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米人男性(43歳)がJ&J社製のワクチン接種を受けた4時間後に脳卒中を発症し半身麻痺に­­ ➡️J&J社は他の製薬会社に共同調査を打診するも拒否される ➡️全米の一部地域では使われず残ったワクチン在庫が山積みに 

米人男性(43歳)がJ&J社製のワクチン接種を受けた4時間後に脳卒中を発症し半身麻痺に¬¬ ➡️J&J社は他の製薬会社に共同調査を打診するも拒否される ➡️全米の一部州では使われず残ったワクチン在庫が山積みに 

ブラッド・マラガリーさんと彼の妻、7人の子供たち(Photo credit: Malagarie Family via KPLCTV)

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米食品医薬品局(FDA)は、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)社製ワクチンを接種した6人の女性に珍しい血栓ができる副反応が発生し、内1名が死亡したことを受けて、4月13日(火曜)、同社製ワクチンを一時利用停止する勧告を各州に行った。しかしこの判断は、ミシシッピ州セントマーティン在住のブラッド・マラガリーさんを救うには一歩遅かったようだ。

 

7人の子供の父親であるブラッド・マラガリーさん(43歳)は、4月6日に1回目のJ&J社製ワクチン接種を受けたが、それから4時間もたたずして左中大脳動脈にできた血栓により脳卒中を発症した。

 

マラガリーさんは職場で動かなくなっているところを発見されたと彼の家族は地元テレビ局のKPLCに語っている。現在、マラガリーさんは半身麻痺となり、話をすることができないという。彼の治療費に充てるため、家族はフェースブック上で寄付を募るページを立ち上げている。

 

彼の伯母によると、マラガリーさんは高血圧症の持病があり、血圧を抑える薬を服用していたが、脳卒中が起きるまでいたって健康だったという。彼女はまた、ワクチンが「彼の脳卒中を引き起こした」と確信していると語っている。

 

ミシシッピ州の衛生当局はマラガリーさんのケースについて調査を進めているが、現段階では彼の症状がワクチンと関係しているかを解明するのは、不可能ではないにしても困難であると語っている。

 

これまでJ&J社製ワクチンは約710万人の米国人が接種しており、血栓ができたことが確認されたケースはわずか6人だけである。これは0.00008%のリスクでしかなく、さらに、J&J社製ワクチンが血栓を引き起こす直接の原因になったかはまだ判明していないと報じられている

 

一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、血栓ができるリスクについて調査を行う体制に、他のワクチン製造メーカーへも参加を呼びかける打診を密かに行っていたと、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が4月16日(金曜)に独占報道した

 

WSJ紙に情報を提供した人物によると、ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、血栓ができる懸念について共同で調べ、そして共同で広報活動をするための業界グループを設立することを望んでいたという。しかしモデルナ社とファイザー社はJ&J社の申し出を断ったという。一方、アストラゼネカ社はJ&J社の参加の打診を喜んで受け入れたと報じられている。

 

モデルナ社とファイザー社のコロナワクチンは、すでに米国で使用されているが、アストラゼネカ社のワクチンは米国では未承認である。しかしアストラゼネカ社製ワクチンは英国やオーストラリアなど多くの国々ですでに使用されており、このワクチンの接種を受けた患者たちにも珍しい血栓ができる事例が報告されている。デンマークはアストラゼネカ社製ワクチンを永久に利用停止にしている。

 

* * *

 

そしてブルームバーグ通信は、4月15日(木曜)、「全米で未使用のワクチン在庫が山を成している 一部地域が抵抗しているため」という見出しで報じている

 

現在までに、アメリカの成人人口の37%が、少なくとも1回ワクチン接種を受けている。米国は、世界でもコロナワクチンの接種が進んでいる国の一つである。しかし、国内を詳しく見てみると、州や地域によってワクチン接種率にはばらつきがあり、ブルームバーグ通信は接種率が低い地域を「頑固な地域」と同記事の中で表現している。

 

バイデン政権は今月末までに2億人のアメリカ人にワクチン接種を行うことを目標にしていると発表しているが、トランプ政権で米食品医薬品局(FDA)の長官を務めたスコット・ゴットリーブ博士は4月11日にCBSニュースに出演した際、今後3週間以内にワクチン需要が供給を下回る「需要の崖」がやってくるだろうと予想している:

早ければ今から3週間後には、供給が需要を上回る状況になるでしょう。多くの州では、供給過多、予約過多の状態になると思います。

 

