ジョー・バイデンは何を恐れている？プーチン大統領と予定されている二国間首脳会談後の記者会見を「単独」で行うとホワイトハウスが発表 -

6月16日（水曜）にスイスで予定されている米露首脳会談について、ホワイトハウスはこの会談後にジョー・バイデンが単独記者会見を行うことを計画していると6月12日（土曜）に発表した。FOXニュースが報じた。

二国間首脳会談を行う場合、通常、その後には共同記者会見を開く。実際、英国で開かれたG7サミットで、ジョー・バイデンは12日（土曜）朝、フランスのマクロン大統領と共同記者会見を開き、また10日（木曜）には英国のジョンソン首相とも共同記者会見を開いていた。

ホワイトハウスは、プーチン大統領との会談後、単独記者会見を行うことにした理由について、米国大統領が「自由な報道機関」と交流する必要があるためと語っている。しかしその場にプーチン大統領がいるとなぜ「不自由」になるかについては説明がなかった。

ホワイトハウスの高官は次のように語っている：

私たちは、今回の会談が率直で忌憚のないものになると期待しており、単独記者会見は、会談で提起された話題について、合意できる部分と重大な懸念がある部分の両方を自由な報道機関に明確に伝えるために適切な体裁である。

しかしそれはあくまで表向きの説明だろう。

Poor Joe knows he would be outwitted by Putin at joint press conference.

Biden will hold solo press conference after Putin meeting https://t.co/o1OrXN1kBz #FoxNews
— Justinian (@EurasiaLeads) June 12, 2021

【訳】哀れなジョーは、共同記者会見をするとプーチンに出し抜かれるだろということを知っている。

バイデンは、プーチンとの会談後、単独記者会見を開く予定。https://www.foxnews.com/politics/biden-to-hold-solo-press-conference-after-putin-meeting　#FoxNews

つまり、ジョー・バイデンは、プーチンを前に「シェイシェイ茂木」状態になってしまうことを懸念して、ホワイトハウスが事前に単独記者会見を行う手筈を整えた模様だ。

実際、ホワイトハウスがそう懸念する根拠はある。

バイデンが副大統領だった2011年当時、プーチン大統領とモスクワ会議を開いた際、バイデンはプーチンに大恥をかかされたと、ホワイトハウスの元速記者が今年3月に暴露している。