女優ローズ・マクゴーワンさんが爆弾発言:ニューソム知事の妻からハーベイ・ワインスタインの#MeTooスキャンダルを告発しないよう取引を持ちかけられた——「あなたの夫とホテルの部屋に行ったこともある」とヒラリー・クリントンにも挑発メッセージ
ハリウッド女優のローズ・マクゴーワンさんは、元映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインから性被害を受けたことを2017年にカミングアウトする直前に、現カリフォルニア州知事ガビン・ニューソムの妻から、そのことを告発しないよう取引を持ちかけられていたと明かした。ニューソム知事の妻は、ワインスタインの弁護士の代理人としてマクゴーワンさんに突然電話をかけてきたという。9月9日(木曜)に出演したネット番組The Rubin Reportでマクゴーワンさんは語った。
マクゴーワンさんが出演した番組動画:
ローズ・マクゴーワンさんは、ハーベイ・ワインスタインに対する#MeToo運動が高まる主導的な役割を果たした。ワインスタインは、ハリウッドの元大物プロデューサーであり、民主党に対する大口献金者としても知られていた。それと同時に、彼はジェフリー・エプスティーンとも親交があったことが知られた性犯罪者で、2020年2月、ワインスタイン被告へは性暴力などで有罪評決が下されている。
マクゴーワンさんによる新たな「カミングアウト」発言を受けて、ニューソム知事の妻であるジェニファー・シーベル・ニューソムさんの広報担当者は「完全な捏造」と否定している。
一方、マクゴーワンさんは、ジェニファー・シーベル・ニューソムと名乗る女性から2017年に突然電話があり、ロサンゼルスの高級住宅地ブレントウッドで直接面会する提案を受けたと番組内でその時の詳細を語っている。これは、ニューヨークタイムズ紙がワインスタインに関するセクハラ事件の調査記事をスクープ報道する約6ヶ月前のこと。ガビン・ニューソムが知事に選出されたのは2018年秋であり、当時、彼はカリフォルニア州の副知事であった。
「彼女は私に面会することを望んでいた。彼女は私に連絡してきた」とマクゴーワンさんはThe Rubin Reportの番組ホストであるデーブ・ルービン氏に語っている。
マクゴーワンさんは、合意した面会場所まで行ったが、ジェニファー・シーベル・ニューソムさんを見つけると「急に怖くなって」そのまま車で走り去ったという。
ニューソム知事の妻は、ワインスタインをクライアントに持つ有名弁護士デビッド・ボイズ氏の代理人として連絡をしているとその時の電話で説明したと、マクゴーワンさんは主張している。
さらにマクゴーワンさんは次のように語っている:
私の知らないこの女性が・・・ニューソムという名字の金髪の女性から突然電話がかかってきて、「デビッド・ボイズがあなたを満足させるには何が必要か知りたがってる」と言ってきたんです。
現在リコール選挙キャンペーンの最終段階にあるニューソム知事の選挙陣営にNewsweekが連絡を取ったところ、妻の広報担当者から次の回答を得ている:
主張されていることは完全な捏造です。残念なことではありますが、選挙のわずか数日前に政敵がこのような虚偽の攻撃を行うことは驚くことではありません。2人の間で行われた限定的なやり取りは、厳密に性的暴行を受けた被害者仲間としてだけであり、またジェニファーが以前に務めていた「Representation Project」(窮屈なジェンダーの固定観念や規範と戦う組織)のリーダーとしてだけです。
ニューソム知事の妻は、少なくともマクゴーワンさんと面会したことがあることは認めている。
マクゴーワンさんは、番組の後半で9月14日(火曜)に行われるカリフォルニア州知事リコール選挙に共和党から出馬しているラリー・エルダー候補に投票するよう、視聴者に呼びかけている:
ラリー・エルダーに投票してください。なぜか?逆にfxxkそうしない理由は?(そうすることで)何か失うものでもある?
