トランプ前大統領:ウィリアム・バー前司法長官は不正選挙の隠蔽を行っていたとCPACの講演中に暴露
テキサス州ダラスで開かれたCPAC(保守政治活動会議)の最終日となる7月11日(日曜)、トランプ前大統領が基調講演を行った。その中で、ウィリアム・バー前司法長官はペンシルバニア州の連邦検事に対して不正選挙を捜査しないよう指示を出していたと、トランプ前大統領が暴露発言を行った。
トランプ前大統領の基調講演の全文を文字起こししたものはここに掲載されている。
トランプ前大統領の広報官が、この時の暴露発言をツイートしている:
President Trump says the US Attorney in Pennsylvania revealed Bill Barr would not allow him to investigate Voter Fraud!
— Liz Harrington (@realLizUSA) July 11, 2021
Philadelphia is second only to Detroit in crooked elections!
【訳】ペンシルバニア州の連邦検事は、ビル・バー(前司法長官)が彼に不正選挙の捜査を許可しなかったことを暴露したとトランプ大統領は語った。
(ペンシルバニア州の)フィラデルフィアは(ミシガン州の)デトロイトに次いで不正選挙が多い!
基調講演でトランプ前大統領がこの発言を行っている様子を撮影した動画が投稿されている:
The DOJ was “not allowed” to investigate voter fraud? This is insanity. pic.twitter.com/Nglq4viVXv
— Grace Saldana (@gracesaldanaa) July 11, 2021
【訳】司法省は、不正選挙を捜査することが「許可されなかった」?こんなことは狂気の沙汰だ。
しかしウィリアム(愛称ビル)・バー前司法長官が、「広範囲に行われた不正選挙はなかった」とまともな捜査をすることなく疑惑を否定し、「投票機械の押収は行わない」とウォールストリート・ジャーナル紙とのインタビューで語ってきたことは本サイトでも紹介してきた。
また、元アメリカ陸軍予備役中佐で諜報機関職員という経歴を持つトニー・シェイファー氏が、ウィリアム・バー司法長官(当時)から直接電話があり、不正選挙の調査を止めるよう要請を受けたと今年明らかにしていた。ペンシルバニア州の連邦検事も、バー司法長官から同様の圧力を受けていたことになる。
トランプ弁護団メンバーを務めたジェナ・エリス弁護士も、昨年12月にバー前司法長官が退任する数日前に、彼が司法長官として職務怠慢を働いたと非難する投稿を行っていた。
当時からすでに、ウィリアム・バー前司法長官はディープ・ステートの潜伏工作員(スリーパーセル)であることを完全に露呈させたと指摘されていた。
【7月13日追記:2018年4月〜2021年1月までペンシルバニア州東部地区の連邦検察トップを務めたウィリアム・S・マックスワイン氏が、今年6月9日付けでトランプ前大統領に宛てて送った書簡でバー司法長官から圧力を受けたことを明かしている。この書簡の全文は、トランプ氏の公式サイトで公開されている。(ジョー・バイデンは就任直後、トランプ大統領が任命した全ての連邦検事に辞任するよう要請していた。)】
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CPACの参加者たちに行われる恒例の匿名アンケートで、今回、2024年大統領選に共和党から立候補する候補者としてトランプ前大統領が70%の人気を獲得しダントツ1位となっている。2月末にフロリダ州オーランドで開かれたCPACでは、同様の共和党予備選が行われると想定した場合の人気投票で、トランプ前大統領は55%を獲得していた。トランプ前大統領の人気は、前回のアンケートから15ポイントも急増している。2位はフロリダ州のロン・デサンティス知事で21%を獲得した。
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