米国政府は自国民にカブール空港に来るなと警告←バイデンが米国民は空港まで安全通行できるとテレビ演説で語った翌日——オサマ・ビンラディンは「バイデンは米国を危機に導く」と2010年の手紙で予言
8月21日(土曜)、カブールのアメリカ大使館(*)は、アフガニスタンにいるアメリカ人に対して、カブール空港への移動を避けるように勧告した。また、登録されているすべてのアメリカ国民に、状況が更新され次第、さらなる指示を連絡するとも伝えた。(*カブールのアメリカ大使館は、大使館の建物を武装組織に明け渡したため、現在は空港内に設置されている。)
カブールのアメリカ大使館は、この日次の警告を投稿した:
カブール空港のゲート外ではセキュリティ上の脅威が発生する可能性があるため、米国市民の皆様には、米国政府の代表者から個別に指示を受けない限り、現時点では空港への移動を避け、空港のゲートを避けていただくようお願いいたします。
The scene at Kabul airport several hours ago per source from an NGO who is trying to get people out. Main problem is that it's impossible to pass the gates and get to the planes even if you are on an evacuees list pic.twitter.com/b3bZn5B34Z
— Barak Ravid (@BarakRavid) August 21, 2021
【訳】人々を脱出させようとしているNGOの人物から得た、数時間前のカブール空港の様子。主な問題は、避難者リストに載っていてもゲートを通過して飛行機に乗ることができないことだ。
この警告が行われるわずか12時間前、痴呆症が懸念されるアメリカ大統領は、アメリカ国民と世界の何十億人もの視聴者に向けたテレビ演説で、「(アメリカ人が)カブールの空港まで通行できなかったという兆候はない」と嘘をついた。
ニューヨーク・ポスト紙は、バイデンがテレビ演説を行ったこの日の社説で、「バイデン、白々しい嘘をつき、アフガニスタンを壊滅状態にした自らの過ちを認めないのはこれが3度目」という見出しをつけてジョー・バイデンを酷評している。
さらに社説の冒頭は次のように始まっている:
ジョー・バイデン大統領は、自分が引き起こしたアフガニスタンの完全な混沌と、何万人ものアメリカ人と同盟国の人々の命が危険にさらされていることについて、いまだに謝罪しようとしない。彼の主張に反して、彼が行った撤退は全くの失敗であり、アメリカの地位は低下している。
金曜に行われた彼のテレビ演説は、またしても妄想、誤魔化し、そして真っ赤な嘘が発動された。
(太字強調はBonaFidr)
バイデンが20日(金曜)に行ったテレビ演説の動画:
I asked Pres Biden today if he's considering rescue ops to recover Americans & Afghan allies stuck behind Taliban checkpoints, as many lawmakers are urging. He said yes, but added Americans are getting thru.
— Meredith Lee Hill (@meredithllee) August 20, 2021
We're now hearing stories of Taliban beating Americans at checkpoints https://t.co/poZSwl7ngi
【訳】今日、私はバイデン大統領に、タリバンの検問所の向こう側で立ち往生しているアメリカ人とアフガニスタンの協力者たちを救出する作戦を検討しているかどうか尋ねた。これは多くの議員が求めていることでもある。彼は「はい」と答えたが、「アメリカ人は(空港まで無事に)通行できている」とも語った。
タリバンが検問所でアメリカ人を殴っているという話を私たちは耳にしている。
* * *
元々、その正統性が疑われていたジョー・バイデンが、主流メディアから「嘘つき」と非難されるまでになる中、オサマ・ビンラディンのとある手紙がニューヨーク・ポスト紙にリークされ、その内容の一部が8月20日(金曜)に掲載された。
アメリカ海軍特殊部隊(ネイビー・シールズ)がオサマ・ビンラディンの屋敷から回収した膨大な文書の中から発見されたこの手紙は、20年ぶりにアフガニスタンを再支配するタリバンの戦略の青写真となっている可能性がある。
そして特筆すべきは、2010年に書かれたこの手紙で、オサマ・ビンラディンはジョー・バイデン(当時副大統領)のリーダーとしての能力が著しく欠如していると評価しており、「バイデンはいずれ米国を危機に導くだろう」と予測していたことだ。
ニューヨーク・ポスト紙は次のように伝えている:
2010年5月付けの手紙の中で、アルカイダによる9・11テロ攻撃の首謀者であるビンラディンは、バイデンを米国の指導者として「全く準備ができていない」と判断したため、バイデンに対する暗殺計画はないと記している。
その代わりに、ビンラディンは、当時のオバマ大統領を警戒するように信奉者たちに促した。
ビンラディンは、オバマ大統領と当時のCIA長官デビッド・ペトレイアスの航空機を狙うことが最優先であると彼らに伝えた。
「彼ら(ビンラディンの信奉者)は、バイデン米副大統領による訪問は狙わない。このグループはオバマやペトレイアスを見張り続ける予定だ」とビンラディンは記している。
(太字強調はBonaFidr)
さらに、ビンラディンは、バイデンが大統領に就任することはアルカイダにとって利益になると考えていた。ニューヨーク・ポスト紙は、ビンラディンの手紙から以下の部分を引用して紹介している:
「彼ら(オバマとペトレイアス)に集中する理由は、オバマが背信者たちのトップであり、彼を殺害することで自動的にバイデンが残りの大統領の任期を引き継ぐことになる。それがあちら側では標準になっている」。
「バイデンはその役職に就く準備が全くできておらず、アメリカを危機に導くことになる」。
「ペトレイアスについては、この戦争の昨年の「大黒柱」であり、彼を殺害すれば戦争の道筋を変えることになるだろう」。
タリバン勢力は、2010年のビンラディンの予言通りになったと考えている可能性がある。もし彼らがビンラディンのこの手紙をまだ信じているとすれば、ジョー・バイデンは完全に舐められた大統領ということになる。
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