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国防総省の「大量破壊兵器」研究予算が武漢ウイルス研究所に流れていた可能性が浮上|連邦議員が調査を開始

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ガイ・レシェンソーラー議員(AP Photo/Alex Brandon)

米下院のガイ・レシェンソーラー議員(ペンシルバニア州選出・共和党)は、国防総省における650万ドルの細菌兵器研究助成金が、ニューヨークにあるNPO組織を経由して武漢ウイルス研究所に拠出されていた可能性があるとして調査を進めている。ブライトバート・ニュースが独占スクープした。(しかしこのブライトバート・ニュースの記事タイトルをグーグル検索にかけても表示されない。独立系検索エンジンDuckDuckGo.comで検索すると1ページ目の最上位にこの記事が表示される。)

レシェンソーラー議員は、アメリカの納税者の資金がこの武漢ウイルス研究所に拠出されていたことについて「気分が悪くなる」とブライトバート・ニュースに語った。同議員は、国防総省のマイク・エスパー長官に対して問い合わせる書簡を送付した(以下):

459354222 Reschenthaler DOD… by bonafidr.com on Scribd

レシェンソーラー議員がブライトバート・ニュースに独占提供したこの書簡の中で、同議員は次のように記している:

アメリカの勤勉な納税者たちの資金が、この武漢ウイルス研究所へ送金されていたというのは気分が悪くなることだ。国立衛生研究所(NIH)からの助成金を凍結したトランプ大統領は全くもって正しいことをした。

武漢ウイルス研究所にアメリカの納税者たちの資金(*)を拠出していたのと同じ組織EcoHealth Allianceへ、国防総省の650万ドルもの助成金が認可されていたことは、深く憂慮すべきことだ。私がこの書簡を国防総省へ送付した理由は、国防総省の助成金がこの武漢ウイルス研究所へ拠出されたか否かについて、我々は真相を突き止めなければいけないからだ。この研究所は、COVID-19アウトブレークの震源地である可能性がある。中共が発生源を隠蔽していること、そしてCOVID-19が世界に突きつける脅威について考えると、納税者の資金が彼らの活動を支援するために使われていないことを確実にすることは必須である。

(*国立衛生研究所からの助成金740万ドル。)

この書簡の中で、レシェンソーラー議員はさらにEcoHealth Allianceと国防総省との関係について詳細に記している:

国防総省が2017年にEcoHealth Alliance Inc.へ拠出した助成金について貴殿(エスパー長官)が注目するようこの書簡を送付した。この組織は武漢ウイルス研究所と協働してきた履歴がある。複数の報道では武漢ウイルス研究所がCOVID-19アウトブレークの震源地と関係している可能性が指摘されている。・・・

2017年、国防総省は、「支援目録12.351 –科学研究–大量破壊兵器との闘い(Assistance Listing 12.351 – Scientific Research – Combating Weapons of Mass Destruction)」という中で、EcoHealth Allianceへ650万ドルの助成金を承認している。この助成金の説明には、「コウモリ由来の人獣共通感染症が西アジアで発生するリスクを理解するため」と記載されている。2020年3月23日、EcoHealth Allianceは、彼らの研究を継続するために(分割払いで拠出された)助成金の最後の支払い金額150万9531ドルを受け取っている。彼らの研究は2022年10月に完了すると計画されている。

連邦政府が一般公開している情報からは、この国防総省がEcoHealth Allianceへ拠出した650万ドルの助成金が、武漢ウイルス研究所へ流れていたかは不明であるとブライトバート・ニュースは報じている。

* * *

一方、Dr.ファウチが所長を務める国立アレルギー研究所(NIAID)から武漢ウイルス研究所へ合計740万ドルの助成金が承認されていたことについては、すでに明らかとなっている

この助成金については、現在、国立衛生研究所(NIH)が調査を進めていると報じられている

国立衛生研究所(NIH)の委託研究を統括するDr.マイケル・ラウアー副所長は、EcoHealth Allianceの関係者たちへeメールを送付していることが明らかとなっており、その中でEcoHealth Allianceへ拠出された助成金が調査対象になっていると伝えている。その理由は、納税者の資金が武漢ウイルウ研究所へ拠出されたためと記されている。

