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「ファウチ所長は偽証罪を犯した・・・犯罪捜査を受けている可能性がある」——FOXニュースのタッカー・カールソン氏

「ファウチ所長は偽証罪を犯した・・・犯罪捜査を受けている可能性がある」ーーFOXニュースのタッカー・カールソン氏

FOXニュースのタッカー・カールソン氏(Screenshot via FOX News)

情報公開法(FOIA)により、ファウチ所長が送受信した大量のeメールから彼の嘘や二枚舌が暴露されたことを受けて、FOXニュースのアンカーマンであるタッカー・カールソン氏は、6月2日(水曜)放送した自身の番組内で、「トニー・ファウチは完全な詐欺師」と激しく糾弾した。(「トニー」は「アンソニー」の略称。)

 

ランド・ポール上院議員も、6月2日(水曜)、ファウチ所長は「詐欺師」と投稿している。

【訳】「しかし、英雄である(と言われていた)ことよりもさらに重要なのは、彼(ファウチ)は詐欺師だったということだ。大規模な詐欺師だ。新たに公開された、ファウチ博士が送受信した大量のeメールは、そのことをふんだんに明らかにしている」。

 

この夜に放送されたカールソン氏の番組動画:

 

この番組の中でカールソン氏は次のように語っている:

(アメリカ国民は)米国をCOVID-19から守る責任があるこの人物は合理的で素晴らしいはずだと思い込んでいた。私たちはまた、彼が正直な人物であるはずだと思い込んでいた。しかし、私たちは間違っていた

 

トニー・ファウチは、深刻に政治的であり、しばしば不正を働くという、ただの汚い連邦政府官僚であることが明らかになった。さらに衝撃的だったのは、ファウチ自身が、彼が対策を任されていたまさにそのパンデミック(の犯罪)に関与していたことだった。

 

ファウチは、COVID-19を可能にしたと思われるグロテスクで危険な実験を支援していた

 

(ファウチのeメールを総合すると)トニー・ファウチは当初から、COVID-19が武漢ウイルス研究所で生まれたものだと世間が結論づけることを懸念していた

 

なぜ彼は、アメリカ人がそう結論づけることを懸念するのだろうか?おそらくトニー・ファウチは、まさにその研究所で行われていた機能獲得実験に彼が資金提供していたことを知っていたからだろう

 

これらのeメールは、ファウチが宣誓証言でうそをついた(偽証した)ことを証明している

 

そう言いながら、カールソン氏は科学者のクリスティアン・G・アンダーセン氏がファウチ所長に送ったメール(以下)を映し、アンダーセン氏と彼の仲間の科学者たちが、このウイルスは「『(潜在的に)人工的に作られている』と感じており、彼のチームのメンバーは『全員がこのゲノムは進化論から期待されるものとは矛盾していると考えている」と昨年1月31日の時点でファウチ所長に伝えていたことを紹介した。

 

このeメールを受信した翌日、ファウチ所長は彼の部下であるヒュー・オーキンクロス氏に緊急メールを送信している。そのメールの件名には「重要(IMPORTANT)」と全て大文字で記され、メッセージの本文には「ヒューへ、今日の午前中、私たちは話をすることが絶対不可欠だ。自分の携帯電話をオンにしておけ・・・君は今日中にやらなければいけない仕事がある」と書かれていたと、カールソン氏は紹介した。

 

このeメールの画像を、保守系ジャーナリストのジャック・ポソビエック氏が投稿している:

【訳】速報:「海外の」機能獲得研究に関する、2020年2月の初期のファウチのeメール #ファウチ・リークス

 

そしてこのeメールに添付されていた文書のタイトルは、「バリック、石(正麗)、他 – ネイチャー・メディシン – SARS機能獲得.pdf(Baric, Shi et al – Nature medicine – SARS Gain of function.pdf)」と記されていた。「バリック」とは、米国のウイルス学者であるラルフ・バリック博士のこと。バリック博士は、「バット・ウーマン(コウモリ女)」の異名を取る武漢ウイルス研究所の石正麗博士と共同研究を行い、コウモリのコロナウイルスを操作してヒトに感染しやすくする研究を行っていたことが知られている。

 

そしてカールソン氏は、バリック博士が機能獲得研究を実施していたことをファウチ所長が——宣誓した上で——否定している動画を流す

 

カールソン氏は次のように言う:

振り返ってみると、これはまさに偽証のようだ

 

さらにこう続ける:

昨年初め、米国立衛生研究所(NIH)の多くの職員たちが、COVID-19は自然発生したものではないことを心配し、チャイナにある研究所で操作されたものであることを懸念していた。しかしこれが事実:彼らはそれを国民の目から隠蔽することを「心に決めた」。

