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中共政府は国際保健規則の通知義務に違反し、新型コロナの発生を自らWHOに報告していなかったことが判明|WHOはテドロス事務局長の発表と矛盾する声明をウェブサイトに掲載

中共政府は新型コロナの発生を自らWHOに報告していなかったことが判明|WHOはテドロス事務局長の発表と矛盾する声明をウェブサイトに掲載

マイケル・マコール下院議員(Photo via Flickr)

 

中共政府関係者や世界保健機関(WHO)職員が当初主張していた内容に反し、チャイナは2019年末、新型コロナウイルス(武漢ウイルス)が発生したことについてWHOに自ら報告していなかった。今週、WHOが新型コロナウイルスの感染拡大を時系列にまとめた声明を「更新」し、この事実を認める内容に修正している。この声明から、WHOの職員たちは新型ウイルスの存在を米国のウェブサイトに掲載された情報から知ったことが示されている。The Washington Free Beaconがこのことを報じた

 

今週、WHOは武漢ウイルスの感染拡大について時系列にまとめたタイムラインを「更新し、テドロス事務局長を含むWHO幹部たちによるこれまでの発言を否定する情報を公式ウェブサイト上に発表している。テドロス事務局長は、チャイナが新たに発生している病気について自らWHOに報告したと何ヶ月にもわたって主張していた。

 

チャイナとWHO内部における親中派職員たちは、様々なインタビューや記者会見で、チャイナはこのウイルスについての情報をWHOに提供したと主張してきた。しかしこの主張は誤りだったことをWHO自身の公式ウェブサイトが認める声明を掲載した。このようにWHOが過去の関係者による発言を否定する情報を掲載したことは、チャイナがウイルスに関する情報を隠蔽し、当初それをWHOに報告しなかったと結論づけた米国連邦議会の最近の調査結果をさらに信憑性の高いものにしている。

 

WHOの加盟国は、「原因を問わず、国際的な公衆衛生上の緊急事態(Public Health Emergency of International Concern: PHEIC)を構成する恐れのあるすべての事象」をWHOへ通告することが国際保健規則(IHR)で義務付けられている。「各国においてPHEICに関する評価を⾏ってから24時間以内にWHOに通告する義務」がある。

 

今週「更新」されたWHOのウェブサイトでは、WHO職員たちが最初にこの新型ウイルスについて知ったのは2019年12月31日であり、武漢で勤務している医師たちが米国のウェブサイトに投稿した情報からその情報を知ったと記されている。これは、WHOが更新前に発表していた時系列情報と矛盾している。古い時系列情報では、2019年12月31日、「武漢市衛生健康委員会(Wuhan Municipal Health Commission)が湖北省武漢で肺炎のクラスター事例を(WHOに)報告した」と記されていた。

 

アメリカ国内の様々なメディア、特に左派に偏ったCNNやAxiosなどが、このWHOによる誤った発表を信じそのまま報じていた。

 

チャイナの政府関係者や国営メディアもまた、中共政府が12月31日かその前後にWHOに通知したと主張してきた。しかし、最近になって中共政府関係者はこの主張をしなくなっている

 

マイケル・マコール下院議員(テキサス州選出・共和党)は、このウイルスについて自らWHOに報告したというチャイナによる嘘を最初に暴いた議員の一人。マコール議員は、米下院外交委員会の有力議員であり、連邦議会におけるチャイナ・タスク・フォースのメンバーでもある。このウイルスの発生源について先月公表された連邦議会の暫定調査報告書は、WHOがこのウイルスについてオンラインに掲載された複数の投稿から初めて知ったという事実を最初に明らかにしていた。

 

マコール下院議員はThe Washington Free Beaconに対して送った声明の中で次のように記している:

 

WHOとチャイナ共産党の両方が、パンデミックの発生源に関する私の暫定報告書を読んでいること、そして世界に対してようやく真実を認めていることを知って嬉しいーー中共政府は、WHO規則に違反し、決してこのウイルスの発生についてWHOに報告していなかった。

 

新たに疑問となるのは、中共政府が自分たちは世界に警告したという主張を続けるために、虚偽情報のプロパガンダ・キャンペーンを続けるつもりだろうかということだ。それとも、彼らは自らの誤りを認め、人を死にいたらしめるこのパンデミックの真相を明らかにするために世界の保健衛生コミュニティーと協力し始めるだろうか。

 

マコール下院議員が発表したこの調査報告書は、チャイナが自らこのウイルスについて報告していたという誤った主張について、WHOのテドロス事務局長がチャイナの発言をそのまま繰り返していたことを明らかにしている。

 

この調査報告書は次のようにしめくくっている:

 

テドロス事務局長は、中共政府の指導者層たちを批判から守るために、積極的に擁護する行為に関与していた。このことは、世界がこのウイルスについて理解することにマイナスの影響を与え、世界による対応の取り組みを妨害した

 

マコール下院議員が発表した調査報告書は次のように指摘している:

 

(WHOが当初発表した時系列情報は)WHOのチャイナ事務局が、中華人民共和国の公衆衛生当局ではなく、ジュネーブにあるWHO本部から通知を受けたという事実を省いている。・・・

 

テドロス事務局長のコメントは、武漢もしくは中華人民共和国がこの流行発生(アウトブレーク)についてWHOに通知したと示唆しているようだが、これは真実ではない。

 

 

 

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