欧米の主流メディアも新型コロナワクチンの効果を疑問視する報道を開始——ロン・ポール元議員が指摘
ロン・ポール元下院議員は、大手メディアの一部記事がワクチンの有効性や義務化に疑問を呈し始めており、主流メディアが仲間割れを始めたと、25日(水曜)に配信した自身のネット番組「Liberty Report」の中で指摘した。ロン・ポール元下院議員は、現職のランド・ポール上院議員(ケンタッキー州選出・共和党)の父親であり、親子ともに医師。
この日のLiberty Reportの中で、ロン・ポール元議員は「主流メディアですらワクチンについて大きな疑問を投げかけるようになっている」ことについて取り上げ、ブルームバーグ通信とBBCに掲載された最近のいくつかの記事を紹介した。これらの記事の見出しは、主流メディアが押し売りする「ワクチンの効果はリスクを上回る」といったこれまでの「統一見解」とは一線を画す、懐疑的な意見が反映されている。
最近、2回目のモデルナ社製コロナワクチンを接種した数日後に2人の日本人男性(共に30代)が死亡したニュースをロイター通信が報じ、米国内でも大きなニュースとなっている。さらに、モデルナ社製ワクチンの中に「磁石に反応する」金属とみられる異物が見つかったため約160万回分のワクチンが回収されたというニュースを、英語メディアのNikkei Asiaが報じ、米国内の特に保守系ネットメディアが大々的に取り上げている。
ロン・ポール元議員がこの日の自らの番組の一部を投稿したツイート:
【訳】主流メディアですらワクチンについて大きな疑問を投げかけるようになっている
ロン・ポール元議員と共演者のダニエル・マックアダムス氏がまず紹介したのは、ブルームバーグ通信の記事である。先週末に掲載されたこの記事は、冒頭を次のように始めている:
実際の体験は、データではわからないことを教えてくれるーーワクチンを接種した人々は、驚くほど高い確率でコロナウイルスに感染しているようだ。しかしその正確な感染頻度は明らかではなく、彼らがこのウイルスを他人にどれほど伝染する可能性があるかも未確認である。
ワクチンを接種することで、このウイルスに対する強力な防御力が得られることは明らかだが、ワクチンを接種した人は、これまで考えられていたよりも重篤な病気にかかりやすいのではないかという懸念が高まっている。
(太字強調はBonaFidr)
この記事をツイートするブルームバーグ通信:
【訳】ワクチンを接種した人は、デルタ変異型コロナにより、これまで考えられていたよりも重篤な病気にかかりやすいのではないかという懸念が高まっている
そして、このブルームバーグ通信の記事が掲載されたのと同じ日に、英国の政府系放送局BBCが次のような疑問を掲載している:
今やコロナウイルスに感染することは、さらに多くのワクチンを接種することよりも良いことなのだろうか?
BBCの記事は次のように報じている:
これは、子どもたちにワクチンを接種すべきかどうかを左右する重大な問題となっている。また、大人の免疫力を高めるために、このウイルスを使うべきか(自然感染するべきか)、それともブースターショットを使うべきか。どちらも論争の的になっている。
エジンバラ大学の免疫学者であるエレノア・ライリー教授は、私に次のように語った:「私たちは、毎年ブースターショットを打つことでしかコロナを遠ざけることができないと考えることは、非常に長い間、私たちは自ら墓穴を掘ることになるかもしれない」。
このBBCの報道に対するネットの反応:
【訳】驚き・・・
今やコロナウイルスに感染することは、さらに多くのワクチンを接種することよりも良いことなのだろうか? ー BBCニュース
ここで紹介したように、8月27日(金曜)、ブルームバーグ通信はファイザー社/BioNTech社製ワクチンを2回接種した人よりも自然免疫を獲得している人の方が最大13倍もデルタ株に感染するリスクが低いというイスラエルの大規模研究結果について報じている。
ほんの1ヶ月ほど前、これら主流メディアの記事で見られるようなワクチンに懐疑的な発言をすれば、ユーチューブやフェースブック、ツイッターから「バン」(利用を凍結)される可能性があった。(現在でもその可能性は高い。)
多くの政府や軍、企業がCOVID-19ワクチンの接種を義務づけており、さらにイスラエルなど一部の国ではすでに大規模なブースターショット(3回目のワクチン接種)が実施されているにもかかわらず、一部の主流メディアは新型コロナワクチンがいかに「実験的」であるかを強調するようになっている。
アメリカのネットワーク局ABCニュースは、ブースターショットを急がないようにという医師たちの警告を報じるようになっている:
【訳】医療専門家は、3回目の接種を急がないよう警告している。
「ワクチン接種をためらう人々」を非難することに時間と労力を費やしてきた極左ネットメディアのThe Daily Beastですら、「超ワクチン接種が進んだ」イスラエルで、現在、感染者数が急増していることを認める報道を行っている。
【訳】COVID-19の責任者であるサルマン・ザルカ博士は、イスラエル国会で、「みなさんを怖がらせたくはありません。しかし、これはデータです。残念ながら、数字は嘘をつきません」と語った。
超ワクチン接種が進んだ国イスラエルで、大規模な感染者数の急増は、今後の複雑な道のりを示している。
主流メディアの一部は、ブースターショットの接種を急ぐことがあまりにも時期尚早であり、新型コロナワクチンにはまだ知られていないことが多いことを認め始めているようだ。
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