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CIAがロシアゲート疑惑の証拠を捏造していた|国家安全保障局NSAの元技術部長が法廷と連邦議会でその証拠を示すつもりと発表

CIAがロシアゲート疑惑の証拠を捏造していた|国家安全保障局NSAの元技術部長が法廷と連邦議会でその証拠を示すつもりと発表

国家安全保障局(NSA)・元技術部長のウィリアム・ビニー氏(Photo via Wikipedia)

アメリカ政府で最高レベルのインターネットおよびハッキングの専門家であるウィリアム・ビニー氏は、7月23日、重大な発表を行った。オバマ政権時代のCIAは「ロシアゲート疑惑」をアメリカ国民に信じ込ませるために証拠を捏造していたとビニー氏は発言し、そのことを示す証拠を法廷で提示したいと語った。

ビニー氏はジョージ・W・ブッシュ政権時代の国家安全保障局(NSA)で技術部長だった人物。国家安全保障局(NSA)は、エドワード・スノーデンが勤務していた国防総省のスパイ機関。つまり、米国のスパイ機関の元高官が、別のスパイ機関であるCIAの不正を証明するために声を上げている。

ビニー氏がNSAの技術部長だった時、大量破壊兵器があるという捏造された証拠を元にブッシュ政権がイラクへ侵攻したことについても同氏は内部告発を行い、30年間勤務したNSAを自ら退局している。

ビニー氏は7月23日にシラー研究所(Schiller Institute)が主催したオンライン記者発表の中で約10分間語り、その中でロシアがヒラリー・クリントンや彼女の民主党選挙陣営幹部たちのコンピュータにハッキングし、そこから盗み出した情報をウィキリークス等へ提供したとされる「ロシアゲート疑惑」はCIAによって捏造されたものだと語った。

さらに興味深いのは、「ロシアゲート疑惑」が全てでっち上げであったことを示す証拠を、米国の諜報機関だけでなく英国の諜報機関も握り潰そうと圧力をかけ続けているというビニー氏の発言だ。「ロシアゲート疑惑」の根拠の一つとして利用された「スティール文書」を作成したのも、英国の諜報機関MI6の元スパイであるクリストファー・スティールだ。トランプ政権を潰そうとする策略であったことが判明してきた「ロシアゲート疑惑」は、英国政府による米国への大いなる内政干渉、そして英国政府が米国の政治に影響力を行使しようとしていた側面も明らかになりつつある。

ビニー氏はこの動画発表の中で彼が見つけた証拠についても詳しく紹介している。もしそれが真実である場合、ロシアゲート疑惑はCIAによる大いなる証拠改竄によって作り出された政権転覆を狙ったクーデターだったことが証明されることになる。その後、2年もの歳月をかけてロシアゲート疑惑を捜査したにもかかわらず、なんら疑惑を解明しなかったロバート・モラー特別検察官もまた、CIAによる証拠捏造の隠蔽に加担したことになる。

ビニー氏は、彼が持っている証拠について連邦議会や法廷で提示する機会を模索しているという。特にオバマ政権時代のCIAの最上層部に対する訴訟の中で、こうした証拠を提示したいと考えている。また、世間一般の目から証拠を隠すのではなく公に紹介し議論することで、一般のアメリカ国民が自らその証拠について目にし評価してもらうことをビニー氏は望んでいる。

ビニー氏の動画はここで視聴できる:

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