コロナワクチンによる死亡報告の100%がわずか5%のロットが原因=米CDCのデータが示す——その大半が米国内で共和党が支配的な州に配布されたのはなぜなのか?
THE EXPOSÉ|2023年2月19日掲載
2021年10月31日、私たちは、米国の『ワクチン有害事象報告システム(VAERS)』を独自調査した結果、新型コロナワクチンの特定のロット番号に対して極めて多くの副反応と死亡例が数多く報告されていることを明らかにしました。つまり、この実験段階の注射の中で致死性が高いロットが特定されたことを意味します。
また、この調査により、13州以上に配布された130件のロット番号のP社製コロナワクチンは、12州以下にしか配布されなかった4,289件のロット番号のP社製ワクチンに比べて、平均639倍も多く人々に害を与え、平均109倍多くの人々が入院し、平均22倍多くの人々が死亡したことが判明しました。
しかし、この調査で最も衝撃的だったのは、『ワクチン有害事象報告システム(VAERS)』に報告されたコロナワクチンの死亡例のうちロット番号が判明しているものの100%が、製造された全ロットのわずか5%が原因だったということです。しかしこの深刻で厄介な発見はここで終わりません。私たちは新型コロナワクチンに関するVAERSデータをさらに分析し、最も死亡率の高いロットの大半が、明らかに米国内で共和党が支配する赤い州(レッドステート)に配布されたことを発見したからです。
この調査に使用されたデータは、一般に公開されているVAERSデータベースから抽出されたもので、こちらから閲覧することができます。『ワクチン有害事象報告システム(VAERS)』は、米国疾病対策予防センター(CDC)と食品医薬品局(FDA)が共同で運営する、ワクチンの安全性に関する米国のプログラムです。
このプログラムでは、ワクチン投与後に発生した有害事象(有害な副反応の可能性)について、医師、看護師、患者からの報告を通じて情報を収集し、リスク・ベネフィット比が高いかどうか、特定のワクチンの継続使用を正当化できるかどうかを判断します。
10月31日に発表されたVAERSデータの調査には、2021年10月15日時点のVAERSデータベース内にある副反応および死亡例の報告を含んでいます。そして私たちがVAERSデータをさらに調査した結果明らかになったことには、2021年10月22日時点のVAERSデータベース内にある副反応および死亡例の報告を含んでいます。
発見1:P社――ロットあたりの死亡者数が非常に高いロットがいくつかある
左のグラフ:「ロットあたりの死亡者数(1人〜100+人)」ごとのロット件数
横軸:ロット1件につき報告された死亡者数の幅
縦軸:ロット件数
右のグラフ:同じデータをlog10で対数変換したもの
最初の調査では、P社のワクチンによる死亡例が、それぞれロット番号が割り当てられた特定のバッチにのみ関連していることが判明しました。「ロット番号」とは、製造されたワクチンの特定のバッチが人の腕に投与されるまでを追跡するための数字と文字の羅列で、通常、ワクチンのラベルや添付文書に記載されているものです。
上のグラフは、P社製ワクチンの96%のロットについては、死亡報告がゼロであることを示しています。つまり、2,828人の死亡報告は、P社製ワクチンのわずか4%のロットに関連したものであることを意味しています。
5つのロット番号はそれぞれ61人~80人の死亡と関連し、さらに別の5つのロット番号はそれぞれ81人~100人の死亡と関連し、そしてわずか2つのロット番号がそれぞれ100人以上の死亡と関連していました。
発見1:モデルナ社――ロットあたりの死亡者数が非常に高いロットがいくつかある
左のグラフ:「ロットあたりの死亡者数(1人〜100+人)」ごとのロット件数
横軸:ロット1件につき報告された死亡者数の幅
縦軸:ロット件数
右のグラフ:同じデータをlog10で対数変換したもの
同じことが、モデルナのコロナワクチンにも見られます。モデルナ社製ワクチンの95%のロットで、死亡報告がゼロでした。つまり、2,603人の死亡は、モデルナ社製ワクチンのわずか5%のロットに関連していたことを意味します。
13件のロット番号はそれぞれ41人~60人の死亡と関連し、2件のロット番号はそれぞれ61人~80人の死亡と関連し、1件のロット番号は81人~100人の死亡と関連していました。
VAERSデータの最初の調査では、米国内の13~50州に配布されたP社とモデルナ社のコロナワクチンの特定のロットは、米国内の12州以下にしか配布されなかったロットと比較して、有害事象報告数と死亡者数が異常に多かったことも判明しています。
発見2:P社――13~50州に配布されたロットは異常に高い有害事象報告数と死亡者数
左の表:13~50州に配布されたロット*
右の表:12州以下にしか配布されなかったロット**
*備考:州の最大値=57。VAERSでは州の名前にミススペルがあるため
**12州というカットオフ値は、インフルエンザワクチンのデータセットから最も高い#州/ロットを基に選択された
上の表からわかるように、P社製ワクチンの4,289件のロットは米国内の12州以下にしか配布されず、これらのロットに対しては99人の死亡と657人の入院、そして9,141件の有害事象の報告が記録されています。これは、1ロットあたり平均2件の有害事象報告があり、死亡と入院は平均0件ということになります。
