ドイツが英国からの渡航者の入国を禁止——新型コロナ変異ウイルスの感染拡大を懸念
ドイツ政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所は、英国を「懸念される変異ウイルス地域」に指定した。これを受けて、英国および北アイルランドからの渡航者は、基本的にドイツへの入国が禁止されることになる。エポックタイムズ(英語版)が5月22日(土曜)に報じた。
5月23日(日曜)深夜0時から、グレートブリテンおよび北アイルランドからドイツへ渡航する場合、ドイツ国民またはドイツ居住者だけが入国を許可される。
ドイツ国民もしくはドイツ居住者と同伴している配偶者と18歳未満の子供たちも入国が許可される。
直近の親族が死亡した場合など、緊急の人道的理由がある場合も入国できるが、英国から入国する場合は、たとえ新型コロナ検査で陰性であっても到着後に2週間の隔離が義務付けられている。
乗り継ぎの目的だけでドイツ国内の空港を利用する旅行者も許可されているが、空港内のトランジット・エリア内に留まることが義務付けられている。
ドイツの動きとは対照的に、夏の旅行シーズンを前にスペインは英国人の旅行者の入国制限を解除する。スペインのペドロ・サンチェス首相は、英国からの観光客を再び迎え入れることを、スペインは「喜んで、非常に喜んでいます」と語っている。
スペインは、英国からの旅行者の制限を、5月24日(月曜)に解除する。
ドイツとスペインは共に英国のアンバーリスト国となっており、これらの国から英国に渡航する場合は、自宅で10日間の隔離を義務付けている。さらに、出発前に1回の検査、そして到着後に2回の検査が義務付けられている。
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