ハンター・バイデンのeメール公開に関する「メディア戦略」の陰にスティーブ・バノン氏|「まもなく複数のメディアがさらなる報道を始めるところだ」
元ホワイトハウス首席戦略官のスティーブ・バノン氏は、最近Revolverと行ったインタビューの中で、ハンター・バイデンのノートパソコンの中身を連携して報道する「メディア戦略」を立案したのは彼であることを認めた。それだけでなく、さらにより多くのことがこれから報じられるだろうとも語った。
今年のオクトーバー・サプライズの立案者は、スティーブ・バノン氏だった。
背景情報を簡単にまとめると、NYポスト紙は、ジョー・バイデン大統領候補の息子であるハンター・バイデンのハード・ドライブを、ルーディ・ジュリアーニ氏から入手し、そこから見つかった証拠をもとに衝撃のスクープ記事を報じた。ハンター・バイデンのノートブックパソコンを修理する依頼を受けた修理店オーナーは、当初、そのパソコンをFBIに通報していたが、何の連絡もなく時間だけが過ぎていたため、ルーディ・ジュリアーニ氏の弁護士に連絡をとっていた。そして、このパソコンから見つかったeメールは、バイデン一族がウクライナやチャイナとの汚職に手を染めている証拠を露わにしていた。しかし修理店オーナーがFBIから連絡がなくしびれをきらしていた頃、ウクライナゲート疑惑がかけられたのはジョー・バイデン元副大統領ではなく、トランプ大統領であり、彼に対する弾劾裁判が進められていた。
ブライトバート・ニュースの元記者であるリー・ストラナン氏は、バノン氏に多少の恨み節がある人物であるが、今回のことについて次のように語っている:
I have many criticisms of Bannon, like ignoring my warnings in 2017 the Ukraine story was going to be a big deal.
— Lee Stranahan (@stranahan) October 18, 2020
but…
I can't think of a single example of him saying he had the goods on the story that didn't pan out.
If he says a lot more is coming he's not shooting blanks.
【訳】私はバノンについて批判したいことがたくさんある。たとえば、私が2017年にウクライナ報道が大ごとになるぞと警告したのに彼はそれを無視した。
しかし・・・
彼がネタがあると言ったときに、計画が成功しなかったことは一度たりともあった記憶がない。
彼がもっとたくさんのことが表に出ると言う時、彼はハッタリをかましているのではない。
以下は、Revolver.comに掲載されたスティーブ・バノン氏へのインタビュー記事を邦訳したものである。
* * *
『バノンへRevolver Newsが独占インタビュー:ハンターのハード・ドライブと次に何が起きるかについて』(原題:Bannon Speaks to Revolver News in Exclusive Interview on Hunter’s Hard Drive and What Comes Next)|Revolver|10月17日掲載
(太字強調は訳者)
NYポストは、先週、ハンター・バイデンのハード・ドライブから衝撃的な資料を公開し、政治の世界に嵐を巻き起こした。それら資料は、汚職、性的に堕落した悪行、それ以上のことを示している。NYポストは、元NY市長のルーディ・ジュリアーニの弁護士からこのハード・ドライブを入手したと報じた。ジュリアーニの弁護士は、コンピュータ修理店の男性からハード・ドライブを受け取った。そして元ホワイトハウス首席戦略官のスティーブ・バノンが、7月(*)、このハード・ドライブの存在をNYポストに伝えていたと報じた。(*訳者注:9月の間違いか?以下のNYポストの記事には「9月末」と記載されている。)
しかしこのコンピュータ機器を(FBIに)引き渡す前、修理店オーナーはハード・ドライブをコピーし、その後それをルーディ・ジュリアーニ元市長の弁護士であるロバート・カステロ氏に渡したと彼は語った。
トランプ大統領の元顧問であるスティーブ・バノンは、NYポストにそのハード・ドライブの存在を9月末に伝え、ジュリアーニはそのコピーをNYポストに(先週の)日曜日に提供した。[NY Post]
スティーブ・バノンは、アメリカのビジネス界、ウォール街、中国共産党、そしてアメリカの政治支配層の間における腐敗と汚職に精通しているため、このプロジェクトに関わることになったとRevolver Newsに明かした。そしてバノン氏は、ハンター・バイデンのハード・ドライブに含まれていた情報を「一般公開するための計画を練り上げ、実行した」のは自分であることを明かした。このような大統領選挙にとって衝撃的に重大な問題を詳しく知るバノン氏に対して、Revolverは、ハンターのハード・ドライブの中身について、そしてそれらが公開されることでもたらされる政治的な影響についていくつか質問を行った。
Revolver:このハード・ドライブの中で、最も有罪を示すものは何でしょうか?ルーディ・ジュリアーニ氏は、違法な事柄を示唆しています。またRevolverが報じているように、このハード・ドライブの担当であるFBI職員は、児童ポルノ捜査部門に所属しています。こうした報道がどれほど深刻なものか、もう少しその本質を教えていただけませんか?
