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アメリカ国防総省によるAIを使ったデータ分析プロジェクト「Salus」は完全にワクチン接種を終えた人の間でADEが加速していることを示す——「ファウチ所長、FDA、大手製薬企業幹部はRICO法違反による恐喝と組織犯罪で訴えられるべき」とトーマス・レンツ弁護士

アメリカ国防総省のAIを使ったデータ分析「プロジェクトSalus」は完全にワクチン接種を終えた人の間でADEが加速していることを示すーー「ファウチ所長、FDA、大手製薬企業幹部はRICO法違反による恐喝と組織犯罪で訴えられるべき」とトーマス・レンツ弁護士

アメリカ国防総省がJAIC(Joint Artificial Intelligence Center=ジョイント人工知能センター)と共同で実施しているAIを活用した「プロジェクトSalus」が、65歳以上のメディケア(米国の高齢者向け医療保険制度)の受給者560万人分のデータを分析したところ、新型コロナによる入院患者の過半数(60%以上)はワクチンを完全に接種した人であり、さらに完全にワクチン接種した人の転帰(治療後の経過および結果)は、週を追うごとに悪化しているという結果が得られた。

 

これはいわゆる「抗体依存性感染増強(ADE)」のパターンと一致しており、治療介入(mRNAワクチン接種)が逆に人々の健康状態を悪化させ、過剰な入院や死亡につながっていることを示している。トーマス・レンツ弁護士がこの「プロジェクトSalus」の分析結果をネット番組で紹介したことで話題となっている。

 

「プロジェクトSalus」の分析に利用された560万人分のデータは、治療による転帰を追跡するリアルタイムのデータおよび分析プラットフォームであるHumetrixが収集した。

 

国防総省がJAIC(共同人工知能センター)と共同で行ったこの分析結果をまとめた2021年9月28日付けのプレゼンテーション資料(全17枚)が、HumetrixのHP(https://www.humetrix.com/powerpoint-vaccine.html)で公開されていたが、10月7日に削除されている。しかしそのプレゼンテーション資料は既にダウンロードされ、別の様々なサイト(ここここ)に投稿されている。

 

このプレゼンテーション資料のタイトルは、「65歳以上のメディケア受給者560万人を対象とした、COVID-19デルタ変異株に対するmRNAワクチンの有効性 2021年9月28日付け週間アップデート」。「週間アップデート」とある通り、毎週火曜に更新されているようだ。この560万人のうち、ファイザー社製ワクチンを接種したのは270万人、モデルナ社製ワクチンを接種したのは290万人(2021年9月10日時点)。

 

65歳以上のメディケア受給者560万人を対象とした、COVID-19デルタ変異株に対するmRNAワクチンの有効性 

2021年9月28日付け週間アップデート

 

ネット上で話題となっているこの資料は、アメリカでは「ワクチン未接種者たちのパンデミックが発生している」とするバイデン政権やファウチ所長による主張を真っ向から否定する内容となっている。このデータによると、コロナ・パンデミックは実際にはコロナワクチンによって加速しているようである。さらに、これらのデータから、ワクチン接種後にブレークスルー感染したり入院することを避けるためには、過去のコロナ感染から得られる自然免疫が最善の予防策であることも示されている。

 

以下ではこのプレゼンテーション資料の一部を紹介する。

 

65歳以上のコホートにおける総入院数&ブレークスルー入院数

【一部訳】(人口の)80%がワクチンを接種している65歳以上の集団では、8月7日までの1週間にCOVID-19による入院ケースの60%が完全にワクチンを接種した人で発生したと推定される

 

65歳以上の『プロジェクトSalus』コホートにおける総症例数&ブレークスルー症例数

【一部訳】(人口の)80%がワクチンを接種している65歳以上の集団では、COVID-19症例ケースの71%が完全にワクチンを接種した人で発生したと推定される。(8月28日締めのデータは申請処理のタイムラグにより不完全なデータ。)

 

これらのデータでは、デルタ変異株による感染の割合が全体の97%に近づくにつれて、完全にワクチンを接種した人の「症例数」と「入院数」が、週を追うごとに顕著に増加している。

 

▼ 「プロジェクトSalus」による重要な発見

 

以下は「プロジェクトSalus」の分析から得られた重要な発見の一部:

  • mRNAワクチンの効果は、時間の経過とともに低下することが確認された。
  • 週を追うごとに、mRNAワクチンを接種した人は、ブレークスルー感染し入院を要するリスクが高まる。「ワクチン接種後6ヶ月でオッズ比は2.5に上昇」。
  • ワクチン接種前に新型コロナの感染歴があると、ワクチンを接種した後のブレークスルー感染で入院する確率が大幅に減少。

