経済の大崩壊と米連銀そのものの崩壊をロン・ポール元議員が予言
9月3日、テキサス州選出の元議員で大統領選挙にも出馬したことがあるロン・ポール氏がポッドキャストのQuoth the Ravenに出演し、米国株式市場の現状や、ケインズ理論を人々に信じ込ませようとするマスメディア、大統領選挙戦などについて持論を語った。
株式市場の現状
アメリカの中央銀行にあたる米国連邦準備制度理事会(通称Fed)と株式市場について質問され、ポール氏は次のように語っている:
歴史的なことが起きていると思う。終わりが来ていると思うし、本当に巨大な経済崩壊を我々は目撃することになると思う。なぜなら、金融面でも、そして倫理面においても我々は破綻してしまっていることを認めない限り、解決法はないからだ。
彼はまた、米国連邦準備制度理事会は、我々が大崩壊に向かっていることを理解していると確信しているとも語っている:
多くの人々が問題があることを知っている。米国連邦準備制度理事会のメンバーたちは、認めたくないだろうが、今起きている状況についてずっと深く理解していると思う。(中略)米国連邦準備制度理事会は自らを解体することになるだろう。なぜなら存続能力がないからだ・・・。
金(ゴールド)について
金(ゴールド)は本物のマネー(貨幣)だ。紙幣は、それを価値あるものと人々を騙して信じ込ませることができるときにのみ存在しうる・・・金(ゴールド)こそが究極的な価値である。
マスメディアが大統領候補者のタルシ・ギャッバード議員の言論封殺をしていることについて
ポール氏が2008年と2012年に大統領選挙に立候補したことについて質問を受けて、ポール氏はタルシ・ギャッバード候補者が不公平な扱いを受けていると語った。
彼女は公平な扱いを受けていない。しかし彼女は、「毒蛇の巣穴」に自分が入っていることを認識するべきだ。彼女は進歩主義の民主党員が悪い方向に逸れてしまったと劇的に表現している・・・
彼女は目立たないように身をかがめ、自分が信じることだけ語るようにするべきだと思う。そうすれば、民主党支持者の輪の外にいる人たちに訴求することができるだろう・・・
彼女は、私が大統領選挙に立候補した時よりも不公平な扱いを受け攻撃を受けていると思う・・・(*)
(*筆者注:前回の民主党候補者たちによる大統領選挙討論会で、ギャッバード議員が主要候補者の1人カマラ・ハリス候補者の知られたくない過去を暴露した。それ以来、ギャッバード議員の選挙キャンペーンに使われているグーグル・アカウントが一時凍結されたり、ツイッターで言論封殺されたり、ニュース・メディアにより彼女の従軍歴に関するフェイクニュースが報じられたりしている。)
米国連邦準備制度理事会は株式もしくはS&Pの先物を購入しているのか
アメリカの中央銀行は、現在、株式市場もしくは先物市場に介入しているのかと質問され、次のように述べている:
中央銀行は介入していると思う。彼らは詳細を知られたくないと思っているだろう。だから、彼らは監査させていない。監査されれば、市場介入していることがばれてしまうからだ・・・
・・・「金融市場に関する大統領ワーキンググループ(Presidents Working Group on Financial Markets)」が、株価が下落するのを食い止めている。それが彼らの仕事だ・・・
彼らは完全に(株価を)コントロールする能力を持っており、誰も彼らを監視していない・・・
彼へのインタビュー内容はここで全編を聞くことができる。
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