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SVB銀行の破綻で“第2次世界大恐慌”の開始を伝えるゴングが鳴る——「FRBに残された時間は48時間」しかし1929年来の大恐慌を意図的に起こすことがFRBの計画か?

Photo via Flickr

 

■ 米国政府に残された時間は今週末の約48時間

有名ヘッジファンドPershing Square Capital ManagementのCEOである、ビリオネアーのビル・アックマン氏は、「取り返しのつかない過ちになる前に、米国政府に残された時間は約48時間だ」と長文ツイートしている(この投稿の閲覧数は1270万回以上)。もし米国政府がSVBを救済しなければ1929年の時のような世界大恐慌になると予想している。

【訳】米国政府は、まもなく取り返しのつかない過ちになってしまうことを修正するのに、約48時間しか残されていない。

 

すべての預金者を保護することなくSVBファイナンシャルを破綻させると、世界は無保険預金――つまり破綻した銀行に対する無担保の非流動債権――とは何かについて目覚めてしまう。月曜(3月13日)に株式市場が開く前に、JPモルガン、Citi、またはバンクオブアメリカがSVBを買収しなければ(その可能性は低いと私は思うが)、あるいは米国政府がSVBの全預金を保証しなければ、「システム上重要な銀行SIB)」を除くすべての銀行から実質的にすべての無保険預金が引き出されるという、大きな(掃除機の)吸引音が聞こえることになるだろう。

 

これらの資金は、「システム上重要な銀行SIB)」、米国債マネーマーケット・ファンド、そして短期米国債に移されることになるだろう。

 

銀行預金に比べて、無リスクの米国債の利回りがかなり高いため、短期米国債や米国債マネーマーケット口座に現金を移す圧力がすでにある。

 

こうした預金の引き出しは、コミュニティ銀行、地方銀行、その他の銀行から流動性を奪い、これらの重要な機関を破壊し始めるだろう。

 

短期米国債に対する需要の高まりは、短期金利の低下を促し、景気を減速させるために金利を上昇させようとするFRBの努力を複雑化させる。

 

すでに、米国で最も急速に成長し、最も革新的な何千ものベンチャー企業が、来週から給与の支払いを怠り始めるだろう。(SVBの株式価値の相当部分を消し去ることになっていたであろう低額ワラント債(ペニーワラント)と引き換えに)、もし米国政府が金曜日にSVBの預金保証に乗り出していたら、このような事態は避けられただろうし、SVB40年にわたるフランチャイズ価値は維持され、株式注入と引き換えに新しいオーナーに譲渡できていたかもしれない。私たちは、それに参加することに前向きだっただろう。

 

この方法であれば、政府によるいかなる損失リスクを最小限に抑え、救済によって大きな利益を得る可能性があったはずだ。

 

しかし、現在では、この破綻した銀行を買収する買い手が現れる可能性は低いと思う。

 

政府のアプローチは、他の銀行を犠牲にして「システム上重要な銀行SIB)」にリスクが集中することを保証してしまっているものであり、それ自体がシステミック・リスクを増大させるものである

 

預金者を救うことはモラルハザードを引き起こすので、預金者は地獄に落ちるべきだと主張する人たちは、各預金者が銀行を選ぶ際に、自分でその銀行の信用評価をしなければならない世界について、その実現可能性を考えてみて欲しい。私はかなり洗練された金融アナリストだが、SECに提出された1,000ページにも及ぶ膨大な資料があるにもかかわらず、ほとんどの銀行はブラックボックスであると私は感じている。

 

SVBの上級管理職は基本的なミスを犯した。彼らは、短期預金を長期の固定金利資産に投資した。その後、短期金利が上昇し、銀行取り付け騒ぎが起きた。上級管理職はしくじったのだから、彼らは職を失って当然だ。

 

FDICOCC(通貨監督庁)もしくじった。銀行システムのリスクを監視するのが彼らの仕事だ。SVB2000億ドル以上の資産があり、事実上同じ業界の法人負債主からの1700億ドルの預金を保有していたのだから、FDICOCCの監視リストの上位に入っているべきだった。FDICOCCが仕事をしなかったために、コミュニティ銀行や地方銀行が低コストの預金にアクセスすることが永久に損なわれることになる一方で、何千もの米国最高の成長企業が破滅するようなことがあってはならない(そしてその結果、最も才能ある我が国の若い世代で数万人の雇用が失われるようなことがあってはならない)。

