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オールドメディアが伝えない海外のニュース

米国では新型コロナはCDCの「流行病」の定義に当てはまらないレベル近くまで死者数の割合が低下

アメリカ政府はインフルエンザの症状がある人たちを検査し始めると発表

CDC (Photo via Flickr)

7月3日(金曜)、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、新型コロナウイルス(武漢ウイルス)による死者数が全体の死者数に占める割合が、CDCが定める「流行病」の定義をほぼ満たさないほど低いレベルに低下したと発表した。これをJustTheNewsが報じた

CDCは、「流行病」の定義として、1週間における全死者数の中で特定の病気を死因とする死者数の割合が一定レベルを超える場合と定めている。肺炎、インフルエンザ、そしてCOVID-19(武漢ウイルス)に関して定められているその「割合」は、1年の中で季節によってわずかに変動し、インフルエンザ・ウイルスが最も活発化する時期は約7%、そしてウイルスの活動が弱まる時期は約5%と定められている。

米国内における肺炎、インフルエンザ、そして新型コロナウイルスが原因の死者数は、3月の第2週目から急上昇し、4月中にピークに到達してから、その後は急速に下降線を辿っていることをCDCのデータは示している。(以下のグラフ)

6月最終週における米国内の全死者数の中で、肺炎、インフルエンザ、そしてCOVID-19(新型コロナウイルス)に起因する死者数の割合は、昨年末以来、最低レベルに達したことを最新のデータは示しており、その割合が「(現在の)流行病の閾値である5.9%と同等」になっているとCDCは発表している。

CDCは、正式な死亡者数については「特にここ数週間はより多くの死亡証明書が処理されるに伴い変更される可能性が高い」と但し書きしている。しかし、肺炎、インフルエンザ、そしてCOVID-19(新型コロナウイルス)に起因する死者数は、10週連続で減少し続けているとCDCのウェブサイトは記している。このことは、この先数週間以内に新型コロナウイルスは流行病の定義を満たさなくなる可能性があることを示唆している。

トランプ大統領は、いまだに恐怖心を煽る主流メディアを批判するツイートを投稿している:

【訳】新型チャイナ・ウイルスの感染者数は上昇(理由は大規模な検査をおこなっているため)、死亡者数は減少し「低レベルで安定的」。フェイク・ニュース・メディアはこのことや、最新の雇用者数が記録的であることを報道すべきだ。

以下はCDCに報告された日々のCOVID-19新規感染者数(青色の棒グラフ)と国立健康統計センター(NCHS)に報告された1週間ごとの「COVID-19、インフルエンザ、肺炎」による死者数のグラフ(オレンジ色の折れ線グラフ)を重ね合わせたものである。米国では、6月中旬から新規感染者数は急増しているが、死者数は4月をピークに減少を続けていることがわかる。

全米におけるCOVID-19の新規感染者数(青色の棒グラフ)と死者数(オレンジ色の折れ線グラフ)

(CDCのグラフおよびデータを元にBonaFidrが作成)

しかしこうした現実とは逆に、米国内では「第2波」の恐怖を煽る報道が大々的に行われている。実際、フロリダ州、アリゾナ州、カリフォルニア州、そしてテキサス州などいくつかの州では新規感染者数と入院患者数が急増していると報じられている。(連邦政府が全米に送付した検査キットは汚染されていると、先週ロイター通信が報じており、元議員のロン・ポール氏は、テキサス州での感染者数の急増はフェイクニュースの可能性があると指摘している。)

確かにいくつかの地域で新規感染者数は急増しているが、上記グラフが示しているように全米における新型コロナによる死者数は一定もしくは減少傾向にある。治療方法が改善されていることに加えて、新規感染者の年齢層が若年化していることがその要因であると考えられている。事実、7月6日(月曜)、ホワイトハウスの医療健康アドバイザーで、国立アレルギー感染病研究所(NIAID)の所長であるDr.ファウチは、数ヶ月前と比較して、新規感染者の平均年齢が約15歳低くなった語っている

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