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ポンペオ国務長官がEU訪問を突然キャンセル——国会議事堂内で起きた暴動を理由にトランプ大統領関係者たちへのパージが始まる

ポンペオ国務長官がEU訪問を突然キャンセル——国会議事堂内で起きた暴動を理由にトランプ関係者たちへのパージが始まる

VoAでスピーチを行なうポンペオ国務長官。2021年1月11日撮影。(Photo via Flickr)

ポンペオ国務長官は、今週水曜予定していたEU訪問を突然キャンセルした。キャンセルの理由は、アメリカの国会議事堂内で起きた暴動により、EUの指導者たちがポンペオ国務長官に面会することを拒否したためと報じられている。

 

ロイター通信は次のように報じている:

ルクセンブルクの外相、そしてEUの上層部が、彼と面会することを拒否した。欧州の外交官やその他、事情を知る人たちが本件について語った。

 

EU訪問の計画は、12日(火曜)に白紙撤回された。ポンペオ国務長官は13日(水曜)にブリュッセルに到着する予定だった。表向きは、バイデン政権への移行を支援するためにポンペオ国務長官はワシントンにとどまることにしたと説明されている。

【訳】たった今入った情報:ポンペオ国務長官は、EU訪問をキャンセルし、8日後のバイデンへの移行を支援するためにワシントンにとどまる予定。

 

ペンス副大統領も、今週、訪問予定をキャンセルしている。ポンペオ国務長官は、明日、ブリュッセルに到着する予定だった。

 

+++

 

ポンペオ国務長官がバイデンの1月20日の就任式に参加するかは不明。ペンス副大統領は参加する予定。

 

ポンペオ国務長官は、ルクセンブルクでジャン・アッセルボルン外相やその他のEUの指導者たちと面会すると思われていた。

 

ロイター通信はさらに次のように記している:

ポンペオは、当初、ルクセンブルクを訪問する計画だったが、現地の政府関係者たちが彼との面会の予定を組むことに難色を示したため、この訪問は破棄されたと、1人の外交官が語った。ブリュッセル訪問部分は、最後までキャンセルされなかった。・・・

 

情報源となる3人目の外交官は、先週、ワシントンで発生した暴力事件を受けて、同盟諸国はポンペオ国務長官のことを恥ずかしいと感じていると語った

(太字強調は編集部)

 

米国の民主党の政治家や彼らに同調する共和党の政治家、そしてメディアやSNS企業、さらには銀行や航空会社に至るまで、国会議事堂で起きた暴力事件はトランプ大統領や彼の支持者たちの責任であると一斉に非難している。欧州の政治家たちも、その流れに同調しているようだ。

 

■ トランプ支持者たちへの攻撃を始めた企業

 

アメリカの企業によるトランプ支持者たちへの「攻撃」も始まっている。ユナイテッド航空は、離陸を待つ機内でアメリカ国家を歌った乗客たちを全員下ろしている。

 

【訳】ユナイテッド航空は、乗客を1人残らず機体から追い出した。その理由は、彼らが国歌を歌ったからだ。

 

この直前、私が乗っていたアメリカン航空の飛行機では、わずか10秒だけ「USA」コールが起きただけで、アメリカン航空は着陸すると脅した。何が起きているか全体像がわかる?

 

チャック・シューマー次期上院院内総務(民主党)は、トランプ支持者たちを飛行機に乗せないための「飛行禁止リスト」を呼びかけている。

【訳】新情報:チャック・シューマー上院議員は、アメリカ国会議事堂を急襲した暴力的な暴徒たちを「飛行禁止リスト」に記載するよう呼びかけた。

 

「私たちは、こうした同じ暴徒たちを飛行機に乗せ、さらなる暴力や破壊行為を許すことはできない」。

 

 

■ トランプ陣営や彼を支持する共和党議員への政治資金を停止し始めた企業たち

 

ウォール街の銀行も、トランプ大統領の選挙キャンペーンとのビジネス関係を断ち、ひいては共和党全体への支援も打ち切り始めている。決済サービス企業のStripeは、トランプ選挙キャンペーンへの寄付金の支払い処理を停止している。(このStripe社には、最近ツイッターのセキュリティー部門トップに採用されたホワイト・ハッカーの「マッジ」が勤務していたことでも知られている。)

この他にも、ゴールドマンサックス、コカコーラ、フォード、コムキャスト(ケーブル会社の大手)、アメリカン・エキスプレス、AT&T、JPモルガン・チェース、ダウ、アメリカン航空、マリオット・ホテルなどが、先週の暴動を受けて、トランプ大統領や彼を支持する共和党議員たちへの政治資金を停止していると報じられている

 

■ 国会議事堂の暴動は誰が仕掛けたのか?

 

しかし、大手メディアの中で真実の報道を続けている数少ないジャーナリストの1人であるCBSニュースのキャサリン・ヘリッジ記者は、他の主流メディアが報じるストーリーとは異なる情報を伝えている。「暴動はトランプ大統領に煽動された支持者たちが起こしたもの」という、左派メディアが主張するストーリーほど単純なものではなさそうだ

 

以下はヘリッジ記者が投稿したツイート:

 

【訳】#国会議事堂 時系列:水曜の出来事で重要な時間帯である12:30-13:15に注目が集まっている。大統領が支持者たちに演説を行なっていた間+そして彼が演説を終える前、1つの集団はすでに国会議事堂の敷地内に侵入しようとしていた。1つ目のパイプ爆弾は共和党全国委員会で発見された(12:45 p.m.)+2つ目のパイプ爆弾は民主党全国委員会で発見された(13:15 p.m.)。 

 

分析:パイプ爆弾は、ファースト・レスポンダー(最初に駆けつける警察や救急隊など)を国会議事堂から引き上げさせ、さらにセキュリティー体制を弱めるための活動であった可能性がある。または避難する議員たちに重傷を負わせるための活動であった可能性がある。写真:簡易爆発物(IDDs)も、国会議事堂近くで発見された。パイプ爆弾と関係があるのか、それとは別なのかは不明。

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