しかし、さらに別の130件のロットのP社製ワクチンが米国内で13~50州に配布され、16万6,170件の有害事象報告、2,799人の死亡、1万4,155人の入院が記録されています。これは、ロット番号1件ごとに平均1,278件の有害事象報告があり、22人が死亡し、109人が入院したことになります。
問題は、コロナワクチンのこれら死亡率の高いロットは、どの州に送られたのでしょうか?ということです。
全米の13以上の州に送られたロット番号の全リストは、こちらからダウンロードできます。このリストには、各ロット番号に関連する有害反応と死亡者数が表示されています。そしてP社、モデルナ社、ヤンセン(J&J)社のコロナワクチンが含まれています。
13以上の州に送られたうち最も有害な上位26件のロット番号
前回の私たちの調査で、P社製コロナワクチンの死亡例の100%が全ロットのわずか4%、そしてモデルナ社製コロナワクチンの死亡例の100%が全ロットのわずか5%で発生していることが明らかになっていたため、私たちは、VAERSシステムで両ワクチンによる死亡例をその発生州別にリストアップして簡単に調査することができました。
その結果は次の通りです:
P社+モデルナの合算値
ご覧のように、一見したところ、最も死亡者数が多いコロナワクチンのロットは、米国内の共和党と民主党が支配する州にほぼ均等に分布していて、民主党が支配するカリフォルニア州が466人と最も死亡者数が多く、次いで共和党の3州であるケンタッキー州、テキサス州、フロリダ州がそれぞれ338人、338人、336人と、P社またはモデルナのmRNA注射で死亡したことが記録されています。
しかし、死亡者数の多いロットのコロナワクチンの大半が実際にどこに配布されたかを理解するためには、これらの数字は文脈に即して整理する必要があります。そしてそのためには、各州で合計どれだけの人がワクチンを接種したか知る必要があります。
これを正確に行うためには、ヤンセン(J&J)のウイルスベクター・コロナワクチンをこの数字に含む必要がありました。そしてVAERSのデータでは、ヤンセン社製注射のごく一部のバッチもまた、ヤンセンのワクチンによる死亡者数の大半を占めていることが分かっています。
ロットごとのヤンセン社製ワクチンによる死亡者数(左=最悪、右=最善)
クレジット:Karl Dendinger
そこで、私たちはVAERSシステムを再度検索し、今度はヤンセンのワクチンもP社とモデルナのワクチンと一緒に検索してみました。
その結果は次の通りです:
P社+モデルナ+ヤンセンの合算値
ご覧いただけるように州の順番は変わらず、コロナワクチンの最も致死性が高いロットは、一見、全米で共和党と民主党が支配する州の間でほぼ均等に分布していることを示しています。
しかし、各州のワクチン接種者数を考慮し、ワクチン接種者数に対する死亡者数の比率を計算するとどうなるか、見てください。
ワクチン接種による死亡率が高い上位8州は、すべて共和党が支配する赤い州(レッドステート)であり、ワクチン接種による死亡率が高い上位24州のうち19州は、やはり共和党が支配する赤い州となっています。ケンタッキー州、アーカンソー州、ウエストバージニア州、モンタナ州、アラスカ州、ノースダコタ州、ワイオミング州、テネシー州がトップで、フロリダ州は51州中20位でした。
また、ワクチン接種者数に占める死亡者数の比率を計算することで、カリフォルニア州は、一見するとワクチンによる死亡者数が最も多く、(致死性が高いロットの)影響を最も受けている州に見えますが、実際は致死性が高いロットの影響を最も受けていない州であることもわかります。
共和党が支配的なケンタッキー州のワクチン接種者数に占める死亡者数の比率は、民主党が支配的なカリフォルニア州よりも1900%も悪いことをこれらの数字は示していて、この共和党の州は民主党の州が受け取ったワクチンの20倍も致命的なコロナワクチンを受け取ったことを示唆しています。
また、共和党が支配的なフロリダ州は、民主党が支配的なカリフォルニア州よりも3倍も致命的なコロナワクチンを受け取り、そのワクチン接種者数に占める死亡者数の比率は、カリフォルニア州より200%高いことがこの数字で示されています。
結論
VAERSデータに関するこの調査は、いくつかの憂慮すべき結果を明らかにしており、さらなる調査を必要としています。しかし同時に、コロナワクチンの安全性を監視しているはずの米国内の当局が、なぜこのことを自ら発見しなかったのか?という疑問も引き起こします。
なぜ、特定のロットのワクチンは、他のロットより有害であることが証明されているのでしょうか?
なぜ、特定のロットのコロナワクチンは、他のロットより致命的であることが証明されているのでしょうか?
なぜ、最も有害で致命的なコロナワクチンの大半が、米国内で共和党が支配する州に配布されたのでしょうか?
これらの極めて重大な疑問には、早急に答えを出す必要があります。
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