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アフガニスタンからの撤退は「類まれな成功」とバイデンは演説——実際は3歳の子供を含む24人の学生が未だ残留/カブール空港自爆テロの犠牲者180人超のほとんどは米兵が発砲した銃弾で死亡=報道

演説を終え立ち去るジョー・バイデン(Screenshot via WH.gov)

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/DfH8f (『https://』は省略可能です)

米国東海岸時間の8月31日(火曜)、ジョー・バイデンは予定より50分近く遅れて演壇に登場し、事前に用意された原稿を読み上げアフガニスタン撤退後初の演説を行なった。その中で、バイデンはアフガニスタンからの撤退は「類まれな成功(extraordinary success)」と宣言した

 

また、バイデンは、約200人のアメリカ人がアフガニスタンに取り残されており、そのほとんどが二重国籍者であることを認めた。「肝心なことは、アフガニスタンにいるアメリカ人のうち、退去を希望していた人の90%を我々は退去させることができたことだ・・・(現在もアフガニスタンに残っているアメリカ人の救出には)期限はない」とバイデンは語った。

 

しかし、アフガニスタンに取り残されているアメリカ人のうち24人は学生であり、その中にはカリフォルニア州サクラメント出身の3歳の男の子が含まれていると、地元紙のSacramento Beeが報じている

 

サクラメント地方議会議員アミ・ベラ事務所のスタッフは次のように語っている:

当事務所はサンフアン統一学校区と緊密に連絡を取り合っており、国務省と国防総省に対して(アフガニスタンに取り残されている)生徒の情報を緊急に通知した。・・・我々は国務省からも国防総省からも、(学生たちの安否や救出に関する)最新情報を受け取っていない。

 

カリフォルニア州サクラメント郡は、特別ビザ保有者の最大の移住先のひとつであり、アメリカに住むアフガニスタン出身者の約9人に1人が住んでいる。国勢調査によると、サクラメント郡には約9,700人のアフガン人が住んでおり、これは米国内で最も多い数。今回、米国が受け入れた難民の多くがサクラメントに定住する予定だと報じられている。

 

* * *

 

バイデンがこの日行なった演説は、そのほとんどが声を荒げているように聞こえ、滑舌も悪かった。それでもなお、バイデンは「どの国も、どの国も、すべての歴史の中でこのようなことを達成したことはない」と「類まれな成功」であることを強調した。

【訳】バイデンは声のトーンを抑えられない。祈りを呼びかけるときでさえ、彼は私たちに向かって怒鳴っているように聞こえる。

 

【訳】私は何か幻覚を見たかもしれない。バイデンはたった今、「アメリカ人の90%は脱出できた(つまり10%しか置き去りにされていない)」と自慢したのか?

 

【訳】バイデンは基本的に、アフガニスタンからの脱出を望む10%のアメリカ人を見捨てたことを認めた。

 

【訳】バイデンは、米国史上最大の国辱であるアフガニスタンからの撤退を「類まれな成功」*と呼ぶ。

 

【訳】バイデンは、国務省が数ヶ月前にアフガニスタンにいるアメリカ人に退去を促したという事実を誇張し、同時にバイデン政権がタリバンは権力を掌握しないと言っていたという事実を全く無視している。

 

ワシントンポスト紙のスクープ報道によると、カブールが陥落する前、タリバンのトップは米国政府の指導者らと面会し、米国が首都カブールと空港を掌握し続けるというオプションをタリバン側が提案していたが、バイデン政権はその提案を断っていたという。バイデン政権は、カブール空港だけが必要であり、しかも8月31日までで良いとタリバン側に回答したという。

 

一部のツイッター・ユーザは、バイデンが辻つまの合った嘘すらつけないと指摘している。

【訳】彼は諜報機関がどれほど素晴らしい仕事をしたかと語ったのか?彼は辻つまの合った嘘をつこうともしていない。

 

(引用ツイート)

今、バイデンは「アフガンの軍隊と政府がこんなに早く崩壊するとは誰も予想できなかった」というカードを使っている。

 

【訳】「4月に、私はこの戦争を終わらせる決断をした」。 - トランプ大統領がアフガン戦争終結のための協定に署名してから1年半後にジョー・バイデンは語る。

 

【訳】この(撤退・救出)作戦は完全に成功した。また同時に、これはすべて私の前任者の責任だ。

 