 

さらにカールソン氏は、米国のトップ・レベルのウイルス学者たちが参加したテレビ会議の内容を「完全に秘密」にし、次のステップに行く合意が行われるまでその情報を共有しないよう、ジェレミー・ファーラー卿から指示が出されいたことを明かしている(以下はそのことを示すeメールの画像)。ここでも紹介したジェレミー・ファーラー卿は、オックスフォード大学の元教授で、英国でウイルス研究を行う大手NPOを運営している。

 

そして、カールソン氏は、2020年4月17日にホワイトハウスで行われた記者会見で、ファウチ所長がアメリカ国民に対して、COVID-19は「動物からヒトへ行われる(一般的な)種のジャンプと完全に一致た矛盾のないものです」と説明している動画を流し、こう述べている。

その時、トニー・ファウチが既知のことだと断言したことは、決定的に既知のことではありえなかった。それは嘘だった

 

カールソン氏はさらに興味深い点を指摘している。武漢ウイルス研究所にNIHからの資金を迂回して提供する役割を果たしたNPO組織のEcoHealth Alliance、そのプレジデントであるピーター・ダザク氏から、「研究所漏洩説」を公に否定するコメントをしたファウチ所長に対して感謝を伝えるeメールが送信されていたが、当初、その内容のほとんどが黒塗りされて公開されたという。

 

情報公開法(FOIA)で請求された情報を黒塗り(非公開)にしても良いという理由の一つ、“FOIA Exemption B7(A)”が、ダザク氏のメールがほとんど黒塗りされた理由であると政府は説明していた。司法省によると、“FOIA Exemption B7(A)”というのは、「法執行の目的のために収集された記録や情報が・・・情報公開されると・・・法執行手続きを妨害してしまうと合理的に予想される場合にのみ」適用されるという。

 

カールソン氏は次のように説明している:

(EcoHealth Allianceの)ピーター・ダザクとファウチは、犯罪捜査の対象になっているのでしょうか?私たちは、そうであって欲しいと願うことしかできません。彼らは確実に捜査されるべきです。現時点では、私たちはそれ(犯罪捜査)が行われているとは確実に言うことはできません。・・・

 

* * *

 

カールソン氏は、ファウチ所長の大量のeメールが報じられた翌日となる6月2日(水曜)、ホワイトハウスで行われた定例記者会見で、誰1人としてファウチ所長のeメールについて質問しなかったことも明かしている。この日、FOXニュースやNewsmaxなどの保守系メディアの記者は締め出され、記者会見の会場に入ることが許されなかったという。

 

さらに極左ケーブル局のMSNBCは、eメールが公開されてから初となるファウチ所長へのテレビ・インタビューを行い放送したが、司会者のニコール・ウォラスは、「個人のeメールが公開されても立派な人物である」とファウチ所長を絶賛している。

 

その時の動画:

【訳】MSNBCのニコール・ウォラスは、ファウチのeメールが公開されてから初となる彼とのインタビューを射止めたが、その時このように言った:「個人的なeメールが公開されても立派に見えるかどうかが、その人の真の証であると思います。あなたは、私たちの中でごく少数しかパスしないであろうその試験をパスしました」。

 

アメリカでも極左メディアは現実とは異なる別世界に住んでいることが、このインタビューで明らかとなっている。

 

公開されたファウチ所長のeメールをMSNBCのニコール・ウォラス司会者が「個人的なeメール」と呼んだことが、早速批判されている。

 

また、MSNBCのニコール・ウォラス氏は、以下の疑惑についてファウチ所長に一切質問していない:

 

  • 科学者から「ウイルスは人工的に作られたように見える」と警告されていたにもかかわらず、ファウチ所長は武漢ウイルス研究所からの漏洩説を早い段階で意図的に否定することにした経緯。
  • 武漢研究所と密接な関係にあるピーター・ダサク博士に協力し、研究所漏洩説を公に否定したことで感謝されたこと。
  • マスクはウイルスが通過してしまうため役に立たないとeメールの中では述べていたにもかかわらず、なぜ公にはマスクの使用を推進したのか。
  • ファウチ博士が武漢ウイルス研究所で行われた「機能獲得」研究に関わっていたことがこれらeメールの中で実証されているにもかかわらず、なぜ偽証をしてまでそれを否定したのか。
  • チャイナがCOVID-19の隠蔽工作を行っていると警告しようとした物理学者からのeメールに対し、なぜファウチ所長は「長すぎて読めない」と返信したのか。
  • ファウチ所長はどのようにフェースブックのマーク・ザッカーバーグと共謀して、COVID-19についての報道や投稿をコントロールしたのか。

 

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