ハンター・バイデンの流出メールは本物であることが確認されたと左派メディア「ポリティコ」が報道——ハンターは200万ドルの手数料でオバマ政権が凍結したリビア政府の約150億ドルの資産を回収するオファーを持ちかけていた=新情報
2020年の大統領選挙直前に、「オクトーバー・サプライズ」としてハンター・バイデンのラップトップの中身とされる写真や動画、eメールを、NYポスト紙がスクープ報道した(第1弾の報道はここ。第2弾はここ)。この時流出したeメールの一部が本物であることが確認されたと、左派メディアの「ポリティコ」が9月21日(火曜)に報じた。
果たしてハンター・バイデンのラップトップの信憑性をいまだに疑っている人がいるかは不明だが、そのメールの一部が本物であることが確認されたと、左派メディアが報じた意義は大きい。これまでジョー・バイデンの汚職を報道してこなかった主流メディアの間で潮目が変わってきた可能性がある。
ポリティコは次のように伝えている:
ベン・シュレキンジャー著「The Bidens: Inside the First Family’s Fifty-Year Rise to Power(バイデン家:ファースト・ファミリーが権力の座に就くまでの50年の軌跡)」(本日発売)は、昨年10月に論争の中心となった2通の電子メールを含め、ハンター・バイデンのラップトップからのものとされる資料の一部が本物であることを示す証拠を発見した。
ハンター・バイデンの電子メールに独自にアクセスできた人物は、ジョー・バイデンに会う機会を得たことを感謝するウクライナのビジネスマンから送信された2015年の電子メールを、彼(ハンター)が確かに受け取ったことを確認した。2017年のメールも同様に確認した。このメールには、チャイナのエネルギー企業幹部らとのベンチャー企業の株式の配分内訳の提案が記されていたが、その中に「ビッグ・ガイ(大物)のためにHが10をホールドする?」という一行が含まれていた。(この人物はこれら両方のメールを見た記憶があるが、流出したメールを一字一句、原本と比較する立場にはなかった)。
さらなる情報:スウェーデンの政府機関が公開した電子メールも、流出したキャッシュの中にある電子メールと一致している他、ハンター・バイデンとやり取りをしていた2人は、キャッシュの中にある電子メールが本物であることを確認した。
(太字強調は原文のまま。下線はBonaFidr。)
民主党のバイデン候補(当時)を推していた主流メディアやビッグテック企業、そして民主党の議員たちは、この情報はロシアの工作員によるデマ情報であるという理由をつけて「揉み消し」を図ったことは記憶に新しい。ツイッターに至っては、NYポスト紙の記事を「危険」として共有することを禁止にした他、アメリカ最古の新聞社であるNYポストの公式アカウントを16日間にわたって凍結した。
主流メディア、そして民主党のアダム・シフ下院議員(カリフォルニア州選出)やクリス・マーフィー上院議員(コネチカット州選出)は、これはロシアによるデマ情報だと、根拠も証拠もないままに報道を真っ向から否定した。
マーフィー上院議員による以下のツイートは、7万件近い「いいね」を獲得している。
【訳】ジョー・バイデン、そして私たち全員が、メディア機関がロシアのプロパガンダである可能性が高いものを広めていることに怒りを覚えるべきだ。
1/ 私は諜報を見てきた。誤った情報を主流化することは、ロシアの2020年の目標だ。私たちが知っていることは以下の通りだ。そしてそれ(ロシアのプロパガンダ)を甘んじて受け入れられない理由は以下の通りだ。
当時のアダム・シフ下院議員の発言:
【訳】CNNでは、下院諜報特別委員会のアダム・シフ委員長が、NYポスト紙のハンター・バイデンの記事は「ロシア政府から来ている」と述べた。キャスターも同じ意見のようだ。もし彼らが、1)話が嘘であること、そして2)それが「ロシア政府から来ている」という証拠を提示してくれれば、より説得力があるんだが。
その他にも、左派メディアはこぞって「ロシアのデマ情報だ」、「トランプ政権がロシアと共謀している」というデマ情報を繰り返した。
【マザージョーンズ】ジュリアーニとNYポストはロシアのデマ情報をプッシュしている。これはメディアにとって大きな試練
新たなバイデンの報道について、マードックのタブロイド紙はプーチンの「役に立つばか」になっている。
【ニューヨーク・マガジン】今、トランプ陣営がロシアと共謀しているというクレイジーな説がある
主流メディアが当時広めたデマ情報を振り返るツイート:
【訳】これは振り返ってみるとかなりすごいこと。
