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「戦争は激化し株式市場は40%下落する可能性がある」「ダボス会議の内部情報を持っている」——チャールズ・ネナー氏へのインタビュー【動画】

チャールス・ネナー氏(Photo via Greg Hunter’s USAWatchdog)

地政学と金融サイクルについて著名な専門家であるチャールズ・ネナー氏は、昨年11月下旬のインタビューで、金利は下落傾向にあるが、それは「極めて短期的なもの」と語っていた。そして当時、ネナー氏は、米国のインフレ率は6.5%程度まで下がるかもしれないと予想していた。年が明け、今週の米消費者物価指数(CPI)は6.4%となった。ネナー氏の予想は両方とも的中した。

そして2月14日に配信された新たなインタビュー動画の中で、ネナー氏はインフレは底を打ったと言い、彼の周期モデルによるとここからすべての物価が上昇すると語った。

「では、FRBはいわゆる方向転換を行い、金利の引き下げを開始するのでしょうか?」との質問に、ネナー氏は次のように回答している:

これから上がるでしょう。すぐにではないですが、でも上がっていくでしょう…。

FRBが金利を下げるという話は、あまりに馬鹿げているので、もう聞かなくなっています。もしあなたがインサイダーなら、先物のFFレート(米国の政策金利)は新高値をつけたばかりです。つまり、今は誰もが数ヶ月前よりずっと高いFFレートを期待しているのです。私たちはまだ問題から抜け出してはいませんし、株の「戻し」はほとんど終わっています。

 

ネナー氏は、「2024年まで短期金利は上昇」し、「FFレートは6.5%」と見ている。

 

ネナー氏は、2023年のいずれかのタイミングで「株式市場は40%下落する可能性がある」とも考えている。それは3月ごろから兆候を見せ始めるという。

 

戦争に関して、ネナー氏は昨年時点でウクライナの戦争は悪化すると語っていたが、またしてもそのとおりになっている。 そして現在、ネナー氏は次のように戦況が展開していくことを予想している:

欧米が状況を理解せず、戦闘機を持ち込むようになったら、本当に最悪の事態になるのではと私は危惧しています。他の国がどう考えているのか、誰もわからない。彼らは、自分たちが誰でも小突き回せると思っていますが、誰でも小突き回せることなどできない。 ある瞬間に、彼らは限界を突破するでしょう。核戦争は言うまでもなく、私たちは大きな戦争を行う準備ができているとは思えません。ですので、何かがやってきて、みんなをとても怖がらせることになるでしょう。それが理由となって市場は下がると思います

 

「つまり、2023年の半ばまでには人々がパニックに陥り始め、市場は暴落するということですか?」との質問に、 ネナー氏は次のように回答する:

その通り。 戦争周期に基づけば、戦争はこれから加速し、良い終わり方をすることはないでしょう

 

彼の周期モデルが予想している金の強気相場はまだ始まっていないが、それもあと数週間で始まるとネナー氏は言う。

 

ネナー氏は、「金は非常に大きな上昇傾向にある」と見ている:

私が『非常に大きな』というのは、私がダボス会議の内部情報を持っているからです。胃がよじれるような話を聞きました。 彼らは本当に現金を引き出すことを気にしています。彼らはデジタル通貨を導入するつもりですから…。

 

金は2,500ドル(1オンスあたり)になる可能性があり、私たちは何年も前にそう言っていました。 もしそうなれば、(そこから)金は1オンスあたり3万ドルになる可能性があります。 それは、もしかしたら状況があまりにも悪化して、金本位制に戻らなければならなくなるからかもしれません。

 

ネナー氏は、食料とエネルギーの価格はこれからも上昇し、住宅と商業用不動産の価格は下落すると見ている。

 

この48分間のインタビューの中で、ネナー氏は他にも多くのことを語っている。

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