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チャイナの映画館が再び全館閉鎖:武漢ウイルスの第2波を科学者たちが懸念

チャイナの映画館が再び全館閉鎖:武漢ウイルスの第2波を科学者たちが懸念

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のポスター(Image courtesy of Paramount Pictures)

北京政府は、この1ヶ月間、自国の経済を平常運転に戻そうと試みてきた。小売店は再開され、人々は外出を始め、ウイルスは収束し、工場は再開し、そして映画館ですら再オープンしたと報じられている。

チャイナ全土にある600近い映画館に対して、北京政府が段階的に営業を再開する許可を3月第3週に出したと報じられていた。しかし3月27日、北京市映画局は、全ての映画館に対して再び営業を中止するよう勧告したとハリウッド・レポーター誌が報じた

大手映画館運営会社の幹部は、ハリウッド・レポーター誌に対して次のように語っている:

今回の2度目の閉鎖は、1週間や2週間の問題ではない。彼ら(政府当局者)は映画館をまた再開しようとするときに、以前よりも増して慎重になるだろう。今回のことで、我々の業界はかなり後退することになるだろう。

北京政府は、今回、映画館を再び閉鎖した明確な理由を発表していない。その一方で、科学者たちは武漢ウイルスの第2波が4月末までに発生するだろう警告している

「封鎖を緩める時がきたが、感染の第2波の可能性に備えて我々は警戒する必要がある」と香港大学の疫学者であるベン・コウリングさんは語っている。

チャイナ全国には7万もの映画スクリーン数があるが、人々が最も映画館で映画を見る旧正月の週末、多くのチャイナ国内の映画館が閉鎖された。そして1月末までに全ての映画館が閉鎖された。この結果、今年1月と2月の映画興行収入は、昨年同期比で20億ドルも減少している。

北京政府が武漢ウイルスの第2波にどのように対応するかは不明である。もし政府当局が日常の経済活動の再開を延期し、国民の隔離を延期すれば、映画館運営チェーンや、ハリウッドの映画会社、そして世界中の映画産業にとって大きなダメージとなる。現在、ヨーロッパやアメリカの映画館も多くが閉鎖されており、武漢ウイルスがもたらす経済ダメージは、航空業界やレストラン業界、旅行業界に限らず、映画業界にも及んでいる。

世界の映画制作会社は、春いっぱいまで予定されていた撮影を延期している。その一つの例として、パラマウント・ピクチャーズは、2月、イタリアで予定していた「ミッション・インポッシブル7」の撮影を延期すると発表している。またワーナーブラザーズは、映画「ワンダーウーマン1984」の公開を、当初予定していた6月から8月中旬に延期している。これはつまり、アメリカ国内における映画館は、今年の夏が終わるまでほとんど興行が行われないことを示唆している。

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