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ビル・ゲイツ氏、「チャイナは数多くの正しいことを行った」と中共政府を擁護しアメリカ政府によるコロナ対策を批判|専門家たちからも疑問視されるゲイツ財団

ビル・ゲイツ「チャイナは数多くの正しいことを行った」と中共政府を擁護しアメリカ政府によるコロナ対策を批判

Screenshot via Twitter

ビル・ゲイツ氏は、4月25日(日曜)CNNに出演し、武漢ウイルスに対するチャイナ政府の初期対応を擁護する発言を行った。中共が、初期に警告を発した医師やジャーナリストたちを拘束・処罰し言論封殺を行ったことについては一切触れなかった。

CNNの番組司会者であるファリード・ザカリア氏は次のように質問した。

チャイナがこれを隠蔽したという非難についてどう思いますか?彼らは本質的に全世界を騙したため、その結果として彼らはこれに対して何らかの責任を負うべきだと思いますか?

これに対してゲイツ氏は次のように答えている。

それは今行うべきことではないと思う。なぜなら、それは、今日我々がどのようなアクションを起こすべきかを左右しないからだ。チャイナは数多くの正しい行いをした。ウイルスが最初に現れる国であればどこでも同じように、後から振り返ってみて初期段階で彼らはいくつかのことをミスしたと言うことはできる。・・・いくつかの国々は、非常に迅速な対応を行い、検査体制を迅速に導入した。そして彼らは信じられないほどの経済的痛みを回避した。こうした対応をうまく実行するだろうと思われていたアメリカですら、初期の対応は特にひどいものだったというのは悲しいことだ。しかし今はそれについて議論する時ではない。・・・

我々が持っている素晴らしい科学の力を使う時にきている。この状況に我々は共に直面している。検査や治療方法の問題を修正し、ワクチンを開発し、私たちが置かれたこのひどい状況という、経済的な観点から多面的すぎて全てを把握することができないような数兆ドル規模の損害を、最小限に抑えるということを行わなければいけない。

それ(チャイナを非難すること)は、注意を逸らす邪魔なものでしかない。(チャイナについて)多くの間違った、そして不公平なことが語られていると私は思う

ゲイツ氏がこの発言を行ったCNNの番組の一部はツイッターにも投稿されている:

【訳】ビル・ゲイツは、チャイナがいかに嘘をつきコロナウイルスの隠蔽を行ったか非難することは「注意を逸らす邪魔なもの(distraction)」と主張した。:「チャイナは当初、数多くの正しい行いをした・・・彼らは信じられないほどの経済的痛みを回避した・・・多くの間違った、そして不公平なことが語られていると私は思う」。

彼の発言はすべて嘘だ。

ビル・ゲイツ氏が、チャイナをここまで擁護する理由は何なのだろうか?WHOも当初からチャイナを擁護しその隠蔽の手助けをしていることが知られている。ビル&メリンダ・ゲイツ財団が、WHOの最大の出資者の一つであることと関係があるのだろうか?

WHOへの国別拠出金データ(2017年時点)

ゲイツ財団(Gates Fdn.)は「14%」と、米国の「24%」に次いで2番目にWHOへの拠出金が多い。

* * *

さらにゲイツ氏は、先週末に掲載されたフィナンシャル・タイムズ(FT)紙との独占インタビューの中で、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の活動を100%、武漢ウイルスへ専念する決断をしたと語った。

しかしゲイツ財団の評判はそれほど良いものではない。

主流メディアや学術界、そして多くの専門家からも、ゲイツ財団の活動が世界の保健衛生にとって真にメリットがあるかについては疑問の声が上がっている。ゲイツ財団がとってきた多くの戦略は、学術雑誌の中で広く批判されている。Vox Newsは次のように報じている:

・・・複数の学術雑誌を読み進めると、多くの政治学者や経済開発の研究者たちが、世界における保健衛生問題についてゲイツ財団がもたらした大きなインパクトについては実際かなり懐疑的であることがわかったのは驚きだ。過去10年間に発表された複数の論文の中で、研究者たちは、ゲイツ財団に透明性が欠落していること、その他の世界的保健機関に対して拒否権を持っていること、そして財団の予算の支出優先順位について懸念を示している。専門家の中には、ゲイツ財団の保健衛生問題に関する慈善活動が、巨大化しすぎて内容を綿密に調べることができなくなっていると懸念している人たちがいる。

確かに、ゲイツ財団は、これまで注目されてこなかった病気と戦い、子供たちの間でワクチン接種率を高めるといった重要な活動を行なっていると多くの専門家は考えている。同財団は、世界における保健衛生問題に寄付される個人拠出金を、かつてないほどのレベルにまで高めている。同財団は、データに基づいた意思決定を行うことに重点を置いて、300億ドル以上を寄付している。ビルとメリンダは、彼らと同じ立場にある人たちにも同じことをするよう呼びかけていることでも喝采を浴びている。

しかしまさにこの個人的組織があまりに巨大で影響力があるという理由で、研究者の中には(ゲイツ財団に対して)批判的な分析を行うことがよりさらに重要であると語っている人たちもいる。

世界的保健機関に対するゲイツ財団の資金的影響力が増大

1990年〜2013年にかけて行われた健康衛生に対する開発援助(単位:10億ドル)

Graph via VOX

* 赤色のグラフがビル&メリンダ・ゲイツ財団の拠出金。枠で囲まれた下の3機関(The Global Fund、GAVI、WHO)はゲイツ財団が最大の個人支援者となっている機関。

ゲイツ財団は個人所有の組織であるため、ビル・ゲイツ氏、メリンダ・ゲイツ氏、そしてウォーレン・バフェット氏の3人の管財人のみが責任を負っている。

そしてゲイツ財団を批判している一つが、英国の医学雑誌「ランセット」である。FT紙は、ランセットで長年編集者を務める人物にインタビューを行った記事を先週末掲載している。

さらにVoxが2015年に掲載した記事では、世界の公衆衛生政策は、長い間、改革を待っている状態にあると記している:

確かに、世界にある現在の保健衛生組織らは完璧からは程遠い。特にWHOは崩壊しており、改革が必要である。しかし説明責任や透明性なくして、ゲイツ財団のような個人所有の財団——それがどれほど善意によるものであっても——がより優れた代替選択肢であるか否かについては常に疑問が残る。ユード氏曰く、「WHO内部には様々な欠陥があるにしても、この機関には依然としてある程度の透明性を担保するための対策が存在している。そして単純に、ゲイツ財団にはそれが存在していない」。

このVoxの記事は、ゲイツ財団の活動に対する批判について長文の検証を行なっている。無料記事であるため、英文ではあるが興味ある読者は読むことを勧める。また、WHOやゲイツ財団が世界の人々の健康にとって役立っているのか、もしくは逆に健康を損なう活動をしているのか、読者諸氏は自ら情報収集を行い判断する必要がある。決して「ゲイツ財団だから」という理由で、彼らが正しいことを行っているに違いない、と早計な判断を行なってはいけない。

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