9・11アメリカ同時多発テロ20周年式典に歴代の大統領が参列:バイデンにはブーイング、トランプへは拍手【動画】
9月11日(土曜)、ジョー・バイデンは、オバマ、ブッシュ、クリントンの歴代大統領と共に、世界貿易センターやペンシルバニア州シャンクスビルで行われた9・11アメリカ同時多発テロ事件20周年式典に参列した。
これら歴代大統領は、中東における無数の民間人や米兵が犠牲となる一方で、アメリカの軍産複合体に莫大な利益をもたらしてきた20年にも及ぶ「テロとの戦い」を仕切ってきた面々である。無実の民間人をドローンによって「誤爆」してきた彼らは「ドローン・クラブ」と揶揄されている。
一方、トランプ前大統領は「ドローン・クラブ」の面々との決別を意思表示するかのように、この日、世界貿易センターの式典には参列せず、代わりにニューヨークの街頭にサプライズで登場し、消防士や警察官らと握手を交わした。
この日ほど、ジョー・バイデンとドナルド・トランプの対比が鮮明になったことはないかもしれない。
ペンシルバニア州シャンクスビルで行った演説の中で、ジョー・バイデン(そしてジョージ・W・ブッシュ)は「国内テロ」や「怒れる米国人」による危機が高まっていると警告し、いっそうの国内分断を煽るスピーチを行った。(世界経済フォーラムの創設者クラウス・シュワブ氏が、ますます「怒れる市民」を脅威とみなす発言を行っていることと呼応する。)
ニューヨークの式典では、ジョー・バイデンがマスクを外して誰かに向かって大声で呼びかけるという厳粛な式典には似つかわしくない姿が撮影されている。
(Photo courtesy of ©️Getty Images via Daily Mail)
そしてグラウンドゼロに姿を現したジョー・バイデンに対して、一般市民たちからブーイングが浴びせられる動画がTikTokに投稿されている(同じ動画がインスタグラムにも投稿されている):
ユーチューブに投稿された同じ動画:
https://www.youtube.com/watch?v=RyBThxXzWg4
https://www.youtube.com/watch?v=_B_G0lK4y10
この動画に録音された撮影者らしき男性の声:
(クリントン元大統領を撮影しながら)人殺したちだ・・・見てみろ、人殺したちだ・・・
Yes、あれはオバマだ・・・
(ジョー・バイデンが沿道の人たちに近づくと複数の人たちから)ブー・ブー・ブー
あなたがアフガニスタンでやったことは酷い。酷い。酷い。
(撮影者の背後から別の男性の声で)その子たちの匂いを嗅ぐんじゃねーぞ。
酷い。
これに対して、式典の後にニューヨーク市内にサプライズで登場したトランプ前大統領は、消防士や警察官、救急隊員などに拍手で迎えられている。
https://twitter.com/JackPosobiec/status/1436749195218718720
【訳】スクープ:トランプ大統領が今日サプライズ訪問した時、NYの消防士たちが拍手喝采
左派メディアの記者は、世界貿易センターでの式典に参列しなかったトランプ前大統領を批判する投稿を行っているが、そんな偏向報道はすぐにバレると指摘するツイート:
https://twitter.com/greg_price11/status/1436767218931490818
【訳】偏向報道は失敗
(添付された左のツイート:ワシントニアン紙のデーブ・カタネセ記者の投稿)
トランプ前大統領ーー彼の地元で行われた9・11の20周年式典に不参加
(添付された右のツイート:トランプ政権の元ホワイトハウス副参謀部長ダン・スカビノ氏)
9・11の20周年記念日に、ニューヨーク市警(NYPD)とニューヨーク消防局(FDNY)を訪問。
ダン・スカビノ氏がこの日投稿した他の写真:
https://twitter.com/DanScavino/status/1436768454661574656
* * *
左派メディアのNPR/PBS NewsHour/Maristが8月26日~31日に実施した世論調査によると、バイデンの支持率は43%にまで下落している。支持しないと回答したのは51%で、過半数を越えた。8月に発表された前回の世論調査の49%から6ポイント下落している。
この世論調査で特に注目されているのは、無党派層による「バイデン離れ」である。民主党支持者たちによる支持率は前回の90%から85%へと5ポイントしか下落していない。同様に、共和党支持者たちによる支持率は前回の6%から5%へとわずか1ポイントの下落。しかし、無党派層は、前回の46%から36%へと10ポイントも大幅に下落している。
「浮遊票」となる無党派層が大きくバイデン離れを起こしていることは、各主流メディアも広く報じている。
BonaFidrをフォロー