過半数の米国人が新型コロナウイルスを「チャイニーズ・ウイルス」と呼ぶトランプ大統領に同意:アメリカの主流メディアも当初はそう呼んでいた
トランプ大統領は武漢ウイルスを「チャイニーズ・ウイルス」と呼び、左派系メディアから人種差別だと大バッシングを受けている。しかし過半数のアメリカ人はトランプ大統領に同意するという世論調査結果が発表された。
米世論調査機関ハリス・ポールが3件の独立した世論調査を実施した結果、いずれの調査でも回答したアメリカ人の50%以上が、トランプ大統領が「チャイニーズ・ウイルス」と呼ぶことに対して「ある程度同意する」もしくは「強く同意する」と回答した。(世論調査の結果はここで閲覧できる。)
これら3件の世論調査は、3月末から4月初旬にかけて実施された。それぞれ、52%、54%、52%の回答者たちがトランプ大統領に同意すると回答した。
また、この3件の世論調査の中で直近に行われたものでは、大多数のアメリカ人が、武漢ウイルスが拡散したのは中共政府に責任があると回答していることも明らかとなっている。
科学者たちが、中共政府が迅速に情報公開をしていれば、全世界に広がったウイルス拡大の95%を回避することができていたとする分析結果を発表している。
さらに、最新のハリス・ポールの世論調査では、回答した58%のアメリカ人が、チャイナは「このウイルスが拡散した責任をとって各国に賠償するべきである」と回答している。
しかしその一方で、科学雑誌『ネイチャー』は4月7日(火曜)、ウイルスを発生地の名前と関連づけることは「無責任」であり「止める必要がある」とする声明を発表している。
何十年にもわたって、各大学は多様性を高めるために努力し、そして各国は国際的に学者たちが交流することを促進する政策を施行してきた。多様性はそれ自体に価値がある。もし不名誉の烙印が、このコロナウイルスによって加速することで、アジアの若者たちが大学キャンパスから撤退する事態となれば、それは悲劇である」とこの(ネイチャーの)声明文は宣言し、かつては差別により国際的論文雑誌から研究者たちが排除されてきたと主張している。– Summit News
しかし、雑誌ネイチャーは議論のすり替えを行っている。情報隠蔽を行ってきた中共にパンデミックの責任を求めることを、ウイルスを「チャイニーズ」と呼ぶことが人種差別的でるという議論にすり替え、責任の所在を曖昧にしてはいけない。
* * *
さらに、欧米の左派系メディアこそが、当初このウイルスを「チャイニーズ・ウイルス」や「武漢ウイルス」と呼んでいたことを忘れてはいけない。
アメリカのコメディアンで、政治問題をテーマにするトーク番組『Real Time with Bill Maher(ビル・マーとのリアルタイム)』の司会を務めるビル・マー氏は、4月10日(金曜)に放送された番組内で、「チャイニーズ・ウイルス」と呼ぶことは人種差別だと報じ続ける左派メディアを批判した(以下の動画)。ビル・マー氏自身、民主党支持者であることを隠しておらず、左派の言論人としてトランプ大統領を批判し続けてきた人物である。
もしチャイニーズ・ウイルスと聞いて、それがチャイナの責任だと追求する人がでてきたらどうするかだって?その答えは決まっている。そう、私たちはチャイナの責任を追求するべきだ。習慣的に数百万人の人々を殺害する国家に対して、差別すべきではないというような判断を保留する余裕はもはや私たちにはない。・・・より大きな腐った魚を料理する(大切なことに取り組む)ときにきている。・・・
科学者たちは一般的にとてもリベラルだが、彼らですら病気を発生地によって名付けることを長い間行ってきた。・・・ジカ熱は(ウガンダの)ジカ森、エボラ熱はエボラ川、ハンタウイルスはハンターン川が発生源だ。さらに西ナイル・ウイルスやギニア虫、ロッキー山発疹熱があり、そしてご存知のスペイン風邪もある。
ポール・ゴーザー下院議員(アリゾナ州選出・共和党)が「武漢ウイルス」と呼んだことについて、左派のテッド・リュー下院議員(カリフォルニア州選出・民主党)がツイッター上で噛み付いたことについても、マー氏は取り上げている。
これはリュー下院議員が投稿したツイート:
Dear @DrPaulGosar: I will pray for you, your staff & the person hospitalized.
Also, calling #COVIDー19 the Wuhan Virus is an example of the myopia that allowed it to spread in the US. The virus is not constrained by country or race. Be just as stupid to call it the Milan Virus. https://t.co/of91p65mIO
— Ted Lieu (@tedlieu) March 9, 2020
【訳】ポール・ゴーザー博士へ:貴殿、そして入院された貴殿のスタッフたちのためにお祈りいたします。
あと、COVID-19を武漢ウイルスと呼ぶことは、この呼び名が米国で広がることを許すことになる偏狭な意見の例となっています。このウイルスは国や人種によって制約されるものではない。これをミラノ・ウイルスと呼ぶのと同じほど愚かなことです。
リュー議員のこの投稿に対して、マー氏は次のように批判している:
「いや違う。これ(リュー議員の投稿)はもっと愚かだ。なぜなら、このウイルスはミラノが発生源ではない。
このように左派系議員に対して左派系のコメンテーターが自身の番組内で批判する事態は、アメリカの民主党が内部分裂している様子を如実に物語っている。
そしてなにより忘れてはいけないのは、アメリカの主流メディアが、当初はこぞって「チャイニーズ・ウイルス」や「武漢ウイルス」と呼んでいたことだ。これはトランプ大統領が「チャイニーズ・ウイルス」と呼ぶ以前からそうだった。
反トランプの急先鋒であり左派系メディアの代表CNNも、当初は次のように報じていた:
Montage of left wing media calling the Coronavirus the “Wuhan” virus.
Of course, today they say you’re racist if u say that.
Two weeks ago they all said it. #WuhanVirus
— Joshua Fontanilla (@joshfontanilla) March 12, 2020
【訳】左翼メディアがこのコロナウイルスを「武漢」ウイルスと呼んでいた動画。
もちろん、今ではこの言葉をあなたが使えば、彼らはあなたを人種差別主義者と言う。
2週間前、彼ら(CNNの出演者)は全員、こう呼んでいた。
#武漢ウイルス。
https://twitter.com/mallen2010/status/1240703258466766848
【訳】今日ホワイトハウスで行われたコロナウイルス対策チーム記者会見で、トランプ大統領が発表した時のメモを拡大して見ると、「コロナ」という単語が横線で消され、その上に「チャイニーズ」ウイルスと書かれているのがわかる。
(赤いペンで印がつけられた4枚の写真は、主流メディアであるBBC、AP通信、ワシントンポスト、Scientific Americanが全て「チャイニーズ・ウイルス」と呼んで投稿したツイートや記事。)
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