黒人の元警察官がBBCに出演し民主党を非難:「バイデンはバカ者だ。亡くなった黒人たちに便乗している」
アリゾナ州の元警察官で、現在は保守系政治コメンテーターとして活躍するブランドン・テイタム氏は、4月21日(水曜)にBBCに出演し、ジョー・バイデンやメディアはデレック・ショービン被告の裁判を政治問題化していると批判した。そして、いわゆる「組織化されたレイシズム」という考えは、民主党の政治家や左派メディアがマイノリティーからの票を獲得し金儲けするために作り上げた幻想であると力説した。
ブランドン・テイタム氏が出演したBBCの番組動画:
ブランドン・テイタム氏は次のように語っている:
私たちは非現実的な空間に生きていると思います。個人的な意見ですが、(デレック・ショービン被告に対する)この有罪判決は、私たちの国にとって何の役にも立ちませんでした。人々は偽りを生きている。
私が言いたいのは、これは1人の警察官、(彼もまた)地元コミュニティーの1人の住民です。彼ら(陪審員たち)は彼を有罪とした(*)。これは私が今まで見た中で最も迅速な裁判でした。(監視カメラの)映像が公開された翌日、彼は逮捕されました。彼は裁判にかけられた。10時間の審議を経て、彼は有罪となりました。なぜ人々がこれが記念すべき出来事であるかのように振る舞っているのか、私にはよくわかりません。
また、個人的な意見ですが、彼は公正な裁判を受けていません。たくさんの妨害行為があった。陪審員が選ばれる前に、遺族には2700万ドル(の補償金)が支払われました。彼ら(ショービン被告側)は控訴するつもりです。なのに、なぜ人々が祝っているのか、私には理解できない。そして、私たちの国では人々の痛みを利用して金儲けが行われているということではなく、このこと(有罪評決)が、なぜこれほどまでに大きな話題の中心になっているのか、私には理解できない。
(*ショービン被告の裁判で補欠陪審員だったリサ・クリステンセンさんは、裁判後のインタビューで、「暴動や破壊行為を2度と経験したくなかった。もし彼らが評決に不満の場合、私の自宅にやって来るのではないかと不安だった」と語っている。)
するとBBCの司会者は、テイタム氏がこの「画期的な転機となる」訴訟について動揺しているのかと質問した。
この質問に、テイタム氏は次のように回答している:
これは画期的な転機となる訴訟などではありません。これは政治的な計略です。彼ら(警察官たち)は私たちの国で法律を執行しています。アメリカにおける警察行為は、本質的に人種差別的などではありません。私たちは人種差別的な国に住んでなどいません。
この事件は、私には間違ったことをしてしまったように思われる警察官と、麻薬でハイになっていて逮捕に抵抗した黒人男性との間に起こった出来事です。そしてこの黒人男性は、その警察官によって死に至らされてしまった。これはこのようにシンプルな出来事なのです。アメリカの大統領は、警察官が有罪評決を受けた単純な事件で人種差別を助長しようとして出しゃばり、笑い物になりました。
するとBBCの司会者は次のように質問している:
ということは、あなたは組織化されたレイシズムに関するバイデン大統領の発言を否定し、それがアメリカという国全体における汚点であることを否定するのですね?
テイタム氏はこの質問に次のように答えている:
はいその通りです。私の個人的な意見では、バイデン大統領はバカ者であり、政治家だからそのように喋っているだけだと思います。組織的な人種差別・・・ジョー・バイデン自身を見てみると、彼はクー・クラックス・クラン(KKK)のメンバーであるロバート・バードの葬儀でスピーチをし、彼を賛美する弔辞を述べました・・・
私たちの国では人種差別が問題なのではなく、法律に従わない人々が問題なのです。また、政治家が再選されるために物事をでっち上げることも問題です。そして、それこそがまさに起こっていることなのです。だから何も変わらないのです。彼らは私たちに嘘をついているのです。
するとBBCの司会者は左翼がよく持ち出す人種データを引用し、次のように質問している:
警察に殺される人の割合を見てみると、黒人の方がその他の人たちよりも高いですよね。それが組織的な人種差別の問題でないとしたら、あなたはこのことをどうやって説明するのですか?
この質問に、テイタム氏は力強く次のように反論している:
まず第1に、それは真実ではありません。毎年、警察に殺される白人の数は(黒人の)2倍です。毎年2倍の数の白人が、丸腰なのに警察に殺されています。あなたはそれを見たことがないだけです。トニー・ティンパという男性がいます。トニー・ティンパについて知っている人などいないと思います。トニー・ティンパは、ジョージ・フロイドが殺されたのと同じ方法で殺されました。しかし彼は白人だったため、私たちはその事件について聞くこともなく、誰も気にすらしていません。彼は窒息死させられたというのに、誰も警察改革について議論していません。彼らが警察改革について話題にするのは、ジョージ・フロイドが黒人だからに過ぎません。
黒人はこの国の暴力犯罪の半分以上を犯していますが、人口の13%しか占めていません。彼らはこの国の殺人事件の半分以上を犯していますが、人口の13%しか占めていない。そして私たちは、人口の13%(全員)が犯罪者ではないことに一致した意見を持つことができます。このようなことをしているのは、黒人コミュニティのごく一部です。
より多くの警察が黒人コミュニティを巡回しているのも、黒人がより多く投獄されているのも、これで説明がつくのです。彼らは、「人種差別と関係がある」という嘘をついているのです。
こうした黒人が大多数を占める都市を巡回している警察官の中には黒人警官もいることをあなたは理解していますか?彼らは人種差別者でしょうか?いいえ、彼らの場合は当てはまりません。
私の個人的な意見ですが、彼らは金儲けをしたり政治的影響力を得るために、亡くなった黒人たちに便乗しているのです。
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