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パリ協定のCO2削減目標を達成するには2年毎の世界的ロックダウンが必要——グローバリストの本音を英国ガーディアン紙が掲載

パリ協定のCO2削減目標を達成するには2年毎の世界的ロックダウンが必要——グローバリストの本音を英国ガーディアン紙が掲載

「2年毎の世界的ロックダウンが必要」と見出しのついた修正前の記事(Screenshot via The Guardian)

グローバリストの広報紙として知られる英国ガーディアン紙は、気候変動から地球を救うためには2年毎の世界的ロックダウンが必要であるとする「研究結果」を3月3日(水曜)に掲載した。

 

以下はその記事のタイトル(冒頭はその画像):

パリ協定のCO2削減目標を達成するには2年毎のグローバル・ロックダウンが必要 ― 研究

 

この記事は、英国の国立大学であるイースト・アングリア大学の研究者チームが雑誌「ネイチャー」に発表した研究結果を紹介している。この研究者チームは、地球温暖化を緩和するには、最近実施された世界的ロックダウンで削減されたCO2排出量と同程度の排出削減を、「大まかに2年毎に」実施する必要があると結論付けている。

 

ただし、この研究では、CO2の排出量を削減するための手段として、世界的ロックダウンを提唱してはいない。ガーディアン紙の記事タイトルは、研究内容を歪めて報じた偏向報道である。実際、この研究では「全く異なる方法」を呼びかけている。

 

ガーディアン紙はこの偏向報道(むしろ捏造記事)に対する批判を受け、記事のタイトルを変更している。

 

変更前の記事タイトルのスクリーンショット(左)と、変更後の記事タイトル(右)を投稿したツイート:

 

変更後の記事タイトル(以下)は、恐怖を煽る度合いが比較的、弱められている:

新型コロナ期間中に削減された排出量と同程度が2年毎に必要 ― 研究

 

https://twitter.com/hayley_stev/status/1367225502583390212

【訳】明らかに、元々の記事見出しがひどいものだと思ったのは私だけではなかった——ガーディアンはタイトルを変更し、私たちが2年毎にロックダウンを行う必要があると示唆する部分を削除した。👏👏

 

新型コロナ期間中に削減された排出量と同程度が2年毎に必要 ― 研究

 

英国のガーディアン紙は、これまでにも気候温暖化の恐怖を煽る過度な誇張報道を行なってきた過去がある。例えば、同紙は、地球温暖化が原因で、2020年までに人類は「数百万人」が死に、ヨーロッパの大都市は海面下に沈み、核戦争が起きると2004年2月22日に報じている

 

この2004年に行われたガーディアン紙の「予言」を覚えていた人物が、2020年まで残すところ5日の時点で以下の投稿を行なっていた:

【訳】みんな覚えてるか。英国が「シベリアのような気候に陥る」まであと5日。

 

人類は1980年代までに大飢饉が起きると私たちに言っていたのと同じ信頼できる人々がそう言っていた。彼らは2013年までに北極は「氷なし」の夏になると言い、そしてグレタ・トゥーンベリを担ぎ出した人たち。

 

* * *

 

そして今回のガーディアン紙による捏造記事が掲載されるわずか数日前、世界経済フォーラムの公式ツイッター・アカウントが、ロックダウン(都市封鎖)を称賛するメッセージを投稿し大炎上している。

 

【訳】(世界経済フォーラムの投稿)ロックダウンは、世界中の都市を静かに改善している。

 

(@PrisonPlanetの投稿)それを宣言してしまった。未来は「気候のためにロックダウン」されることになるだろう。

 

世界経済フォーラムは、世界の都市から人々の姿が消えたことで、「静けさ」と浄化された空気が戻ってきたことを称賛する動画を添付していた。しかし、ネット上でこの投稿が大炎上したことで、世界経済フォーラムはこのツイートを削除している。

 

元の投稿を削除すると発表する世界経済フォーラムの公式アカウントによる投稿:

【訳】我々は、このツイートを削除することにする。ロックダウンは、世界中の「都市を静かに改善」してはいない。しかし、ロックダウンは、COVID-19に対する公衆衛生上の対応の重要な一部である。

 

しかし、フロリダ州のロン・デサンティス知事は、新型コロナの感染拡大を抑制するのにロックダウンは効果がない」と明言している。統計学者のウィリアム・M・ブリッグス氏は、ロックダウン(都市封鎖)がコロナの感染予防につながるどころか、むしろ感染スピードを早めている指摘している

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