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エリザベス女王がアンドルー王子の60歳の誕生日会をキャンセル:ジェフリー・エプスティーンの犠牲者弁護団はFBIに対してアンドルー王子に事情聴取を行うよう要請

エリザベス女王がアンドルー王子の60歳の誕生日会をキャンセル:ジェフリー・エプスティーンの犠牲者弁護団はFBIに対してアンドルー王子へ事情聴取を要望書を提出

大失敗に終わったBBCとのテレビ・インタビューの後に、アンドルー王子はバッキンガム宮殿から退去することが命じられ、また正式に(当分の間)公務からの引退を表明した。そして彼の母親であるエリザベス女王は、来年計画されていたアンドルー王子の60歳の誕生パーティーをキャンセルしたとSunday Timesが報じた

 

Sunday Timesによると、アンドルー王子へは、来年2月19日の彼の誕生日に、パーティーではなく、小さな家族だけの集まりが開かれる予定だと報じている。

 

今月行われたBBCとのテレビ・インタビューの中で、アンドルー王子はバージニア・ロバーツ・ジフレさんから彼女が未成年であった時に王子と性的関係を強要されたと責められていることについて、信憑性のない言い訳を繰り返した。また、人身売買や性犯罪で有罪判決を受けていたジェフリー・エプスティーンとの交友関係についても、言い逃れに終始した。

 

Sunday Timesは、アンドルー王子がBBCとのインタビューに応じることについて、エリザベス女王は承認していなかったと報じている。情報源である人物は、Sunday Timesに対して次のように語っている:

 

アンドルー王子は、(エリザベス女王と)母息子の会話を持ち、世間で議論を巻き起こしていること(自身への疑惑)について彼自身が説明する計画であることを女王に伝えていた。しかし詳細については一切説明していなかった・・・おそらく彼が行うべきだったことは、宮殿内で(彼がインタビューで語る内容について)完全な審査プロセスを経ておくべきだったということだ。

 

https://twitter.com/MollyJongFast/status/1198625178416275456

【訳】女王は、アンドルーの誕生パーティーをキャンセルする。彼にとっては明瞭なメッセージとなることは確実だ。彼は、もう2度と世界的な性的人身売買組織に関わらないだろう。

 

* * *

 

一方、ジェフリー・エプスティーンを訴えている犠牲者たちの代理人である弁護士団は、FBIに対してアンドルー王子に対して彼が長年ジェフリー・エプスティーンと交友関係があったことについて事情聴取するべきだと要請した。そうすることで、「犠牲者たちにとっての正義と説明責任」を実行することになると主張している。

 

弁護団の1人リサ・ブルーム弁護士は、英国のThe Telegraphに対して、アンドルー王子が公務から引退することは「素晴らしい」ことだと述べ、さらに彼は米国の捜査機関に協力する必要があるとも語った。さらにブルーム弁護士は次のように語った:

 

彼が王室の公務から引退するのは素晴らしいことだけれども、それは重要ではない。犠牲者に対する正義と説明責任こそが大切なことです。そのため、彼が警察に協力するつもりであると発言することが重要なのです。

 

The Telegraphはさらに次のように報じている:

 

ブルーム弁護士は、アンドルー王子が犠牲者の全ての代理人弁護士たちからの質問に回答するべきだと言う。特に、バージニア・ロバーツ・ジフレさんは、彼女が17歳のときに3回にわたってアンドルー王子との性的関係を強要されたと主張している。彼女の弁護士からの質問には回答するべきだとブルーム弁護士は語っている。

 

ジフレさんは、2001年3月10日に起きたことの詳細を語っている。ロンドンにあるナイトクラブTrampで、彼女は王子とダンスをし、その後、性的関係を持ったと彼女は主張している。

 

 

ジフレさんは、彼女が王子と一緒に写っている写真(上)を公開した。その中で、王子は彼女の腰に腕を回している。彼女は、この写真がギスレーヌ・マックスウェルの自宅で撮影されたと言っている。マックスウェルは、エプスティーンの元恋人であり、当時、エプスティーンに女性をあてがう「フィクサー」として活動していたと訴えられている。Business Insider

 

一方、エプスティーンを訴えている原告たちの代理人であるグロリア・アルレッド弁護士は、「無条件かつ即刻」、犠牲者たちが正義を勝ち取ることを支援する可能性があるいかなる証拠について提出するよう王子へ呼びかけた。メールやテキスト・メッセージ、カレンダーなどが証拠になりうるとし、王子のスタッフたちにも関係する情報を提供するよう呼びかけたとBBCが報じている。

 

アルレッド弁護士は、もし王子が自発的に情報を提供しない場合、エプスティーンの共謀者の1人として犯罪捜査の中で証言台に立つよう要請を受ける可能性があることや、原告側がエプスティーンに対して起こしている民事訴訟でも証言台に立たされる可能性があると語った。

 

アルレッド弁護士は次のようにも語っている:

 

私は・・・アンドルー王子から宣誓供述書を取る必要があるかについて、まだ決めてはいない。しかし、彼はそれ(証拠)をどの民事訴訟の中でも提供するべきだと私は言っている。彼の証言は民事訴訟の中でも(判決に)左右するものである可能性がある。

 

一方、英国王室を長年ウォッチしてきた記者で、雑誌Majesty(陛下)の編集長であるイングリッド・ソーワード女史は、先週木曜、アメリカのテレビ局CBSのインタビューに対して、次のようにコメントしている:

 

王家のメンバーに対して、怪しげな小児性愛者の人生に関わっているなど考えるべきではない。そんな考えは持つべきではない。

 

しかし、過去には、イギリス王室のメンバーであるチャールズ皇太子も、小児性愛者として報じられたTVスターのジミー・サビルと親交があったことが広く知られている。彼のテレビ番組に出演した未成年者の約300名が彼の犠牲者になったと言われており、英国史上最悪の小児性愛犯罪者の1人と報じられている

 

チャールズ皇太子(右)とジミー・サビル(左)

https://twitter.com/coyotee_e/status/1196488422883495936

https://twitter.com/shocka007/status/1198912534813691905

 

英国王室の人間が、小児性愛者と交友関係があるという「伝統」について批判するツイッター・ユーザは多い。

https://twitter.com/Just_Cat1/status/1198195072229105664

 

 

Photo via Daily Mail

 

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