バノン氏:ジョー・バイデンは嘘つきで、詐欺師、そしてチャイナの資金に屈している。手短に言うと、彼は国家安全保障クライシスだ。このハード・ドライブにはeメールとテキスト・メッセージが含まれており、それらは中国共産党(CCP)に支配された複数の企業とどっぷり関与していることを示している。また、これには2万5000枚の画像も含まれており、それらは麻薬にイカれた、堕落したライフスタイルが映し出されている。まともで勤勉なアメリカ人であれば、このような人物にはホワイトハウスに近づいて欲しいと思わないだろう。
Revolver:FBIはこのハード・ドライブを1年近くも保管しているのですか?その理由がなぜだか推測はついていますか?彼らが犯罪捜査を行うことに真剣に興味を示していたという何かサインはあったのでしょうか?実際のところ、ハード・ドライブには違法な資料が保存されているのですよね?もしそうでなければ、なぜFBIはこのような情報をただ単に保管しているのでしょうか?
バノン氏:大統領は、FBI長官に突きつけなければいけない。なぜ、このハード・ドライブに保存されている情報について迅速に捜査が進められなかったのかと。もし、ハード・ドライブを押収した2019年11月にその内容が公開されていれば、トランプに対する弾劾裁判は行われていなかっただろう。そしてバーニー・サンダースが民主党の大統領候補に指名されていただろう。大統領は、この週末中に大統領執務室でFBI長官にこの質問を突きつけるべきだ。もしレイFBI長官が万全な理由を持ち合わせていないならば、彼はその場で即、解任されるべきだ。
Revolver:ベストの見積もりとして、どれくらいの数の外国のスパイ機関が、このハード・ドライブの中身を保有していると思いますか?例えばチャイナのスパイ機関とか?
バノン氏:このハード・ドライブに記録されている行為こそ、我々の敵が何を把握しているのかアメリカ国民が理解しなければいけないことだ。バイデンに接触するために支払われた現金と株式、その現金の代わりに行われた見返り、麻薬、道徳的に腐敗した悪行。中国共産党、ロシアのスパイ機関、イラン革命防衛隊の諜報機関——彼らはバイデン一族が簡単に金になびくということを知っている。
Revolver:ハード・ドライブの中身が大統領選挙前に公開されると期待してもよいでしょうか?もしそうなら、選挙結果に影響を与えるほど、実際に人々はその中身に十分関心を持つようなものでしょうか?
バノン氏:バイデン一族は、まもなく複数のメディアによる複数の報道に遭遇するだろう。これらメディア機関の情報ソースは、このハード・ドライブだけではないそれ以上の証拠に基づいている。Foxとピーター・シュヴァイツァーはすでに報道を始めた。しかしより規模の大きい大手メディア企業が加わるだろう。我々は、すでに全てを公開するための様々な装置を起動した。
Revolver:このハード・ドライブのことを「ロシアのデマ情報」と呼びその信用を落とそうとする動きについてあなたの意見をお聞かせいただけますか?いずれにしても、重要なのはバイデン支持派のメディアがこれを「デマ情報」と呼んでいることではなく、重要なのはそれが真実であるか否かということです。バイデン陣営は、このハード・ドライブに関してかけられている容疑について、事実認否を明確に行っているのでしょうか?
バノン氏:NYポスト社のルーパート・マードックのチームは、全てのメディアの中でもトップレベルで洗練され、タフである。彼らは(eメールの)メタデータを入手し、そしてこの報道を行うことを承認した。ロシアの(デマ情報という)言い訳——実際これは言い訳にすぎない——は、Foxが(ハンター・バイデンの)eメールのやり取りに入っていた人物に情報を確認した時点で崩壊している。バイデン陣営は、いまだこれらeメールや写真が本物ではないとは発言していない。その理由?ハンターの弁護士が、このハード・ドライブを取り戻そうとするeメールを複数送信している。これら(eメールや写真)は本物だ——バイデン一族はこれらが本物であることを知っている——そして彼らはこの現実に向き合わなければいけなくなるだろう。
(インタビュー記事はここまで)
* * *
そして早速、OANがこのeメールの情報を今晩報じるとツイートしている:
On my way to pick up the emails
— Jack Poso 🇺🇸 (@JackPosobiec) October 18, 2020
We release tonight. @OANN
【訳】このeメールを受け取りに向かっている途中だ。
我々は今晩、公開する。
【関連記事】
【スクープ報道】ハンター・バイデンは副大統領の父親ジョー・バイデンをブリズマ社の重役に紹介していた|決定的証拠eメールをNYポスト紙が入手
【NYポスト砲・第2弾】ハンター・バイデンはチャイナから「紹介料」だけで数百万ドルを受け取っていた|新たに公開されたeメールはチャイナとの不正取引の詳細を記す
大手メディアと民主党は、ハンター・バイデンのeメールを「ロシアによる陰謀論」と全否定|しかしハンター・バイデンの代理人と名乗る弁護士がノートブックを取り戻しに10月13日(NYポスト記事掲載の前日)に修理店に電話をかけていた
バイデン元副大統領、息子を隠れみのに中国とウクライナから資金受領か:汚職関連訴訟が進行中
オバマ政権の閣僚は「汚職の連続」とジュリアーニ氏が新たな暴露:中国がバイデン副大統領を「買収していた」と主張
米バイデン元副大統領親子に資金洗浄疑惑が浮上:ジュリアーニ元NY市長が証拠はあるとツイート
【ドキュメンタリー動画】ジョー・バイデン候補の息子は、チャイナ政府や人民解放軍と複数のビジネス契約を締結。アメリカの国家安全保障を危機にさらしている
BonaFidrをフォロー