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彼らは皆、間違っていた。みんな嘘をついていた。そして彼らはそのことについて決して謝らない。
アメリカ国民の税金で運営されている米公共ラジオ局のNPRは、ハンター・バイデンのラップトップに関する報道を取り上げることさえ拒否した:
【訳】今こそ、@NPRへの予算を停止すべきだ。これは呆れる。#NPRの予算停止
(引用されたNPR編集長の公式ツイート)
NYポストのハンター・バイデンに関する記事について、NPRが一切の報道を行っていないのはなぜか?続きは今週のメルマガで➡️ https://tinyurl.com/y67vlzj2
私たちは、本当の報道と呼べるようなものではない話で自分たちの時間を無駄にしたくないし、単に純粋な(人々の気をそらせる)妨害でしかない話にリスナーや読者の時間を無駄にしたくない。
NPRのニュース担当編集長テレンス・サミュエルズが、NYポストによるハンター・バイデンの報道について。
英国のデイリー・メール紙によると、「Hunter02」という単純なパスワードでしか保護されていなかったこのラップトップには、クリントン夫妻やセレブの個人情報が満載であり、「国家安全保障上の悪夢」となっている。
また、元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏によると、彼がデラウェア州ニューキャッスル郡の警察に引き渡したハンターのノートパソコン(複製)からは、憂慮すべき未成年の少女の写真も発見された。
主流メディアによる前代未聞の大統領選挙介入について、弁護士でジャーナリストのグレン・グリーンウォルド氏が当時を振り返りながら解説するツイートを連続で投稿している:
【訳】ポリティコの記者シュレキンジャーは、ハンター・バイデンのラップトップから見つかった電子メールが本物であることを*確認*している新刊を出版した。これらメールは、ジョー・バイデンのチャイナとウクライナにおけるビジネス取引に関するもの。
ロシアで選挙前にグ−グルが行った検閲に文句を言っていた人たちは、ビッグテックがこの報道を検閲していることに対しては喝采を送っていた。
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私は、シュレキンジャーの重要な本を手に入れたため、早々にそれについて書くつもり。2点ほど:
1)若いジャーナリストである彼が、企業メディアにいるほとんどの人が聞きたくない事実を報道したことに敬意を表する。
2)ビッグテック企業と民主党が選挙前にこの報道を検閲したことは、重大な暴力だった。
【訳】リマインダーのために言っておくと、実際に以下のようなことが起きた:
* ハンターの文書が本物であることは、最初から明らかだった。
* 彼らが懸念したのは、ハンターの活動ではなく、*ジョーの*活動だった。
* CIAは嘘をついた。彼らはそれが「ロシアのデマ情報」だと嘘をついた。
* ビッグテックとメディアは、バイデンを守るために報道を*検閲*するべく団結した。
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最後のリマインダー:The Intercept — 現在の編集者が着任するまでは、CIA/国家安全保障機関が支配する国家に*対峙する*ために2014年に設立された — は、バイデンを勝たせるために必死になるあまり、ハンターの文書は「ロシアのデマ情報」だというCIAの嘘を、何も考えずに支持するために、元NYタイムズ記者を使った。
(The Interceptは、グレン・グリーンウォルド氏が共同設立したが、ジョー・バイデンについて批判的な記事を掲載しようとしたところ、編集者たちが検閲を行ったため、グリーンウォルド氏は同報道機関から昨年10月に退社している。)
【訳】The Interceptは、CIAの嘘に敵対し、NYタイムズの報道形態に対抗するメディア機関を持つことが急務であるという考えから設立された。しかし逆に、新しい編集者は10月21日に、報道を監督させ、CIAの嘘を支援するためにNYタイムズの記者たちを雇った。
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子供の頃から嫌うように教えられてきた遠い国(ロシアなど)で行われている検閲や、抑圧、プロパガンダを認識し、糾弾するのはとても簡単だ。しかし、自分たち自身の国でそれを認識するのは、それよりもっと難しく、そしてもっと重要だ。選挙前に行われたこの報道の検閲は、恥辱だった。