演説の後半で、バイデンは「なぜアメリカはもっと早く避難を始められなかったのか?」という批判に触れた。バイデンは、自らの主張の根拠となるものを何も示さず、しかしいつ避難を開始していたとしても「空港への殺到」は避けられなかっただろうと弁解した。

 

また、バイデンはビン・ラディン襲撃について詩的な表現を用いて言及したが、バイデンが副大統領時代には実際にビン・ラディン襲撃に反対していたことを忘れてはいけない。

【訳】リマインダー:バイデンはビン・ラディン襲撃に反対していた。

 

さらに、20年間続いたアフガン戦争のうち8年間、バイデンは副大統領を務め、また少なくとも16年間は何らかの選挙で選ばれた政治家として活動を行っていた。

【訳】ジョー・バイデンは20年間の過ちである戦争を終わらせようとしているが、そのうち8年間は副大統領であったことを忘れてはならない。

 

【訳】バイデンは、アフガン戦争の20年間のうち16年間、米国の上院議員、副大統領、そして大統領を務めた。彼は16年間にわたり、戦争に賛成し、資金を提供し、それを再承認し、戦争を遂行した。

 

地球上の政治家の中で、ジョー・バイデンほどアフガニスタンでのミッション失敗の責任を負っている者はいない。

 

ジョー・バイデンのこの日の演説をまとめるとこうなる:アフガニスタンからの撤退は成功したが、失敗した部分はすべてトランプ前大統領の責任である

【訳】今日のバイデンのメッセージ(しかし、彼の医者が午後の昼寝の後に彼に投与すべき適切な薬の調合配分を判断しかねているかのように、彼はかなり怒鳴っている):アフガニスタンでの活動はすべて成功したーーただし私が行ったすべての悪いことを除いて。悪いことは明らかに他の誰かのせいだ。

 

先週、カブール空港の入り口ゲート付近で発生した自爆テロの被害者は180人を超えている(うち13人は米軍兵士)と報じられているが、実際にこの爆発で亡くなったのは20人ほどで、犠牲者のほとんどは米兵が発砲したことにより死亡した可能性があると8月28日(土曜)にニューヨークタイムズ紙が報じている(有料記事):

米国防総省当局は、木曜(8月26日)に空港の外で殺害された人々の一部が、自爆テロの後にアメリカの軍人に撃たれた可能性を初めて公に認めた。

 

捜査官は、銃撃がゲートにいたアメリカ人からのものか、それともイスラム国からのものかを調べている。

 

国防総省の報道官は、28日(土曜)に行われたブリーフィングで、米兵が群衆への銃撃に関与したかどうかについて質問されたが、この話を肯定も否定もしなかった。

【訳】NEW:ペンタゴン(国防総省)、カブール空港での🇺🇲米軍兵士による民間人大量殺害を否定せず。

 

#アフガニスタン

 

一方、ワシントンポスト紙やCNN、BBCといった左派主流メディアは、米兵が群衆に向けて発砲したことをほとんど報じていない(ほとんどの主流メディアはこの米軍の失態を隠蔽しようとしていると指摘されている)。

 

ただし、カブール入りしているBBCのレポーター、セクンダー・ケルマニ氏は、27日(金曜)に伝えたビデオ・レポートの中で目撃者にインタビューを行なっており、この人物が米兵とトルコ兵が塔から群衆に向けて発砲したのを見たと語っていることを伝えている。

 

ケルマニ氏は個人ツイッターにこのことを投稿している:

【訳】昨晩のカブール空港でのISISによる攻撃に関する我々のレポート。家族たちは、彼らの愛する人たちを探してカブールの遺体安置所をいまだに探し回っている。

 

我々が話をした多く(目撃者を含む)は、かなりの数の死者が爆発後のパニックの中で米軍によって射殺されたと語った

(太字強調はBonaFidr)

 

以下の未検証動画によると、アフガニスタンの軍人と名乗る男性が、高所から群衆を撃った米国(米兵)を非難している。 彼は、爆弾で死亡したのは20人だけで、残りは米兵が発砲した銃弾で死亡したと語っている。

【訳】M.E.N

 

2h

Kabul Loversチャンネルのファイサルが、カブールの救急病院で働く救助者たちにインタビューした。

 

「カブール空港爆発の犠牲者のほとんどは、爆発ではなく、アメリカ軍の銃撃により死亡した」。

 

ジョー・バイデンは、これでもアフガン撤退は「類まれな成功」であり、こうした米軍の失敗はトランプ前大統領の責任だと言うのだろうか?

 

バイデンによるこの日の演説を収録した動画:

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