ラウアー副所長が4月19日にEcoHealth Allianceへ送ったeメールには2つの非常に重要な意味がある。

まず第1に、連邦政府当局が新型コロナウイルスは武漢の研究所から漏れ出たものである可能性があると確信していることについて、米国政府内部の人間として初めて公に認める内容となっている。トランプ大統領は、4月30日、記者からの問いかけに対して武漢ウイルス研究所からウイルスが発生したことを示す証拠を見たと答えている。しかし具体的にどのような証拠かについては、「発言することが許されていない」と語っている。ラウアー副所長はこのeメールをトランプ大統領による発言の11日前に送信している。

そして第2に、ラウアー副所長はeメールの中で、この助成金が武漢ウイルス研究所への資金提供に関連しているため停止されるとEcoHealth Allianceに伝えていることである。

ラウアー副所長が4月19日にEcoHealth Allianceへ送ったeメールには次のように記されている:

EcoHealth Alliance, Inc.は、「コウモリ由来のコロナウイルスの出現リスクを理解する」という表題の付けられた国立衛生研究所(NIH)の助成金の受領者である。この補助金の下請けの受領者の一つは武漢ウイルス研究所であると我々は理解している。武漢ウイルス研究所はコロナウイルスとコウモリとの相互関係について研究していると我々は理解している。科学コミュニティーは、COVID-19感染症を引き起こすこのコロナウイルスが、COVID-19パンデミックが始まった武漢でコウモリから人に飛び移ったと確信している。現在起きている災禍は、武漢ウイルス研究所がCOVID-19の原因となるコロナウイルスを放出したことが引き金となったという主張が複数行われている。こうした様々な懸念から、我々は連邦政府のプログラムに武漢ウイルス研究所が参加することを差し止めるよう進めている。

ラウアー副所長は、調査が継続して行われている間、武漢ウイルス研究所への資金拠出を停止するようEcoHealth Allianceへ指示を出している。

このラウアー副所長がEcoHealth Allianceへ送信したeメールの内容が報じられると、米国の諜報機関はこのウイルスが武漢にあるこの研究所から放出された可能性があると全諜報機関が全会一致で確信していると公に発表している。

国家情報長官(DNI)代理のリチャード・グレネル氏の事務所は、諜報コミュニティーを代表した声明を発表している:

そして、4月24日、国立衛生研究所(NIH)はEcoHealth Allianceへ承認された全ての助成金を停止することを伝えるeメールを送信している。

冒頭で紹介したレシェンソーラー議員が国防総省のエスパー長官に宛てて送った書簡では、国立衛生研究所(NIH)がEcoHealth Allianceへ承認した助成金と、国防総省がEcoHealth Allianceへ承認した助成金の類似性について指摘している:

貴殿(エスパー長官)も気がついているだろうと思うが、4月24日、国立衛生研究所(NIH)は、EcoHealth Allianceがアメリカの納税者の資金を武漢ウイルス研究所へ流していたことを示す報道が行われて以降、同組織への助成金を全て停止した。国立衛生研究所(NIH)の助成金は、コウモリから人へ感染するコロナウイルスに関する研究のためのものだったと私は理解している。・・・

EcoHealth Allianceが国立衛生研究所(NIH)から助成金の認可を受けた研究と、2017年の国防総省の助成金との間には類似性がある・・・

  1. 国防総省がEcoHealth Allianceへ拠出した助成金の一部でも、もしくはその他の国防総省の助成金受領者の中で、武漢ウイルス研究所もしくはいかなる中華人民共和国の調査研究所と共同作業を行うために拠出もしくは利用されたものは存在するか?
  2. もし存在しない場合、国防総省は自らの助成金が武漢ウイルス研究所やその他の中華人民共和国の研究所により使われていたか否かを判断するためにどのような手続きを踏んでいるのか?
  3. もし存在する場合、国防総省はアメリカ人の資金がこれ以上武漢ウイルス研究所やその他の中華人民共和国の研究所により確実に使われないようにするために何を行っているのか?

EcoHealth Allianceは、Politicoからの問い合わせに対して次の声明を発表している:

我々は、パンデミックを防ぐために重要な科学研究を行うために、米国そして25か国以上において、連邦政府の資金提供機関により事前承認を受けた複数の組織と活動を行っている。国立衛生研究所(NIH)の(拠出金の停止という)意思決定の論拠を理解するために、我々はNIHと対話を行う計画である。

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