Dr.ファウチがWHOテドロス事務局長とやりとりしたeメールの開示請求訴訟が起こされる|3月の記者会見でDr.ファウチはテドロス事務局長を絶賛
全米の世論調査の中には、トランプ大統領よりも国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長(79歳)を信頼すると回答した米国民のほうが多いという結果が出ているものもある。(ホワイトハウスの報道官はこの世論調査の結果に反論している。)
雑誌エコノミストとYouGovが共同で実施した世論調査によると、5月2日時点で、民主党支持層の間では68%がDr.ファウチを信頼していると回答したのに対して、共和党支持層の間では半数を割り48%が信頼すると回答している(以下のグラフ)。いずれにしても、民主両党の支持層の間で、Dr.ファウチを信頼すると回答するアメリカ人の割合は4月25日以降、下降傾向にある。
アメリカ国民がDr.ファウチに疑問の目を向け始めているその理由は、本サイトでも度々紹介してきたように、Dr.ファウチがチャイナの武漢ウイルス研究所と長年深いつながりがあることが判明してきたことが関係しているのは間違いないだろう。
さらにDr.ファウチは3月25日にホワイトハウスで行われた記者会見で、WHOのテドロス事務局長を絶賛している動画が改めて「発掘」されて報じられている。
この3月25日の記者会見で、Dr.ファウチはWHOのテドロス事務局長を次のように称賛した:
テドロスは、非常に卓越した人物だ。私は、彼がエチオピアの保健大臣の時から知っている。何年にもわたってWHOには問題がないと語っている人たちは、WHOのことを注意して見ていない。しかしテドロスの指導力の下、彼ら(WHO)はうまくやっていると私は思う。彼はすべてのことに目を配っている。私はたった数時間前に彼と電話で話をしたところだ。
このコメントに対して、FOX Newsのタッカー・カールソン氏は、「ファクト・チェック」をすることを忘れておらず、このようにDr.ファウチの欺瞞を指摘している:
彼(テドロス)がエチオピアで保健大臣としてうまくやっていたと大げさにまくしたてているが、まさにその時、テドロスはエチオピアで複数発生したコレラの流行を隠蔽するのを手助けしていた。政治的な理由で。WHOの事務局長になって欲しいような人物ではないが、現実には彼が事務局長だ。
そしてワシントンDCにある右寄りの政府監視組織Judicial Watchが、5月11日、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のDr.ファウチ所長とクリフォード・レーン副所長が新型コロナウイルスに関してWHOとやりとりしたeメールの開示を求める訴訟を起こした。
この訴訟は、国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の上部組織である米保健福祉省(HHS)に対して、Judicial Watchが4月1日、以下の情報開示請求を行ったのに対して、米保健福祉省(HHS)が応じなかったため起こされた:
- ファウチ所長とクリフォード・レーン副所長が、WHOの職員たちと新型コロナウイルスに関してやりとりした連絡内容
- ファウチ所長とクリフォード・レーン副所長が、WHOのブルース・アイルワード氏、WHOのテドロス事務局長、そしてチャイナに関してやりとりした連絡内容
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