 

この政権は、特に権力の集中に反対している。皮肉なことに、SVBの破綻に対するアプローチは、一握りの「システム上重要な銀行SIB)」へのデュオポリスティック(複占的)な銀行リスクの集中を確実にするものである。

 

私がSVBのバランスシートを大雑把に調べてみたところ、たとえ清算しても、預金者は最終的には預金の98%程度を取り戻せるはずだが、来週の給与の支払いに間に合わせるのに、「最終的に」というのは時間がかかりぎる。

 

つまり、SVBのフランチャイズ価値を考慮しなくても、SVBの預金に対する政府保証のコストはごくわずかである。その一方、政府がSVBの預金を保証しないことによる意図しない結果は膨大であり、月曜日(3月13日)の前に検討し対処する必要がある。さもなければ、この下を注意。

イーロン・マスク氏がSVBを買収することについて、「そのアイデアに私はオープンです」とツイートしている:

【訳】Min-Lian Tan: ツイッターがSVBを買収してデジタル銀行になるべきだと思う。

Elon Musk: そのアイデアに私はオープンです

 

■ FRBによる金利上昇とQTは、意図的に経済を崩壊させるため?

FRBは10月13日(月曜)、米東海岸時間の午前11:30から非公開のボードミーティングを開くと発表している

 

一方、アックマン氏に名指しで批判されたFDICのマーティン・グルーエンバーグ会長は、SVBが破綻する4日前の3月6日に行った講演で、FRBを指弾していたことに注目が集まっている。その講演の中で、グルーエンバーグ会長は「特に、過去1年間に金利が大きく変動している中」、含み損は、銀行の将来の流動性ニーズへの対応能力を弱める」と語っていた。これから銀行が連鎖破綻しても、その責任はFDICではなく金利を上げ続けたFRBにあると言いたげだ。

 

そして、FRBは意図的に経済崩壊を引き起こしているというオピニオン記事が複数投稿されている。

 

【記事タイトル】「FRBは経済を崩壊させている」byパナギオティス・ルトライス|2023年10日掲載

 

【記事タイトル】「FRBは意図的に経済を崩壊させている」byクリス・ブラック|2023年10日掲載

 

上記2本目の記事の筆者ブラック氏は次のように記している:

世界を支配する銀行界のカバル(陰謀団)は、ゴイム(非ユダヤ人)を惑わすために非常に単純なトリックを使っている――彼らは通貨供給量を完全にコントロールしているため、すなわち、部分準備銀行(FRB)と量的緩和(QE)によって文字通り無からお金を刷っているため、そのお金に利子をつけて貸し出し、好不況サイクルを(意図的に)生み出している。

 

(中略)

 

そして次に何が起こるかというと、SVBの破綻によって他の中小銀行が影響を受け、連鎖が起きるだろう。そしてJPモルガンやゴールドマンサックスといった「いつもの顔ぶれ」の大銀行が、中小銀行を買収し、世界の覇権を固めることになるのだ。

 

間違いなく、FRB(民間銀行のコンソーシアム)を所有する同じ人々が、JPモルガンなどの大手商業銀行も所有しており、中小銀行がつぶれることで彼らは利益を得るだろう。そして彼らは、こうした中小銀行の資産を二束三文で買い漁るのだ。

 

地域銀行や小規模銀行は、まもなく破綻するだろう。

FRBが意図的に経済を崩壊させるなどとは陰謀論だという批判がすぐに聞こえてきそうだ。しかし、先週、「米国政府が自国民に対して“情報戦”を仕掛けている」ことが議会公聴会で暴露され、さらにはコロナパンデミックを引き起こす原因となったウイルス開発に、米国政府が資金提供していたと元CDC局長が証言している。また先週は、民主党が仕掛けた「1月6日議事堂占拠事件」も、FOXニュースのタッカー・カールソンが監視カメラ映像を放送したことで、でっち上げだったことが一気に判明している。

 

これまで陰謀論と言われ続けたことが実は事実だったということが、先週、次々と暴露される中、SVBが破綻した。「このタイミングは、都合が良すぎる」と、Info Warsの司会者アレックス・ジョーンズ氏は指摘している

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