アリゾナ州議会上院はマリコパ郡の票について2度目の再集計を命令【2020年大統領選挙監査】
アリゾナ州議会上院は、同州最大の郡であるマリコパ郡で投票された2020年大統領選挙の票を再集計するよう命じた。エポックタイムズ(英語版)が7月10日(土曜)に報じた(有料記事)。
アリゾナ州議会上院が契約している監査チームは、手作業による再集計を含む監査作業を6月25日(金曜)に正式に終了しており、今回上院が新たに命じたのは2度目の再集計となる。
アリゾナ州の元州務長官で、上院と監査チームとのリエゾン役を務めているケン・ベネット氏はエポックタイムズとのインタビューに次のように語っている:
マリコパ郡は、208万9,563票が投票されたと言っている。私たちは手で集計を行った。彼ら(監査チーム)はその数を最終確定しようとしている最中だが、私たちは念のためにすべてをつなぎ合わせる第3のデータがあったほうが良いと思った。私たちが確実により多くのデータを持てるよう・・・参照データが多ければ多いほど、良い。
2回目の再集計は投票用紙の数に着目し、実際の票(どの候補者に投票したか)は集計しないという。
州議会上院は、再集計を行うために新たに購入した2台の集計機械を利用する予定であると、アリゾナ州議会上院のプレジデントであるカレン・ファン上院議員(共和党)はアリゾナ・リパブリック紙に語っている(有料記事):
すべての投票用紙を集計機械にかけて、一致しているかを確認します。
もし誤差が出た場合は、私たちはまた再集計を行います。
2度目の再集計を行うために新たに購入された集計機械は、7月9日(金曜)に到着した。U.S. Paper Counters社から納入されたようだと報じられている。これら集計機械は、1分間に最大2000枚の投票用紙を集計することが可能と言われている。
監査職員たちは、この集計作業は1週間以内に終了する見込みと語っている。
州議会上院は、今回の監査に15万ドル(約1650万円)を支払っているが、費用はこれよりもさらに膨れ上がるだろうと報じられている。
カリフォルニア州を拠点にした非営利団体「Citizens’ Oversight」と契約して行う3回目の再集計もいまだに検討されている。この監査は完全に電子的に行われ、「投票用紙のデジタル画像をプログラムに通し、マリコパ郡の投票用紙で争われた全ての選挙戦について全票を再集計するというもの」。ベネット氏は、「私たちはまだ現在もそれについて検討中だ」と語っている。
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