エチオピア航空のボーイング777型貨物機が上海国際空港に着陸中に大炎上
エチオピア航空のボーイング777型機の貨物機が、水曜、上海浦東国際空港に着陸中に大炎上した。
エチオピア航空は、ブルームバーグ通信にメールで送信した声明の中で、この貨物機が「上海発・サンパウロ-サンティアゴ行きの通常貨物サービスの運行中だった」と語った。また、この声明の中で、この機体に搭乗していたクルーと地上勤務の職員たちは無事であり、これまでのところけが人は報告されていないと語った。エチオピア航空は、地元当局がこのインシデントを調査中であるとも語った。
フライト記録(以下)によると、この貨物機はブリュッセルを出発して上海に着陸しようとしていたようだ。
エチオピア航空の機体が炎上する様子を撮影した写真や動画が、チャイナのSNS上で拡散している。火災はメインデッキで発生し、胴体を一部焼き尽くしているように見える。
これは炎上する貨物機を近くで撮影した動画:
Another video of the burning Ethiopian 777F at Shanghai circulating on Chinese social media show the airport fire department on scene and the fire seems to be under control. #BreakingNews #AvGeek pic.twitter.com/OcP0pxNcd8
— FATIII Aviation (@FATIIIAviation) July 22, 2020
ツイッター・アカウント名「Phil Heard」は、2015年にエチオピア航空の787ドリームライナーが同じような火災インシデントを起こしていたと投稿している:
Shades of Heathrow in 2015 when a short circuit caused a fire on an Ethiopian 787 Dreamliner parked off stand. That was salvageable. This 777, no… https://t.co/Stu6sYdlaE pic.twitter.com/ctMV0Bumy6
— Phil 'Heard' Immunity 💉💉💉 (@Heardofbleat) July 22, 2020
また、ツイッター・アカウント名「FATIII Aviation」は、上海国際空港を「離陸もしくはそこに近付く機体は現在のところ一機もない」とツイートしている:
#Breaking latest NOTAM showing all 4 runways at Shanghai Pudong is currently closed. No aircraft taking off or approaching at the moment. #AvGeek pic.twitter.com/H1WhpgW6xU
— FATIII Aviation (@FATIIIAviation) July 22, 2020
現在、2度の墜落事故を起こし飛行停止になっているボーイング737 Max型機は、2021年初頭まで運行は再開されないと昨晩ウォールストリート・ジャーナル紙が報じたため、水曜、ボーイング社の株価は時間外取引で前日よりも下げて取引されている。
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