CIA長官ジーナ・ハスペルと英国が反トランプの陰謀に果たした役割
ジーナ・ハスペルCIA長官は、ロシアゲート疑惑の証拠資料を機密解除することを個人的に妨害していると報じられている。
業を煮やしたトランプ大統領は、先週、次のツイートを投稿している:
I have fully authorized the total Declassification of any & all documents pertaining to the single greatest political CRIME in American History, the Russia Hoax. Likewise, the Hillary Clinton Email Scandal. No redactions! https://t.co/GgnHh9GOiq
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 7, 2020
【訳】アメリカ史の中で最も重大な政治犯罪、ロシア疑惑のでっちあげに関与する全て&いかなる資料の機密を全て解除することを私は完全に承認している。ヒラリー・クリントンのEメールスキャンダルについても同様だ。黒塗りするな!
(引用ツイート)すべての資料がようやく機密解除となる時、そして報告書から全ての黒塗りが解かれる時、トランプに対するロシア「介入」の疑惑が政治的な不正工作だったことをFBIとCIAが知っていたというだけでなく、FBIとCIAがその工作に関わっていたことをこの国は知ることになるだろう。
ここで一つ重要な点は、トランプ大統領が機密の解除を「命令する(ordered)」ではなく、「承認する(authorized)」と投稿している点だ。おそらく法的な制約があるのだろう。
2019年5月23日、トランプ大統領はすでにウィリアム・バー司法長官に対してすべての資料を機密解除することを承認している。それにもかかわらず、バー司法長官はこれら資料の機密解除をいまだに行っておらず批判を浴びている。先週、改めてトランプ大統領は暗にバー司法長官への不満を投稿している:
All Russia Hoax Scandal information was Declassified by me long ago. Unfortunately for our Country, people have acted very slowly, especially since it is perhaps the biggest political crime in the history of our Country. Act!!!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 7, 2020
【訳】すべてのでっち上げられたロシア・スキャンダルに関する情報を、私はかなり以前に機密解除している。我々の国にとっては残念なことだが、人々の動きは非常に遅い。それは特に、これが我々の国の歴史において最大の政治犯罪だからかもしれない。行動しろ!!!
「動きが非常に遅い人々」というのは、当然ウィリアム・バー司法長官やクリストファー・レイFBI長官、マイケル・ポンペオ国務長官、そしてジーナ・ハスペルCIA長官たちを指していると思われる。
ジョー・バイデンの息子であるハンター・バイデンが、ウクライナ、チャイナ、そしてロシアと行なった金融取引の詳細について、下院司法委員会の有力メンバーであるジム・ジョーダン議員(オハイオ州選出・共和党)はFBIがどのような捜査を行なったのか問い合わせを行なっている。しかしこの問い合わせに対しても、クリストファー・レイFBI長官は回答を拒否している。
下院司法委員会の公式ツイッターは次のように疑問を呈している:
Why is Chris Wray stonewalling on Hunter Biden’s behalf? https://t.co/XUF50UvTOq
— House Judiciary GOP (@JudiciaryGOP) October 8, 2020
【訳】クリス・レイ(FBI長官)は、なぜハンター・バイデンのためにはぐらかし続けるのか?
(引用ツイート)独占ニュース:FBIは、ハンター・バイデンに関する連邦議会の監視に対してはぐらかし続けている。
また、10月7日、上院国土安全保障政府問題委員会のロン・ジョンソン議長と、上院財政委員会のチャールズ・グラスリー議長は、連名でジーナ・ハスペルCIA長官宛ての書簡を送付しており、彼らの情報開示請求に応えるよう再要求している。ハスペルCIA長官はこの要請を最初に受け取ってから2カ月間ダンマリを続けている。
先週報じられた情報によると、FBIとCIAは「ブラックメール(脅迫)」まがいの脅しをして情報開示を拒んでいるという:
Can’t believe these con men are not yet being PROSECUTED. Pathetic! https://t.co/FXn48qMHdE
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) October 7, 2020
【訳】トランプ大統領:これら詐欺師たちがまだ起訴されていないとは信じられない。哀れだ!
(引用ツイート)進展中のニュース:FBIとCIAから「グレイ・メール(ブラック・メールではないがそれに近い)」脅迫や、もし案件が訴訟に発展する場合は国家機密を開示するという脅迫が行われており、これもデュラム検事の捜査を骨抜きにしていると情報筋は語っている。
ロシアゲート疑惑がヒラリー陣営やオバマ政権の関係者たちに仕組まれたものであるという証拠が次々と明らかになる中、FBI長官やCIA長官が情報開示をしない理由について、ザ・フェデラリストのデービス氏は本質をつくコメントを行っている:
“Many of the people blocking these documents are likely implicated by them. You have these career bureaucrats whose careers may be destroyed by the facts within them,” Davis said. https://t.co/I58LLxRsWG
— The Federalist (@FDRLST) October 1, 2020
【訳】「これら資料の開示を妨害している人々の多くは、そうした資料によって彼ら自身が犯罪へ関与していたことが明らかになる可能性が高い。こうしたキャリア官僚たちの職業人生は、これら資料に含まれる事実によって破綻させられる可能性がある」とデービス氏は語った。
一方、トランプ大統領による不満のツイートを受けてから4日後、ポンペオ国務長官はヒラリー・クリントンのEメールを大統領選挙前に開示すると語っている。
Secretary of State Mike Pompeo says he has Hillary Clinton’s emails (unclear which specific emails they are) and will begin releasing them before the election
— Daily Caller (@DailyCaller) October 9, 2020
pic.twitter.com/f6cgQuyReA
【訳】マイク・ポンペオ国務長官は、ヒラリー・クリントンのEメールを入手しており(ただし具体的にどのEメールかは不明)、そしてそれらを大統領選挙前に開示し始めると語った。
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