英国は香港との犯罪者引渡条約を正式に停止
英国政府は、香港との犯罪者引渡条約を「即時かつ無期限に」停止すると正式に発表した。英国は、米国やその他の英語圏国家に続いてチャイナとの外交戦争の口火を切ったようだ。
Sky Newsは次のように報じている:
英国は、香港との犯罪者引渡条約を停止した。これは、香港に対して議論を巻き起こしている新たな安全保障法をチャイナが強制したことを受けた動き。
ドミニク・ラーブ外相は、月曜、下院(庶民院)に提出した声明の中で「必要かつ相応な」方策であると発表した。
チャイナは、以前、英国が香港との犯罪者引渡条約を停止すれば、独自の対応策で断固とした応酬を行うと宣言していた。しかし具体的にどのような応酬を行うかは依然として不明となっている。
UK suspends extradition treaty with Hong Kong in wake of new Chinese security law https://t.co/MEeklRNx50
— Sky News (@SkyNews) July 20, 2020
【訳】英国は、新たなチャイナの安全保障法を受けて、香港との犯罪者引渡条約を停止。
チャイナ国営メディアである環球時報の英語版、Global Timesは、月曜に英国政府が香港との犯罪者引渡条約の停止を発表することを見越して、前日に英国を非難する論説記事を掲載していた:
#Opinion: London buries 'Golden Era' of friendly interactions with China. https://t.co/ngyZ35EcvW pic.twitter.com/Xxo25zGvcd
— Global Times (@globaltimesnews) July 20, 2020
【訳】論説:ロンドン(英国政府)はチャイナとの友好的交流を行っていた「黄金時代」を葬り去る。
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