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マンハッタン地区検事局は「不起訴にしたと思う」トランプ前大統領が記者団に語る——OMGのジェームス・オキーフ氏は同地区検事局内部に情報提供者がいることを匂わす投稿

マンハッタン地区検事長アルビン・ブラッグ氏(Credit: Caroline Willis / Mayoral Photo Office)

「彼らはすでに起訴を取り下げたと思う……彼らはまったく何も(証拠を)持っていない」――3月25日(土曜)にテキサス州ウェーコで開かれた選挙集会の後、トランプ氏は飛行機の中で記者団にこう語った

 

「これはフェイクケース(偽の訴訟)だ。偽の訴訟だ。彼らは全く何も(証拠を)持っていない」とトランプ氏は続けた。

 

トランプ氏の元弁護士で、今回、検察側の「最重要証人」とされたマイケル・コーエン氏は、2018年に5件の脱税、金融機関への嘘、議会への嘘、2件の選挙資金違反など複数の重罪を認めて弁護士資格を剥奪された。マンハッタン検事は、そんなマイケル・コーエン氏に騙されたと、トランプ前大統領は土曜に示唆した。

 

コーエン氏には信憑性の問題があることに加えて、先週、2018年当時の書簡が明るみになった。その書簡の中でコーエン氏の弁護士は連邦選挙委員会に対して、コーエン氏が自己資金でストーミー・ダニエルズ(本名ステファニー・クリフォード)さんに13万ドルの「口止め料」を支払い、トランプ氏はその費用をコーエン氏に返金しなかったことを伝えていた。

 

土曜、トランプ氏は記者団に語る前、次のメッセージをTruth Socialに投稿していた:

【訳】マンハッタン地区検事の私に対する魔女狩りは死に体だ!証拠がまったくないうえに、私が何も悪いことをしていないことは決定的に証明されている!しかし、彼らの「最重要証人」に反する証拠は圧倒的だ。すでに弁護士資格を剥奪され、有罪判決を受けた重罪人である彼に関して残された唯一の質問は、彼が嘘をつき詐欺をはたらいたという理由で地区検事局は彼を起訴するだろうかということだ。彼らはそうすべきだ!ニューヨーク州南部地区連邦検事局は、すでに「トランプ」とは無関係の罪で彼を有罪とし、痛烈な報告書を書いている。彼は、地区検事局から凶悪犯罪に取り組む時間を取り上げた責任がある!

エポックタイムズは3月26日(日曜)、次のように報じている

捜査の中でコーエンは第45代大統領(トランプ元大統領)に不利となる証言を行ったが、彼の証言は、2016年の大統領選挙期間中にAV女優のストーミー・ダニエルズに支払われたいわゆる「口止め料」と関係があると報じられている。コーエンの弁護士は、コメントを求められた際、声明を出すことを拒否した。しかしコーエンは先週、MSNBC(ケーブルニュース局)に対し、コステロ(トランプ氏の元弁護士)が自分の代理人を務めたことはないと語り、彼の証言に異議を唱えた。

 

ブラッグ(マンハッタン地区検事長)はコメントの要請に答えていないため、エポックタイムズはトランプ氏の主張の真偽を確認することができていない。エポックタイムズは過去にも地区検事局へのコメント要請を複数回行っているが、そのいずれの要請にも回答はなかった。

 

この1週間、ブラッグの地区検事局は本件に関して1度だけ公式声明を発表している。それは、同地区検事局による本案件についての証言と情報、つまりブラッグの地区検事局がトランプを逮捕するか否かの証言と情報を求める下院共和党の書簡に応じたものだった。ブラッグの法務顧問から送られた書簡では、トランプは先週起訴されるという「誤った予想」を作り出したのはトランプ本人であると述べているが、ブラッグはそれ以外の詳細を明らかにしていない。

土曜夜に行われたテキサス州ウェーコでの選挙集会で、トランプ氏は、「敵は我々を止めようと必死だ。敵は我々の精神を潰し、我々の意志を打ち砕くためにあらゆる手段を講じてきた」と語った。

 

さらにトランプ氏は、マンハッタン地区検事長のブラッグ氏が、「犯罪でもなく、軽犯罪でもなく、不倫でもないことで」自分を捜査していると群衆に向けて語った。

【訳】「犯罪でもない。軽犯罪でもない。不倫でもない。私が『馬顔』を好きだったことなど一度もない。あれはないだろう」ウェーコでの選挙集会にて、ドナルド・トランプがニューヨーク市の捜査について語る。

トランプ氏は次のように続けている:

しかし、彼らは失敗した。彼らは私たちをより強くしただけだ。そして2024年は最終決戦だ。大一番になる。あなた方が私をホワイトハウスに戻せば、彼らの支配は終わり、アメリカは再び自由の国になる。

【訳】ウェーコでのトランプ(元)大統領の発言:「私がウクライナ戦争を速やかに終わらせると公言して以来、ディープステートが私をさらに激しく追いかけてきているのは偶然ではない」。

 

■ マンハッタン地区検事局の茶番劇を告発する内部関係者?

一方、プロジェクト・ベリタスの元代表で、新たに市民ジャーナリスト集団を活用する新会社OMGを設立したジェームス・オキーフ氏は、本件について、大陪審のメンバー、あるいはマンハッタン地区検事局で本件に詳しい(あるいは関わっている)複数の内部関係者がオキーフ氏に協力していることを示唆する投稿を行った。

 

政治問題に関するインフルエンサーであるライアン・カニンガム氏が行ったツイートを引用しながら、オキーフ氏は次のように投稿している:

【訳】ジェームス・オキーフ:真の疑問は、私たちには(マンハッタン地区検事局の)内部に何人(情報提供者が)いるのか?ということだ。ご期待ください

[email protected]

ここでサブスク→http://OKeefeMediaGroup.com

ライアン・カニンガム:トランプの(起訴に関する)大陪審の会合が延期されたことから、NY地区検事ブラッグは、この会合から(トランプの)無罪を証明する証拠を隠した可能性が高い。 

真の疑問は、ジェームス・オキーフが(マンハッタン地区検事局の)内部にいる誰かに接触できているのか?ということだ。

砂上の楼閣はブラッグの頭上に崩れ落ちるだろうか?

そしてその「砂上の楼閣」は、ジョージ・ソロスにもなんらかのダメージを与える可能性がある。

 

3月18日(土曜)にトランプ氏が自分は逮捕されるだろうと最初に投稿を行った際、マンハッタン地区検事長のブラッグ氏は「ジョージ・ソロスによって資金提供されている」と批判していた。

 

全米で最も左派リベラルのケーブルニュース局として知られるMSNBCで番組ホストのジョイ・リード氏は、トランプ起訴の話題を討論する中、ゲスト出演した元CIA職員のトレイシー・ウォルダー氏に向かって次のように話題を振っている:

彼ら(トランプやトランプ支持者たち)がジョージ・ソロスの名前を出し続けているという事実は、私たちの番組の会議で何度も話したのですが、これは間違いなく危険な犬笛(*)のように感じられます。


この問いかけに、ウォルダー氏は、「それは全く危険な犬笛のように感じられます」と同意している。

 

(*)犬笛(dog whistle)は、人間の耳には聞こえないが犬にはよく聞こえる高周波音を出す笛のこと。そこから、「犬笛政治(dog-whistle politics)」という表現が生まれており、「賛同を得たい特定の集団にしか理解できない表現を用いる政治家のレトリック」の意味で使われる。

 

このMSNBCの番組動画はここで視聴できる:

 

 

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