【訳】最後にもうひとつ:フェースブックがこの報道をアルゴリズムで抑圧すると発表したとき、それを実行したのは、生涯にわたって民主党の工作員であるアンディ・ストーンだった。彼は、この(ハンターの)文書について「ファクトチェック」が行われるまでの間だけ抑制すると主張していた。それ(ファクトチェック)は決して実現しなかった。なぜか?この文書が本物だったからだ。
(引用されたアンディ・ストーンのツイート)
私は意図的にNYポストにリンクしませんが、この報道はフェースブックの第三者ファクトチェック・パートナーによるファクトチェックを受けるに値することを明確にしておきたいと思います。
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驚くべきことに、フェースブックやアンディ・ストーン――ちなみに彼らは、報道をもみ消すことで、私たちの選挙に干渉した。その報道について、CIAや、Intercept、その他のメディア機関がそれはロシアのデマ情報だと言って嘘をついていた――は、その「ファクトチェック」の結果についての質問に答えることを拒否している。👇
【訳】ビッグテックと企業メディアがハンターの文書についてCIAの嘘を検閲に利用していた週に、私はジョー・ローガンの番組に出演していた。これは私がInterceptを辞める数日前のこと。何が起こっているかはとても明白だった:
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興味深い一つの側面は、ハンターの文書が本物であることを確認する新刊を出したのはポリティコの記者であるということだ:
CIA(の嘘)を利用してこの文書を「ロシアのデマ情報」として否定したのは、ポリティコーーロシアゲート詐欺の片棒を担いだ「女王様」のナターシャ・ベルトランドを通じてーーだった。
【訳】バイデン文書について報道するのを拒否することを正当化するために、CIAの嘘をロンダリングした「Intercept」の他にも、最も不快な例は以下の2つだった。
1)NPRの編集長によるこの報道を取り上げ拒否する理由:
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2)CNNのクリスティアーヌ・アマンプールは — 選挙の前の週に — この文書が本物かどうかを判断するのはメディアの仕事ではないと主張することで、バイデン家に関する報道について議論することを明確に拒否した。この時のクソのような嘘をご覧あれ:
【訳】選挙前のメディア、ビッグテック、CIAによる共同検閲キャンペーンは、常に大きな話題となっていた。CIAはこれらの(ハンターの)文書について真っ赤な嘘をつき、それによってこれらのメディア機関やプラットフォーム企業が文書を検閲するのを助けた。その一方で、*ジャーナリストたち*はそのことを賞賛したのだ。
この新しい本を踏まえて、それを振り返る時が来た。
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これらのことで最も驚くべきことは、NYタイムズ/CNN/NBC/ハフポス/Voxという枢軸は、ロシアでの選挙前にビッグテックが行った検閲には数え切れないほどの時間を費やして異議を唱える一方で、自分たちは米国内で同じことを行っていて、そして現在、これらの新たな暴露を無視するということだ。
【訳】選挙直前のCNNのウルフ・ブリッツァー・ショーの動画を見てください。バイデン文書は常に本物であったという(さらなる)証拠がある今、これらの人々がどのように嘘をつくかを見てほしい。これを見ても怒りを覚えず、メディアのこんな部分を軽蔑しないのであれば、あなたは間違っている。
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この、CNNの国営テレビ・プロパガンダ担当者は、ハンター・バイデンの文書が「ロシアのデマ情報」であることを*知っている*と明確に述べた。彼は*知っている*と言った。
彼はどうやって知ったのか?FBI職員が彼に言ったからだ。これらの企業メディアの人々よりも低俗で有害なものはない。
【訳】ハフポスが制作した、選挙前の「ニュース報道」を装ったジョー・バイデンのキャンペーン動画を見てください。この動画は嘘だらけだ:それ以外にこれを呼ぶ方法はない。そして、彼らの*唯一の*根拠は、CIAの主張を真似することだった。
繰り返しになるが、あなたがこれらのメディアをいくら軽蔑しても、それだけでは十分ではない。
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私たちは、企業メディア、CIA、ビッグテックが一体となって、選挙前にバイデン文書についてどのように嘘をつき、インターネット上で*検閲*したかについて、決定的な動画レポートを作成している(今夜アップされる予定)。
