【ファウチ・ゲート】公開されたファウチ所長のeメールから判明した6つの新事実——新型コロナウイルスは遺伝子工学で操作されているように見えることを2020年1月31日付けのeメールがすでに指摘
ワシントンポスト紙とバズフィードが情報公開法で入手したファウチ所長の866ページ分にのぼるeメールから、さらに新事実が判明している。
元シークレットサービス捜査官で、現在は保守系ネット番組の司会者を務めるダン・ボンジーノ氏が、6月2日(水曜)に配信した番組の中でファウチ所長のeメールから判明した6つの新事実を紹介している。
ダン・ボンジーノ氏の番組動画:
https://youtu.be/4J7h5Ghd2nw
▼ ファウチ所長のeメールから判明した6つの新事実:
1.ファウチ所長は新型コロナウイルス(武漢ウイルス)について、「このゲノムは進化論から期待されるものとは矛盾している」と指摘するeメールを2020年1月31日に受け取っていた。
【訳】(2020年1月31日(金曜)、クリスティアン・G・アンダーセン氏からファウチ所長へ送信したメール)
Hiトニー
共有ありがとうございます。はい、私はこれを今日早くに見ました。実際、エディーと私はこの中で引用されています。これは素晴らしい論文ですが、問題は私たちが行った系統発生解析では、これらの(遺伝子)配列が、個別の残留において普通ではないかどうかを答えることができません。ただし、それらが完全におかしな場合は除きます。系統樹では、このウイルスは完全に普通に見え、そしてコウモリと密接なクラスタリングであることから、コウモリがその保有宿主として役割を果たしていることを示しています。このウイルスの普通ではない特徴は、ゲノムの中で実にごくわずかな部分(<0.1%)を占めています。ですので、その特徴のいくつかが(潜在的に)遺伝子工学で操作が行われたように見えるかを調べるためには、全ての配列を注意深く調べないといけない。
これを非常にクリティカルに調べるための良いチームが我々には揃っているので、週末が終わるまでにはもっと多くのことを知ることができるでしょう。今日早くに行われた議論の結果、エディ、ボブ、マイク、そして私自身の全員が、このゲノムは進化論から期待されるものとは矛盾していると考えていることをお伝えしておきます。しかし、私たちはもっと詳しく調べなければなりませんし、まだまだ分析が必要なので、これらの意見が変わる可能性もあります。
敬具
クリスティアン
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(2020年2月1日(土曜)、このメールに対するファウチ所長の返信メール)
クリスティアン、ありがとう。電話で近いうちに話をしよう。
2.チャイナで行われたコロナウイルスの機能獲得型研究を、NIHが承認していたことを認識していた。
【訳】(2020年2月1日、NIH/NIAIDのヒュー・オーキンクロス氏からファウチ所長に送信したメール)
あなたが私に送信した論文は、機能獲得研究が一時停止される前にこれらの実験が実施されたことを記しているが、しかしその後NIHはこれらの実験を審査し承認した。エミリーは、P3(安全性レベル3)のフレームワークで行われたコロナウイルスの研究は一切ないことを確信しているため、これが何を意味するかはわからない。私たちがこの外国で行われた研究にいかなる遠いつながりがあるかを彼女は見極める予定だ。
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(これに対するファウチ所長の返信)
OK。期待して待て。
3.研究所漏洩説を指摘する警告メールを外部の研究者たちから受け取っていた。
【訳】(2020年2月21日(金曜)、マイケル・ジェイコブス医師からファウチ所長に送信したメール)
親愛なるトニーへ:
私はコーネル大学メディカルスクール■■の卒業生です。(コーネル大学医学部の)ウェイルコーネル医学で皮膚科学の准教授をしています。■■■■■■■■■■アレクサンダー・タラコフスキーは、■■■■で、ロックフェラー大学の教授です。彼はウイルス学者です。
私たちは、このコロナウイルス・パンデミックを非常に注意深くフォローしてきました。そして数日前に、チャイナ政府が湖北省から来た紙幣を消毒しているというニュースを不安に思いました。
私たちは、このウイルスが、チャイナのバイオ技術集積地である武漢にある研究所から放出されたものである可能性があると考えています。私たちはまた、このウイルスがその粘着性を高めるために、酵母や菌といった別の生命体と複合化された可能性があるとも考えています。
このことについて、私たちはあなたとさらに議論したいと思っています。私たちは、この脅威を無力化するために、米国の科学者たちが直ちに行動を起こさなければならないと考えています。
アレクサンダーと私の上記のeメールもしくは私の携帯番号■■■、もしくはオフィスの電話番号■■■まで、あなたのご都合が許す限り早急にご連絡ください。マイケル・ロックシンがあなたのeメールを私に教えてくれました。
敬具
マイケル・ジェイコブス
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(このメッセージをNIH/NIAIDの同僚に転送した時のファウチ所長のメッセージ)
対処を頼む。
4.マスクの防御効果はほとんどない
ファウチ所長は、オバマ政権時の保健福祉省(HHS)長官を務めたシルビア・バーウェルからマスクについて以下の質問を受け取っていた。
【訳】トニーへ
簡単な質問が2つあります
- 私は■■■■へ渡航する予定です。空港で私はマスクを着用するべきだと人々から言われています。私はそうすべきでしょうか。
- 以下を参照ください。チャイナの人々はまさに今、支援を必要としているでしょうか?資金は診断やワクチン研究に使った方がいいでしょうか?
ありがとう!
