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投資の神様ウォーレン・バフェットが株式市場を静観:大量の資金を現金で保有

全米でも指折りの資産家であるウォーレン・バフェット氏。彼は鋭い投資センスにより、絶妙な投資タイミングを見極めることで巨額の資産を成してきた。しかし現在、彼は多額の現金を保有していることが明らかになっている。彼の投資会社バークシャー・ハザウェイは、現在、1220億ドルを現金で保有しているとブルームバーグ紙が報じた

世界で最も予知能力がある投資家の1人として知られるウォーレン・バフェット氏は、世界経済が減速する現在、米国株式市場が高値すぎるのではないかということについて、沈黙を守っているとブルームバーグが報じている。 しかし、彼はバークシャー・ハザウェイInc.として過去最大の1220億ドル分の現金を保有していることが報じられている。このことにより、彼にとっては不況が視界に入っているのではないか、もしくは少なくともなんらかの警告を発しているのではないかという憶測を呼んでいる。同社が大量に保有している現金は、バークシャー・ハザウェイがポートフォリオ企業に投資している総額2080億ドルの半分以上にのぼる。同社が、1987年以来、ポートフォリオ企業に投資している総額の半分以上の資産を現金で保有したことがあるのは、2008年に起きた金融危機の直前の数年間だけである。

 

もしバフェット氏が、経済成長がこれから起き、株価もこれからますます上がると信じているなら、これだけ多額の投資資金を現金で保有するのはおかしなことだ。

 

しかし逆に、もしバフェット氏が、市場は崩壊し株価は今よりも格段に値下がりすると信じているなら、多額の投資資金を現金で保有しているということの説明がつく。

 

バフェット氏だけでなく、全米の富裕層が、突然、消費を控えていると金融系ケーブルテレビ局CNBCは今日報じている

 

不動産や小売店から、クラシックカーや美術品まで、現在、アメリカ経済において最も弱含みなのは最上位のセグメントだ。中産階級や一般消費者たちが消費を続けている中、エコノミストらは富裕層たちの間で突然、消費が停滞しており、これは残る経済にも波及して経済成長に歯止めをかける可能性があると語っている。

 

金融危機以来、高級不動産は最悪の年となっている。マンハッタンのような高級不動産市場は、6四半期、連続して売り上げが減少している。(不動産情報サイト)Redfinによると、今年第2四半期における150万ドル以上の価格がついている住宅の売り上げは、全米で5%以上下落している。全米で売れ残っている高級住宅やペントハウスは、特に高級リゾート地で増えており、コロラド州アスペンやニューヨーク州ハンプトンの高級物件は、3年分近くの在庫が売れ残っている。

 

 

経済危機が予期できる状況で取ることができる正しい対応は、消費を減らすことであり、経済ピラミッドのトップに位置する富裕層たちの多くは、まさに消費を控えている状況だ。

 

その一方で、何百万人に上るアメリカ人の多くは、米国経済の現状を理解していない。前回2008年に起きた金融危機を引き起こした原因は、すでに解決されたと信じているように見える。

 

ウォーレン・バフェット氏は、次の経済危機も正しく予言しているのか。その答え合わせは、次の金融危機や経済危機が起きた時に判明することになる。

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