カテゴリー
コラム 司法 政治

CIA長官ジーナ・ハスペルと英国が反トランプの陰謀に果たした役割

クリス・ファレル筆|10月6日The Gatestone Institute掲載

 

我々は、反トランプの謀略にジーナ・ハスペルCIA長官が果たした役割について、この記事で事実と疑念を挙げることで深刻な問題提起を行い議論した。

 

ハスペルは(彼女がCIAロンドン支局の局長を務めた2014年〜2017年初頭までの間)、FBIが扇動したトランプ候補を標的にする外国スパイ防止活動作戦(いわゆるロシアゲート疑惑)と連携した活動に積極的に関与し、その事情をよく知る当事者であるようだ。政治を乱すこの謀略は、ドナルド・J・トランプ大統領に対するソフトなクーデターを実行するという、より洗練されそして攻撃性を高めた計画へと発展した。

 

ハスペルに関する過去のニュース報道を調べてみると、我々はスコット・シェイン記者が書いた2019年7月付けのワシントンポスト紙の記事にたどりつく(当然、同紙の記事は警戒心を持って読む必要がある)。記事のタイトルにはこう書かれている:「寡黙な長官:ジーナ・ハスペルはどのようにCIAとトランプとの危険な関係を取り持つか」。この記事を執筆するにあたり、この記者とハスペルや彼女の事務所が協力していないということを、我々読者は前提とすることが求められる。シェイン記者は、ハスペルが(記事の執筆に)関与していないことをわざわざこのように説明している:

「この報道は、米国でハスペルと仕事をしたことがある現職および退職した26人の職員たちに行なったインタビューを基にしている。特に、彼女が(CIAの)本部およびロンドン支局で上級管理職を務めたときの同僚たちである。ハスペルは、CIAの最高位の代表——つまり支局長——としてロンドン支局に2度赴任した。ロンドン支局長というポストは誰もが羨む役職であり、通常、CIAの最高位幹部に昇進する足掛かりとなっている」。

 

過去10年間、これほど几帳面に情報源についての説明を行なっているワシントンポスト紙の記事は1本もない。ハスペルは、この記事とは一切関わっていない。このことを記憶に留めて欲しい。

 

ロンドン支局長を2度務めたハスペルは、英国の諜報および安全保障機関と緊密な関係を構築していた。この二国間の「特別な関係」という性質から、これは全く驚くことではない。しかし、シェイン記者が英国の諜報機関職員たちに行なったインタビューは、一歩踏み込んだ内容となっている:

「・・・仕事が終わった後の社交性に欠けていた彼女(ハスペル)であったが、英国の安全保障体制における上層部と深い仕事上のつながりを持つことでそれを補った。『彼女は、我々の組織内の誰にでもアクセスすることができた』と英国諜報機関の元職員は語った」。

 

シェイン記者はさらに次のように説明している:

「ハスペルは、CIAの最重要外国パートナーである英国の秘密諜報サービス機関MI6と、CIAとをつなぐ最も重要な接点となった。彼女が共に仕事をした英国の職員たちは、彼女が彼らのことをあまりによく——欠点も含めてなにもかも——理解しているため、彼らは彼女のことを『名誉英国デスク幹部』と呼んでいると語っている」。

 

そして次のパラグラフでシェイン記者は興奮気味に次のように記している:

・・・トランプは、彼の大統領選挙キャンペーンに対してスパイ活動を行うために、英国がアメリカの諜報機関と共謀していると非難している」。

 

確かにトランプ大統領はこのように主張した。人々は、こうした事態が日に日に悪化しているように見えると確信する十分な理由がある。「諜報機関コミュニティー」と95%の「ワシントンDCの政府関係者」を極度に不安にさせるような理由だ。この大統領の発言は、大統領補佐官や顧問弁護士たちが懸念するような内容であり、両手を揉み合わせながらうやうやしく、そしてまじめに、「しかし大統領閣下、そのようなことを口にすることはできません!」と懇願するような内容だ。真実は忌み嫌われる

 

FBIによる反トランプの外国スパイ防止活動作戦(ロシアゲート疑惑)は英国から始まったが、それと同時並行で、英国版の国家安全保障局(NSA)——政府通信本部(GCHQ)——は、強引な「シグナル・インテリジェンス(Signals Intelligence)」活動に関与していた。この活動は、後に調査権限法(Investigatory Powers Act )として英国で立法化されている。(この法律は、人々の間では「スパイの免責特権(Snoopers’ Charter)」と呼ばれている。)トランプ選挙陣営を標的にした攻撃的な諜報収集作戦を英国のスパイ機関に実行させ、米国における法的禁止事項を回避し、そして英米の連携関係を通してその機密情報という「獲物」を洗浄してから米国の職員たちに返送するということは、まさに「名誉英国デスク幹部」が得意とし、達成するのに長けたことであるのかもしれない

 

当然、こうした容疑者や疑惑は、「情報源や調査手法の秘匿」という偽りの予防的な答弁でごまかされることなく、より詳しく調査されるべきである。トランプ大統領に対して起こされたクーデターを捜査している人たちの中で、英国の政府通信本部(GCHQ)が具体的にどのような情報収集手法を使っているかについて真剣に興味を抱いている人は誰もいない——彼らは、ただ単に大統領選挙キャンペーンを妨害しようという試み、そして選挙結果を覆そうとする試みに英国が関与していたかを知りたいだけだ。CIA長官のジーナ・ハスペルは、こうした質問全てに回答することができる。そして彼女は回答するために機密情報に触れる必要すらない。アメリカ国民は彼女の答えを知らされるべき時にきている

◆クリス・ファレル氏の記事はここまで◆

 

2ページ目を読む>>

『かたくなに機密情報の開示を拒む司法長官、FBI長官、そしてCIA長官』

Gab(ギャブ)でフォロー