シルビア
この問いに対して、ファウチ所長は次のように返信している。
【訳】シルビアへ:
マスクは、実際のところは感染者たちのためのもので、非感染者たちが感染してしまうことから防御してくれるものではなく、むしろ感染者たちが非感染者たちに感染を広げるのを防ぐためのものです。薬局で買える一般的なマスクは、ウイルスの侵入を防ぐことに実際の効果はありません。ウイルスは、マスクの材質を通り抜けるのに十分なくらい小さいのです。しかし、もし誰かあなたに向かって咳をしたりくしゃみをする場合には、大きめの飛沫をシャットアウトしてくれるという僅かばかりのメリットがあるかもしれません。あなたがマスクを着用することを私はお勧めしません。とりわけ、あなたは非常に低リスクの場所に行かれる予定だからです。あなたの直感は正しい。資金は、診断やワクチンなどの医療対策に使うのがベストだ。
安全な旅を。
敬具
トニー
さらに、2020年3月31日に米国立衛生研究所(NIH)の医務官であるアンドレア・レーナー氏がファウチ所長に送ったeメールから、米国政府がマスクには予防効果がほとんどないことを認識していたことが示されている。
【訳】Dr.ファウチへ
追加で、地域社会でのマスクの使用を取り上げたレビューを見つけたので添付します。添付されているのは論文と図3です。これは非常に多様な9つのRTCからのデータをまとめています(私が既に送信したものと重複しています)。
結論:一般的に、マスクを使用してもILI/URI/又はインフルエンザの発症率には差がなかったが、早期の使用やコンプライアンスを考慮すると、数件の場合で差が見られた。(以下省略)
しかし、昨年4月までに、WHOと米国立衛生研究所(NIH)は、マスクを着用すべきとの見解を表明した。これを受け、ファウチ所長も意見を変更している。
This is 100% right. People wore masks *INSTEAD* of social distancing & hand washing. They gave people a false sense of security. This shows me they were as much a political statement as anything, an anti-Trump ribbon you wear on your face, if you will.https://t.co/tqOelSHYKv
— Kyle Becker (@kylenabecker) June 2, 2021
【訳】(引用されたJohn Zieglerさんのツイート)
マスクは、「推奨されない」から「強制」になった。なぜなら・・・
―パニックに陥った人々は「安心毛布(安心感を与えてくれる何か)」を必要とする
―(マスクを日常的に使う)アジア諸国では当初、(感染拡大の防止に)非常に成功していた
―トランプが意見を変えロックダウンに反対すると、マスクが美徳のサインとなり彼に対する抵抗のサインとなった
―「専門家たち」は彼らが何か(役に立つこと)をしているフリをする必要があった
+++
(Kyle Beckerさんの返信ツイート)これは100%正しい。人々は、ソーシャル・ディスタンスと手洗いの*代わりに*マスクを着用した。それら(マスク)は、人々に対して誤った安心感を与えた。このことは、それら(マスク)が、反トランプ・リボンを顔につけているような政治的な声明となっていたことを示しているように私には見える。
5.2020年3月15日付けメールで、フェースブックのマーク・ザッカーバーグからファウチ所長宛に支援の申し出があったが、そのメールの重要部分は「企業秘密」という理由で黒塗りされている。
ボンジーノ氏は、「政府機関と民間企業がデマ情報を広げるために協力していたのか?」と疑問を呈している。
6.NIHからの研究資金を武漢ウイルス研究所に迂回出資する役割を果たした、ニューヨークを拠点とするNPO組織のEcoHealth Alliance、そのプレジデントであるピーター・ダザク氏から、研究所漏洩説を否定したファウチ所長に感謝のメール。
【訳】(2020年4月18日(土曜)ピーター・ダザクからファウチ所長に送信されたメール)
トニーへ(デービッドへもCCする。彼の時間が空いた時にこれをあなたから伝えていただけるかもしれないので)
昨晩の大統領記者会見で、Foxニュースの記者から公に標的にされたR01の助成金担当者として、スタッフと共同研究者を代表して個人的にお礼を申し上げたい。科学的な証拠は、COVID-19が武漢ウイルス研究所からの実験室放出ではなく、コウモリからヒトへの波及によるものであるという自然発生源を裏付けていると、あなたが公に抵抗し表明していただいたことにお礼を申し上げます。
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(黒塗り)
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私から見て、あなたのコメントは勇気あるものであり、信頼できるあなたの声は、ウイルスの起源にまつわる「神話」を払拭する助けとなるでしょう。このパンデミックが終わった際には、あなたに直接お礼を言い、あなたのコメントが私たち全員にとってどれほど重要であるかをお伝えできることを楽しみにしています。
ではまた。
ピーター
(太字強調はBonaFidr)
このメッセージに対するファウチ所長の返信:
【訳】
ピーターへ:
あなたの心優しいメッセージに多謝。
敬具
トニー
このダザク氏は、チャイナに立ち入り調査を行ったWHO現地調査チーム・メンバーの1人。又、2019年12月に撮影されたインタビュー動画(以下)で、彼はコロナウイルスを遺伝子工学的に操作する研究に関わっていることを認めている。その中で、彼はコロナウイルスがいかに実験室で操作するのに「適しているか」を語っている。
しかしファウチ所長もダザク氏も、武漢ウイルス研究所で機能獲得型研究が行われていることを否定し続けてきた。
ピーター・ダザク氏は、フェースブックの「専門家ファクト・チェッカー」としても雇われ、武漢ウイルスの発生源が研究所であると言及する投稿を「デマ情報」として削除・バンする根拠としても彼の意見が利用されていた。また、「武漢ウイルスの起源は自然発生である」と主張する、科学雑誌「ランセット」に投稿された有名科学者たちによる連名の声明は、ダザク氏が「ゴーストライター」として用意したものであったことも判明している。
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