9月22日に、グリーンウォルド氏は次の動画を投稿している:
▼ ハンター・バイデンのラップトップについて新たな証拠が出現:CIAとメディアの不正行為の決定的な事例:
* * *
一方、ハンター・バイデンのラップトップから流出したメールとは別に、また新たなハンターの秘密メールをBusiness Insiderが独自入手したと、9月23日(木曜)に報じている。
「来た、見た、勝った」というカエサルが戦争に勝利したことを知らせるために使った言葉になぞらえて、ヒラリー・クリントンが、処刑されたリビアのカダフィ大佐について「来た、見た、死んだ」という有名な発言を行ってから4年後、ジョー・バイデン副大統領(当時)の息子であるハンター・バイデンが、オバマ政権(当時)によって凍結されていた約150億ドルのリビア政府の資産を、年間200万ドルの報酬で回収することを提案していた。
Business Insiderは次のように報じている(「No.2」とは副大統領を指している):
2015年1月28日付けの最初のメールは、ペルシャ湾で事業を展開している民主党の献金者で、この「リビア・プロジェクト」の指揮を執るサム・ジャウハリから送られていた。宛先は、シェイク・モハメド・アル・ラーバニだった。彼もまたオバマ選挙陣営への献金者であり、この提案に関わっていた。このメールでジャウハリは、(ハンター・)バイデンがどのような有益なものをもたらすか、そしてその見返りにバイデンが何を求めているかを率直に語っている:
「電話での会話で、私はNo.2の息子と会った。彼は年間$2のリテーナー費用と成功報酬を求めている。彼は自分の部下を雇いたいと言っているーー守秘義務のために親しい内輪の人間たちだろう。彼の父親は出馬するかどうかを決めている最中だ。
彼についてのポジティブな面は、国連世界食糧計画の会長であること、リビアのファイルを持っているNo.2の息子であること、国務省や財務省にアクセスできること、SofS(国務長官)J.(ジョン)Forbes K(ケリー)の息子とビジネスパートナーであること、そして父親と一緒に旅行しているため、M.Q.(ムアンマル・カダフィ)やLIA(リビア投資庁)の資金が凍結されているヨーロッパやアジアのあらゆるところとつながっていることだ。彼は中華人民共和国の最高レベルにアクセスできると自ら話しており、そこで助けることができると言っていた。
彼のマイナス面は、アルコール依存症であること、麻薬依存症であることーーコカインで米国陸軍を退役させられたーー低級の娼婦を追いかけていること、常にお金が必要で金欠の問題を抱えていること、その他多くの頭痛の種を抱えていることだ。
次のステップを決めるために、グストラードかロンドンで会おう。
(太字・下線強調はBonaFidr)
このメールの中でジャウハリが間違っているのは、ハンターが退役させられたのは陸軍ではなく海軍であるということだ。
Business Insiderは、この交渉に近い2人の人物から、メールに記された「年間$2のリテーナー費用」は200万ドル(約2億円)を意味していたことを確認している。
この情報源となった人物は、「私の記憶では、ハンターに関係するもの(ビジネス交渉)は全て200万ドルからだった」と語っている。
Business Insiderが入手した別の文書によると、「ジャウハリとそのパートナーは、回収された資産の5%を自分たちの懐に入れることを期待していた」とあり、彼らは数億ドルの報酬を手にする可能性があった。
ハンターとの交渉は2016年に入っても続いた。2016年2月26日、ジャウハリとアル・ラーバニの間で交わされたメールには、彼らが取引に向けて動いていたことが確認されている。
トランプJr.氏はこの報道について次のように皮肉を込めてツイートしている:
【訳】皆さん、ここには何も見るべきものはない。完全に合法です!!!
(引用されたツイート)
NEW:ハンター・バイデンは、リビア政府に帰属する資金の凍結解除のために、えー、年間200万ドルのリテーナー費用と「成功報酬」を要求した。これは、彼の父親がまだ副大統領だった2015年のこと。このメールを読むにはこちら・・・
ただし、このBusiness Insiderの記事を執筆したシュワルツ記者は、いくつかの補足を行っている:
【訳】補足:この取引は実現しなかった。メールはあの有名なラップトップからのものではなく、他の取材の過程で別のソースから入手したもの。
あと、サイレンがいくつか鳴ってる🚨🚨
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