バイデン政権、南部国境で起きている大量移民問題について報道陣と情報共有しないよう国土安全保障省の高官に指示=報道
国土安全保障省(DHS)の複数の高官たちは、同省の法執行官らに対して、アメリカの南部国境で発生している危機的問題について記者たちに一切情報共有しないよう「口頭による命令」を発令した。ブライトバート・ニュースが3月7日(日曜)に報じた。
バイデン政権によるオープン・ボーダー政策により、大量の移民がメキシコとの国境に集まっていることは本サイトでも報じてきた。国境を管理する職員たちの許容量を超えた不法移民が押し寄せている結果、子供達をケージ施設に収容するという、オバマ政権時代の処置が復活している。
DHS職員の1人はブライトバート・ニュースに次のように語っている:
前政権と比べて、マスコミ対応は、今では昼夜を問わない状況となっている。
私たちは、国境での移民問題については口にしないよう指導を受けており、これに関するメッセージをどう扱うかについては、国土安全保障省の広報部とホワイトハウスの広報部に丸投げするよう指導を受けている。
ブライトバート・ニュースは次のように報じている:
口頭による命令は、国土安全保障省内の指導的立場にある上級法執行官に適用され、正式な失効期限はない。国境警備と移民政策を変更したことにより、違法に国境を越える人たちが急増しており、政権は、それが原因で高まっている危機に対処するのに苦労している。そんな最中に、この命令は発令された。
(一度拘束されても解放される、いわゆる「キャッチ・アンド・リリース」政策により)移民が地域社会へ放出されるという問題に、国境沿いの地域社会が対処し続けている中、政権は、彼ら(民主党)の間でさえも批判に直面している。
ヘンリー・キューラー下院議員(テキサス州選出・民主党)は、最近FOXニュースと行ったインタビューで次のように語っている:
私はこれをお伝えすることができます。リリースされる人々の数について、彼ら(バイデン政権)は意図的にその情報を伏せています。
老人養護施設での新型コロナによる死亡者数を53%も低く抑え、情報隠蔽していたニューヨーク州のクオモ知事(民主党)といい、情報を隠蔽するのは民主党のお家芸となっているようだ。
国境を移民に解放するというバイデン政権の移民政策は、アメリカ南部国境地域ですでに大惨事を招いている。しかしそれだけでなく、国境を渡ってやってくる移民たちの間で、新型コロナ検査で陽性結果となった人たちですら止められることなく、全米各地へ移動することが許されているという事実について、政府関係者のほとんど誰も注意を払っていないとConservative Briefは指摘している。
状況があまりに杜撰であるため、長距離バス会社グレイハウンドのCEOは、不法移民たちが同社のバスに乗って全米各地へ移動する前に、彼らが新型コロナ検査で陰性であることを条件とするよう、バイデン政権に嘆願書を送っている。
BREAKING: The CEO of Greyhound demands that DHS ensure that all the migrants the agency releases show proof that they are COVID-free before boarding buses.https://t.co/LbeOmk1Aiv
— KTSM 9 News (@KTSMtv) March 5, 2021
【訳】速報:グレイハウンドのCEOは、国土安全保障省がリリースする移民たち全員が、バスに乗る前に新型コロナに感染していないことを必ず証明するよう、同省がそれを保証するよう要求した。
マスク着用命令やロックダウンを解除すると発表したテキサス州やミシシッピー州などの知事に対して、バイデンは「ネアンデタール人(原始人)のような思考だ」と先週、批判したばかり。そのバイデン政権が、検査で陽性が判明した移民たちを隔離せず、長距離バスに詰め込んで全米各地へ移動することを許可しているという事実は、それだけでスキャンダルとして大々的に報じられるべきだ。しかし主流メディアは一切このことを問題にもしなければ報道もしていない。
マスクを二重にして着用するのは「常識だ」と発言しているファウチ所長や、最近マスクを二重に着用するガイドラインを発表したカリフォルニア州のニューソム知事も、新型コロナ陽性の移民たちがバスに乗って全米を移動することについては口をつぐんだままである。
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