Dr.ファウチがmRNAコロナワクチンにはほとんど効果がないことを認める論文を発表——インフルエンザを含む一般的な呼吸器系ウイルスの全てのワクチンに効果がなく失敗
アンソニー・ファウチは、先月発表した共著論文の中で、mRNAコロナワクチンにはほとんど効果がないことを認めた。元ニューヨークタイムズ記者のアレックス・ベレンソン氏が2月9日に自身のSubstackにそのことを紹介する記事を投稿すると全米ニュースとなって広がった。
アレックス・ベレンソン氏については、本サイトでも何度か取り上げた。特に彼のツイッター・アカウントが凍結されたことについてはここで詳しく紹介した。
今回のベレンソン氏のスクープ記事を、ニューヨークポストのコラムニスト、ミランダ・デバイン氏がツイートしている:
【訳】ファウチが驚くべきことをこっそり告白:「粘膜呼吸器系ウイルスに対する確実な防御を引き出し、それらが引き起こす致命的なアウトブレークやパンデミックを制御しようとする過去のパッとしない試みは、科学的にも公衆衛生的にも失敗であった」。
ベレンソン氏は、記事の冒頭で次のように記している:
先月、3人の科学者がインフルエンザ予防接種にはほとんど効果がなく、麻疹などのワクチンに使われる基準からすると承認することができないと指摘しました。
「60年以上インフルエンザ・ワクチンを実施してきた今言えることは、ワクチンによる感染予防の改善はほとんど見られないということだ・・・ワクチン予防可能なその他ほとんどの病気にしてみると、私たちがこれまで承認した中で最高のインフルエンザ・ワクチンでも認可を受けるには不十分だろう」。[太字強調は追加]
これは本当です。インフルエンザ予防接種は、公共政策という仮面をかぶったプラシーボ(偽薬)であることが、いくつかの厳密な論文で証明されています(論文1)(論文2)(論文3)。
しかし、この同じ科学者たちは、次に私たちの愛する画期的なコロナワクチンと、これらの無意味なインフルエンザ・ワクチンとを同等だとみなしました:
「SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の亜種が出現するにつれ、インフルエンザ・ワクチンを彷彿とさせるこれらの[コロナ]ワクチンの欠点が明らかになってきた」。
こんなことを言うこの悪質なアンチ・ワクチンの反乱者はいったい誰なんでしょうか?
米国国立衛生研究所(NIH)の3人の研究者です。その中の1人の名前に聞き覚えがあるかもしれません――今は引退したアンソニー・S・ファウチ博士。
しかし、コロナとインフルエンザの予防接種を同等なものとみなすこの比較は、この論文に書かれた爆弾発言の一つにしか過ぎません。
その核心部分で、この論文は、一般的なコロナウイルス、インフルエンザ、呼吸器合胞体ウイルス(RSウイルス)のようなウイルスに対して、いかなるワクチンも十分な効果を発揮することが果たしてできているのかという疑問を投げかけています。
そしてその疑問は、論文の著者たちが質問していない、さらに厄介な疑問を隠しています――それは、我々の免疫反応が設計されてはいない方向に(mRNAワクチンによって強制的に)誘導することによって、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)に勝とうとする、そうした私たちの活動が、危険を引き起こしてしまったのではないか?という疑問です。その危険を、私たちは理解し始めたばかりです。
さらにベレンソン氏は次のように指摘している:
歴史上最も成功したワクチン企業でありながら、コロナウイルス・ワクチンの取り組みを急速に終了させたメルク社の当時の最高責任者、ケン・フレージャーが2020年に警告したように(mRNAワクチンは効かなかった):
「免疫系を刺激はするものの、最終的に防御力を得られなかったワクチンの過去の事例がたくさんあります」。
フレイジャーは正しかった。
現在、私たちには数十億回分の投与に基づくmRNAの2年分の実データがあります。ここでは副反応は置いておくとして、2回目の投与から約4カ月間はコロナに対して非常によく効きます。
その後、ワクチンの効果は急速に減退します。数カ月以内に、コロナウイルスの感染・伝播に対しては(効果は)ゼロになります。実際、ワクチン接種者はワクチン未接種者よりもコロナに繰り返し感染する可能性が高いという、最終的にはマイナス効果に転じる証拠が増えています。
(打てば打つほど、問題は増える)
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コロナによる重症化や死亡についてはどうでしょうか?初期であれば、mRNAワクチンがそれらも防いでくれます。なぜなら、そもそもコロナウイルスに感染しなければ、それで死ぬことはないからです。
それでは、ワクチンが感染に対して効かなくなった後はどうでしょうか?例えば今はどうなっているでしょう?真実はというと、誰にも分かりません。ファウチやワクチン提唱者たちは、mRNAワクチンが重篤な症状や死亡に対して何らかの効果を保持していると永遠に主張し続けるでしょう。
しかし、彼らの根拠はほとんどすべて、ワクチン接種者と非接種者の非無作為グループでの結果を比較する疫学的研究からきています。その問題は、ワクチンを接種した人の方が接種していない人よりも集団として健康である(そしてその差はブースターごとに拡大している可能性が高い)ため、これらの研究は信用できないということです。