この番組動画の一部を投稿したデーブ・ルービン氏のツイートを、ローズ・マクゴーワンさんがリツイートしている:
https://twitter.com/rosemcgowan/status/1436077431652298756
【訳】あなた(ジェニファー・シーベル・ニューソム)が、ワインスタインのキモい弁護士に代わって私に「私を幸せにするためには何が必要か」と尋ねた時のことを覚えてる? ガビン・ニューソムの妻は説明しなければいけないことがある。#蜥蜴 🦎
(引用ツイート)
「デビッド・ボイズがあなたを満足させるには何が必要か知りたがってる・・・」
ローズ・マクゴーワンが私に語った:ガビン・ニューソムの妻ジェニファーが、ハーベイ・ワインスタインの弁護士に代わって彼女に電話をかけてきた。これはワインスタインの(セクハラ)スキャンダルが暴露報道される6ヶ月前で、この報道を消し去るためだった。
ラリー・エルダー候補も、このマクゴーワンさんの投稿やThe Rubin Reportの動画クリップをリツイートしている。また、9月10日(金曜)に出演したFOXニュースで、エルダー候補は「ジャーナリズムはどこに行ったんだ?」とも語り、マクゴーワンさんの主張について報道しない主流メディアを批判している:
* * *
先週、マクゴーワンさんは別の爆弾発言でも全米を賑わせていた。ハリウッド界の「女王」と言われる人気司会者オプラ・ウィンフリーさんについて、「オプラの醜悪な真実」として彼女が「私利私欲」のために「ワインスタインの友人であり続け、ラッセル・シモンの被害者たちを見捨てて破滅させた」と投稿した。
https://twitter.com/rosemcgowan/status/1432065449903153157
【訳】多くの人がオプラの醜悪な真実に気が付くようになっていることを嬉しく思います。彼女が「本物」(テレビに映るように誠実な人)だったらどんなに良かっただろうと思いますが、彼女はそうではありません。ワインスタインの友人であり続けたことから、ラッセル・シモンの被害者を見捨てて破滅させたことまで、彼女は私利私欲のために病んだ権力構造を支持していて、彼女はそうした人たちの中でも可能な限りの偽物です。#蜥蜴
添付された写真:オプラ・ウィンフリーさん(左)とハーベイ・ワインスタイン
FOXニュースなど、いくつかのメディアがマクゴーワンさんのこのツイートを取り上げて報じているが、多くの左派主流メディアは無視している。
FOXニュースの報道をツイートするマクゴーワンさん:
https://twitter.com/rosemcgowan/status/1432737072318754822
【訳】ローズ・マクゴーワンがオプラ・ウィンフリーを「そうした人たちの中でも可能な限りの偽物」と非難 https://foxnews.com/entertainment/rose-mcgowan-slams-oprah-winfrey-being-fake #FoxNews
そしてヒラリー・クリントン氏がマクゴーワンのさらなる標的となっている。「クリントン犯罪一家」のボスに臆せず挑発的なツイートを投稿したマクゴーワンさんは、「勇気がある」と独立系メディアは評している。
マクゴーワンさんは、9月2日(木曜)、ヒラリー・クリントン氏に宛てて次の投稿を行った:
https://twitter.com/rosemcgowan/status/1433654286160957441
【訳】ヒラリー・クリントン、あなたは悪に仕える影のリーダーだ。あなたは、善良で正しい、道徳的なものの敵だ。あなたは、国旗も、国も、魂も代表していない。あなたは希望を奪い、(人々の)心を捻じ曲げている。私はあなたの夫とホテルの部屋に入ったことがある。ほら爆弾をどうぞ。
(添付されたブライトバートニュースの記事)
「ヒラリー・クリントン、テキサス州の人工妊娠中絶法に激怒: 中絶のために『我々は闘う』」
(太字強調はBonaFidr)
ネットメディアはマクゴーワンさんの身の安全を次のように心配している:
BonaFidrをフォローローズ・マクゴーワンが強力なホームセキュリティシステムを持ち、信頼できる友人に自身の居場所を連絡していることを祈ろう。過去にクリントン犯罪一家の女王蜂に逆らった者は、良い終わり方をしていない。