ゴットリーブ博士が予想する3週間を待たずして、すでに全米の各地では供給過剰(または需要の減少)が発生し始めている。

 

ブルームバーグ通信は、バージニア州を例に挙げ、同州が全米を蝕んでいる「需要ギャップ」の「縮図」となっていると指摘している。ワシントンDCに隣接したバージニア州北部や州都リッチモンドは、リベラルな民主党支持派が多く住む都市部でありながら、それ以外の地域は保守派が多く住み、「青(民主党)」と「赤(共和党)」が真っ二つに分かれて同居する「紫色」の州であることで有名である。

例えば、バージニア州では、同州に供給されたワクチンの83%が使用されているが、ワクチン接種を受ける人の数は市によって大きく異なる。その差は、シャーロッツビルとリンチバーグで特に顕著だ。シャーロッツビルとリンチバーグは、ブドウ畑や広々とした農地を通り抜ける国道29号線を通れば、車でわずか1時間で移動できる距離にある。

 

シャーロッツビルにあるバージニア大学ヘルス病院の疫学部長、コスティ・シフリ医師は次のように語っている:「バージニア州はアメリカの縮図のようなものです。この国すべての州で同じような課題が発生するでしょう。地理的に発生するであろうワクチンギャップを、私たちはどのようにして解消するのでしょうか?」

 

バージニア大学があり、民主党支持派が多くを占めるシャーロッツビルでは、街中に2つの大規模病院があってもワクチンの予約を取るのが困難である。一方、70マイル(約113km)南にあるリンチバーグでは、保守的なリバティー大学があり、古びたTJマックス(大型ディスカウントショップ)で簡単に予約を取ることができる。このようなギャップにより、バージニア州北部の住民が、使われずに残っているワクチンを受けるために州南部に集まるという、州内のワクチン・ツーリズムにつながっているワクチンの接種が広く容易になっていることは、リンチバーグのような地域では、ワクチン接種を受ける意思がある住民が少なくなってきているのかもしれない

 

全米でのこうした需要と供給のミスマッチ問題を解消するために、連邦政府はすでに動き始めている。ホワイトハウスの新型コロナ・レスポンス・チームで参与を務めるアンディー・スラビット氏は、3月末、次のように語ってたとブルームバーグ通信は記している:

今後、より多くの人々にワクチンを接種していく中で、段階を踏みながらワクチンが必要とされる場所、ワクチンの配布方法、より多くの人々に接種するための最適な方法などを引き続きモニタリングしていく予定です。

 

* * *

 

米国の各州では、現在、ワクチンの供給が需要を明らかに上回っている。一方、世界に目を向けると、これまで全世界で7億回以上分のワクチンが供給されているが、そのうちの87%以上が、高所得国または上位中所得国に供給されている。低所得国に供給されたワクチンはわずか0.2%。世界の100カ国以上が、1回分のワクチンすら受け取っていない。このデータは、WHOのテドロス事務局長が4月9日(金曜)に発表した。

 

そして世界のワクチン供給にこれほど大きな偏りがある原因はビル・ゲイツ氏にあるとする特集記事を、The New Republicが4月12日に掲載している。この記事によると、ビル・ゲイツ氏は、製薬企業のためにワクチン製造に関する知的財産(IP)を守る立場を主張しており、それに対して100カ国以上の低・中所得国が知的財産権の一部共有を求めて世界貿易機関(WTO)で争いが起こっているという:

このように容易に予想された市場の失敗に加えて、C-TAP(Covid-19 テクノロジー・アクセス・プール)が立ち上がらなかったことから、発展途上国は世界貿易機関(WTO)において知的財産権の障壁に対抗する新たな戦線を立ち上げた。10月以降、WTOの「知的所有権の貿易関連の側面に関する理事会」は、ワクチンの知識、技術、市場をコントロールする権利をめぐる南北の劇的な対立の中央リングとなっている。インドと南アフリカは、パンデミックの期間中、Covid-19の知的財産権に関する特定の条項を放棄するよう求めており、100以上の低・中所得国がこれを支持している。ゲイツ氏と彼の組織は、WTOで巻き起こっている議論について公式見解を表明していないが、ゲイツ氏と彼の代理人たちは、権利放棄の提案に反対していることに関して疑いの余地をほとんど残していない。WHOのC-TAPが発表された時と同様に、ゲイツ氏は製薬会社とその支援者である政府の側に立つことを選んでいる

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