The election will likely spark violence — and a constitutional crisis.
In every scenario except a Biden landslide, our simulation ended catastrophically. https://t.co/E3tugZBuBj
— The Washington Post (@washingtonpost) September 3, 2020
【訳】見通し:大統領選挙は暴動――そして憲法上の危機――を引き起こす可能性が高いだろう。
バイデンが圧勝する場合を除いて、あらゆるシナリオにおいて我々のシミュレーションは破滅的な結果に終わっている。
この記事に対してネット上では次のようなコメントが投稿されている:
Sounds an awful lot like a threat. https://t.co/jVz7AojNcj
— Ian Miles Cheong (@stillgray) September 3, 2020
【訳】ひどく脅迫のように聞こえる。
WaPo is using threats of violence to interfer in an election. https://t.co/HwDgY4CZ8K
— Cernovich (@Cernovich) September 3, 2020
【訳】ワシントンポスト紙は、選挙に介入するために暴力による脅迫を使っている。
The media is telling us the election will be decided after election day and if Biden does not win there will be violence
Tony Soprano was more subtle than this
— Jack Poso 🇺🇸 (@JackPosobiec) September 3, 2020
【訳】このメディアは、大統領選挙が選挙日よりも後に決まるだろうと報じており、もしバイデンが勝利しなければ暴力が起きるだろうと報じている。
トニー・ソプラノ(*)ですら、こんなにあからさまではなかった。
(*テレビ・ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』でマフィアのボスである主人公。)
今週月曜、バイデン候補自身も、有権者が彼に投票しなければ全米に広がる暴動は継続するだろうと示唆するツイートを投稿している。
Does anyone believe there will be less violence in America if Donald Trump is reelected?
— Joe Biden (@JoeBiden) August 31, 2020
【訳】もしドナルド・トランプが再選すれば、暴力は減ると信じる人などいるだろうか?
この投稿に対しても脅迫だと批判するコメントが寄せられている。
https://twitter.com/RaheemKassam/status/1300505393165225984
【訳】これは脅迫だ。
"Vote for me or else my supporters will burn down your cities" is quite the GOTV pitch!
— Caleb Hull (@CalebJHull) August 31, 2020
【訳】「私に投票しろ。さもなくば、私の支援者たちはお前たちの町を焼き尽くすだろう」というのはかなりの投票推進運動の宣伝文句だ。
https://twitter.com/YossiGestetner/status/1300481331659448325?s=20
【訳】あなたは世間一般に対してあなたに投票しなければ、あなたの無政府主義者たちがアメリカを破壊し続けるだろうと脅迫しようとしているのか?
* * *
今週この記事で紹介したように、バイデン陣営および民主党全国委員会と直接的な関係があるデータ分析企業ホークフィッシュ(Hawkfish)のCEOは、選挙当日の開票結果ではトランプ大統領が圧勝するだろうと予想するコメントを語っている。しかし、選挙後の数日間で郵便投票が数えられれば、その選挙結果は覆され、バイデンが勝利するだろうというシミュレーション結果を紹介している:
・・・すべての有効票が数えられることになる最終日、それは大統領選挙当日よりも後になるだろうが、選挙当日の夜に起きた出来事(訳者注:トランプ大統領の大勝利)は、まさに蜃気楼だったということが示されるだろう。ドナルド・トランプが優勢であるかのように見えていたが、すべての投票用紙が数えられた時、基本的に彼は優勢ではなかったということになる。
郵便投票による不正選挙に対する懸念が高まる中、ウィリアム・バー司法長官は9月2日にCNNのインタビューに答え、複数の州において「非常に大規模な」不正選挙の捜査が進められていると語っている:
現在、複数の州において多くの捜査が進められていることを私は把握しており、そのうちのいくつかは非常に大規模である。
保守系シンクタンクのヘリテージ財団が集計しているデータベースによると、2019年の1年間で、少なくとも32人が不正選挙を行ったとして刑法犯で有罪判決を受けている。
ワシントンポスト紙の計算によると、2020年の大統領選挙ではアメリカ人有権者のうち最低でも83%にあたる約1億人が郵便投票を選択することができると見込まれている。
【関連記事】
BonaFidrをフォロー