 

エグゼクティブ・サマリー

 

▼ ワクチン不全は接種後5~6ヶ月で劇的に悪化

次のスライドから、ワクチン不全、つまりブレークスルー感染が時間の経過とともに増加しており、3~4ヶ月前にワクチンを接種した人と比べて5~6ヶ月前にワクチンを接種した人では、ブレークスルー感染がほぼ倍増していることがわかる。

 

データは2021年8月21日までのものだが、その傾向は一定ではない。週を追うごとに、ワクチンを接種した人のブレークスルー感染率は確実に右肩上がりとなっている。ワクチン接種を受けてから9ヶ月後の人々に何が起こるかはまだわからないが、これらのデータ・トレンドは深刻な懸念を抱かせるものとなっている。

 

65歳以上の「プロジェクトSalus」コホートにおいて、デルタ株へのブレークスルー感染に対するmRNAワクチンの効果は時間の経過とともに低下しているのか?

 

また、次のグラフではファイザー社とモデルナ社の両方のワクチンが、時間の経過とともにブレークスルー感染率が悪化するという同じパターンを辿っていることを示している。このグラフではすべての種類の棒グラフが上昇傾向にある。つまり、どちらのmRNAワクチンも、完全にワクチンを接種した人の間で同じように時間の経過とともにブレークスルー感染が増加していることを示している。

 

65歳以上のコホートにおいてファイザー/BioNTech社のワクチンとモデルナ社のワクチンの間で効果の減退に違いはあるか?

 

▼ 一旦デルタ型が定着すると新型コロナの感染ケースの71%が完全にワクチンを接種した人に発生した「ブレークスルー感染」

次のグラフが示すように、デルタ型が感染者の間で90%の広がりを見せた時点で、COVID-19の感染ケースの71%は、ブレークスルー感染となった。このプレゼンテーション資料を作成した人物は、ワクチン接種を受けた人でも、接種を受けてから2週間経たないと「ワクチンを接種した」とはみなされないと記している点に注意する必要がある。つまり、このデータセットでは、ワクチン接種後0日~14日までに発生した感染、入院、死亡は無視されている。現実には、「完全にワクチン接種済み」の人々の間でブレークスルー感染をし、入院、そして死亡した人の割合は、このグラフで示されているデータよりもかなり高いものになると考えられる。

 

このスライドでは、ブレークスルー感染は71%と記しているが、実際には80%あるいは90%に近い可能性がある。しかし、米CDCやその他政府機関がワクチン接種後の最初の2週間の健康データを隠蔽もしくは過少集計しているため、正確なデータは不明となっている。

 

「プロジェクトSalus」コホートにおけるデルタ変異株に対するワクチンの有効性は?- CDCのスクリーニング・アプローチを利用

 

▼ ネイティブ・アメリカン、ヒスパニック系、アフリカ系が最も被害の大きい民族グループ

最後の17枚目のスライドは、ワクチン接種後に入院するリスクが高くなる要因をランキング形式で示している。そしてその高リスク要因の一つに、ネイティブ・アメリカンの末裔であることが挙げられている。併存疾患があることよりも、単にネイティブ・アメリカンの末裔であることの方が、ブレークスルー感染して入院するリスクが高くなる。

 

このスライドのデータによると、ネイティブアメリカンは、白人などの他の民族と比べて、ワクチン接種後にブレークスルー感染して入院する確率が約50%高いことを示している。次いでヒスパニック系の人々は入院する確率が約40%ほど高い。同じくアフリカ系は約25%ほど高い。(アジア系であることはこのスライドの高リスク要因には入っていない。)

 

この他にワクチン接種後にブレークスルー感染して入院する確率を大きく高める要因として、腎不全(ESRD)、1回より多い入院歴、病的な肥満、慢性肝疾患、化学療法を受けていることなどが挙げられている。

 

このスライドはまた、自然免疫(“Prior Covid-19”と表示されている)が、ワクチン接種後の入院リスクを大幅に減少させることを示している。

 

ブレークスルー入院のリスク・モデル

 

この「プロジェクトSalus」の資料を紹介したトーマス・レンツ弁護士は、ネット番組に出演した際、これらの分析データから米国食品医薬品局(FDA)はmRNAワクチンの緊急時使用許可(EUA)とその承認ステータスを直ちに取り消すだけでなく、FDA、ファウチ所長、大手製薬企業の最高幹部たちは恐喝および組織犯罪に対するRICO法違反で訴えられるべきだと語っている。

 

レンツ弁護士が出演した番組動画:

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