フロリダ州の泌尿器科医、新型コロナ・ワクチンを接種した男性たちに不妊症と前立腺がんの兆候を示すPSA値が「誤って」急上昇することを発見
フロリダ州パームビーチの泌尿器科医であるディエゴ・ルビノウィック医師は、新型コロナ・ワクチンを接種した男性たちの多くに、血中のPSA値が急上昇する兆候を発見した。CBS系列の地元局CBS 12 Newsが6月8日(火曜)に報じた。
新型コロナ・ワクチンを接種した直後に定期検診を予定している男性は、PSA値の「誤判定」が出る可能性があるとルビノウィック医師は語っている。(CBS 12が報じた番組の動画は、HP上に投稿されている。)
前立腺がんの診断を受けた男性の多くは、血中のPSA値が上昇する。
ルビノウィック医師はCBS 12の取材に対して次のように語っている:
ワクチンを接種した後、少なくとも6週間は、患者のPSA値が誤って上昇しているのを見かけました。何度も診療してきた患者で、ずっとPSA値が安定していたという経歴なのに、突然PSA値が上昇したという患者を見かけています。
しかし、それから数週間後に再検査すると、PSA値は「通常レベル」にまで下がったと同医師は語っている。
新型コロナ・ワクチンを接種した直後の男性は、このPSA値が一時的に上昇する可能性があることが示されたとルビノウィック医師は語っている。
記者が見せてもらった実際の匿名患者のデータでは、PSA値が0.4(健康的な20代〜30代のレベル)から、その1ヶ月後には3.4へと9倍近くにまで急上昇している。しかしそれから数週間後、その患者のPSA値は1.5にまで減少している。しかし以前の0.4からは依然として3倍以上の高さである。1.5というのは60代〜70代の白人男性の中央値である。
同医師は、PSA値の検査を予定している男性は、新型コロナ・ウイルスを接種してから数週間後に遅らせるよう推奨している。また、PSA値が「誤判定」なのではないかと疑われる場合は、再検査することを推奨している。
ルビノウィック医師はまた、彼が新型コロナ・ワクチンを受けないよう人々に言っているわけではないことを強調し、ただ、潜在的な副反応の可能性があることを伝えたかっただけだと語っている。
この件を取材したCBS 12のレナ・サルツバンク記者は、視聴者に対してワクチンは安全であり、「副反応は極めて稀である」と伝えている。
全米では、毎年6月は男性健康月間であり、全米の医師たちが定期検診を行うよう患者たちに呼びかけている。
米国では、男性たちの間で最も一般的なガンは前立腺がんであり、2021年の1年間で24万3000人が前立腺がんの診断を受けるだろうと見積もられている。
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