【動画】ウォルマートでアイスクリームを舐めて冷凍庫に戻した女性の動画が拡散:最長20年の禁固刑
アメリカ・テキサス州のウォールマートで、若い女性が売り物のアイスクリームをひと舐めして冷凍庫に戻す様子を撮った動画が全米に拡散され話題になっている。日本でもアルバイトの若者が、コンビニの冷凍庫に入って寝そべったり、売り物のおでんをつついたり、何度となく「バカッター」と呼ばれる悪ふざけをする動画が拡散され社会問題になっているが、アメリカでも同様の「バカッター」が後を絶たない。
これがその動画:
What kinda psychopathic behavior is this?! pic.twitter.com/T8AIdGpmuS
— Optimus Primal (@BlindDensetsu) June 29, 2019
地元のテレビ局KSTP ABCは、彼女は最長20年の禁固刑に処される可能性があると報じている。
しかしアメリカならではの議論が起きている。それは動画に映った女性が黒人であるため、人種問題にも火の粉が飛び火してアメリカ社会で議論を呼んでいる。
また、動画にはアイスクリーム・メーカーのBlue Bellというブランド名も映っているため、アイスクリーム会社も対応を迫られ次の声明を発表している:
「我が社の社員が、この動画が撮影された場所を認識できたため、その店舗内にある冷凍庫を検査しました。監視カメラに映った映像、場所、そしてアイスクリーム・カートンを検査した結果を元に、異物が混入したハーフガロン入りのアイスクリームを回収できたと確信しています。念の為、当該店舗からハーフガロンのティンルーフ製品を全て回収しました」
同社はまた、売り物の食品へのイタズラは冗談では済まされず、同社の製品に対するいかなるイタズラも容赦しないと発表している。
地元の警察署・消防署がオフィシャル・フェースブックに次のメッセージと写真を投稿している。容疑者の男女について知っている人がいれば警察に通報するよう、容疑者を特定するために情報を広く一般から募集している。
公開捜査のかいがあり、その後、警察は容疑者を特定したと発表。当初、警察当局は、第2級犯罪で彼女を逮捕するつもりであり、有罪となれば最長20年の禁固刑が課されるはずであった。また、警察は連邦政府の食品医薬品局(FDA)とも連携し、連邦法違反の疑いでも捜査していた。
しかし、警察は容疑者の女性の身元が判明したため身柄を拘束したところ、彼女が未成年であることが発覚した。これを受け、警察は以下の発表を行なっている:
「彼女は未成年であるため、テキサス州家族法規セクション58.104に基づき、彼女の身元は非公開とする。(中略)この事件は、テキサス州少年司法省に移管される」
容疑者が未成年のため、最長20年という禁固刑や罰金は大幅に減刑される見込みだ。少年法はどこまで未成年の犯罪者を守るべきか、アメリカでも議論が起きている。
Photo courtesy of KSTP ABC
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