これは、インフルエンザの予防接種が、たとえ人々がそれを接種する前であっても、肺炎に効果があるように見えるのと全く同じ理由です。インフルエンザ・ワクチンは(接種しようと思う人たちがそもそも)健康であるという指標であり、健康を促進するものではないのです。
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同時に、コロナウイルスは、免疫学者が予測した通り、ワクチンに対して変異を起こしています。コロナウイルスはmRNAで生成される抗体を破るためにスパイクを変化させました。
さらに悪いことに、新しいオミクロン変異株に対してワクチンを更新する努力は、おそらく第一世代のワクチンが免疫系に強力な「刷り込み」を残すため、うまくいきません(出典)。
結局のところ、コロナワクチンはインフルエンザ・ワクチンと同様――良く言っても――集団ベースでは効果がないようです。
mRNAワクチンの大量接種が始まってから2年が経ちますが、このワクチンを使用した裕福な国々では依然としてコロナの大量感染が続いていて、これまでコロナで死亡してきたのと同じ超高齢者層が主にそれによる死亡者数を占めています。他のワクチンを使用した貧しい国々では、コロナの症例や死亡例があまり報告されていませんが、それは彼らがmRNAワクチンを使わなかったからなのか、それとも彼らが数えるのをやめただけだからなのかは明らかではありません。
このように、コロナワクチンは当初約束されたとおりにメカニズム的には機能します。しかし、これらワクチンに、実際には何の長期的な効果はないのです。
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ファウチと彼の共著者達はその責任を誰に求めるべきか知っています。その責めを負うべきは、人間の免疫システムです。
「私(や私のワクチン)ではなく、あなただ!」。(*)
これは本当に、本気で(そう論文の中で主張しています)。
(*訳者注:議会の公聴会でランド・ポール上院議員に嘘をついていると詰め寄られたファウチは、「ここで嘘をついているのは私ではなく、あなただ!」と声を荒げたことがある。)
そしてmRNAワクチンが長期的な効果をもたらさないメカニズムを、ベレンソン氏は次のように説明している:
コロナのmRNA注射は、進化を克服し、私たちがそうしないように進化してきたことを(無理やり)させるように設計されました。これらは私たちの免疫システムを騙して、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)に対する(自然の)反応よりもはるかに強力な反応を起こさせ、超自然的に高いレベルのIgG抗体を作り出すのです。
この超高レベルの抗体は、「バグ(不具合)」ではなく、機能のはずでした。それこそが、mRNAワクチンが感染を抑制する理由でした。
しかし、現在では、体はすぐに抗体レベルを正常に戻すことが分かっています。
さらに悪いことに、もしブースター接種を繰り返して抗体濃度を再び強制的に高くしてしまうと、私たちの免疫システムはその反応として、通常はウイルスではなく非再現性のアレルゲンに対する反応として見られる種類の抗体を生産するようになります。
言い換えると、私たちの免疫システムは、長期的にはmRNAからの刺激に対して非常に好ましくない反応を示すようです。
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今回の(ファウチの)論文の最後で、驚くべき締めくくられ方がされています:
「粘膜呼吸器系ウイルスに対する確実な防御を引き出し、それらが引き起こす致命的なアウトブレークやパンデミックを制御しようとする過去のパッとしない試みは、科学的にも公衆衛生的にも失敗であった・・・
多くの研究者や共同研究グループが、重要な呼吸器系ウイルス疾患を予防するために、これまでの前提やアプローチを根本から見直し、大胆な新しい道を探ろうとしていることに、私たちは興奮と活気を感じている」。
ちょっと待って、何ですって?
「過去のパッとしない(成功しなかった)試み?」
「根本から見直し?」
ファウチは、新しいタイプのワクチンを世界中に押し付ける活動の先頭に立って支援していたばかりです。わずか数ヶ月の試験の後、米国と他の国々では30億回以上のmRNAワクチンを自国民に注射しました。
しかしこれらの言葉で、その努力は完全に失敗したとファウチは認めてしまっています。彼は、「公衆衛生的にも失敗であった」「過去のパッとしない試み」からmRNAワクチンを除外していません。彼は、それら(mRNAワクチン)が「大胆な新しい道」の基礎になることができるとは言っていません。
彼は、それ(mRNAワクチン)との関わりをなくし、そこから足を洗おうとしている――人の免疫系を再組み替えしようとする彼らの試みが失敗し、それが長期的にどんな結果をもたらすかということから。
トニー・ファウチはラッキーです。
彼は82歳。
彼がしでかしたことの後始末をするのは、残された私たちの責任ということになるでしょう。
一方、The Hillが今年1月25日に配信した以下の動画で、ビル・ゲイツもmRNAのコロナワクチンを批判しており、修正すべき3つの問題点を挙げている:
BonaFidrをフォロー現在のワクチンは、感染をブロックするものではありません。・・・それらは、幅広いものではない、つまり新たな変異株が出現した時に防御を失ってしまいます。そして、それらは有効期間が非常に短く、特に最も守ることが重要な高齢者たちの間でそうです。