ネオコンによるアメリカ支配が“アメリカの世界覇権の崩壊”と国を治めるための“道徳的権威の喪失”につながった——ロバート・F・ケネディJr.氏がツイッターに投稿
2024年大統領選への正式な出馬表明が報じられる日の前日となる4月4日(火曜)、ロバート・F・ケネディJr.氏は、ネオコンによるアメリカ支配が、アメリカによる世界覇権の崩壊を招き、国を治めるための道徳的権威の喪失につながったと批判するメッセージをツイッターに投稿した。
バイデン政権に逆らって原油価格を高騰させるために、OPECプラスが原油の生産量を減産するというロイターの記事がそのツイート・メッセージに添付されている。
このツイートは、すでに410万回以上、閲覧されている。
【訳】サウジアラビアに対する米国の影響力の崩壊と、同王国のチャイナやイランとの新たな同盟関係は、軍事力をアグレッシブに振りかざすことによって米国の世界覇権を維持するというネオコン戦略の失敗を示す痛ましい象徴である。
チャイナは、その代わりとして経済力を巧みに行使することで、アメリカ帝国を駆逐した。過去10年間、わが国は道路、港湾、橋、空港を爆破するのに何兆ドルも費やしてきた。チャイナは発展途上国にそれと同じものを建設するためにそれに匹敵する金額を費やしてきた。
ウクライナ戦争は、ネオコンの短命な「アメリカの世紀」における最後の崩壊である。
イラクとウクライナにおけるネオコンのプロジェクトには、これまですでに8兆1000億ドルものコストがかかっており、我が国の中産階級を空洞化し、米国の軍事力と道徳的権威を笑いものにし、チャイナとロシアを揺るぎない同盟に押し上げ、世界通貨としてのドルを破壊し、数百万人の命を犠牲にし、そして民主主義の発展や、友情または影響力を得るために一切何もしてこなかった。
【ロイター記事タイトル】OPEC+が生産目標削減で市場に衝撃を与え、原油が6%上昇
https://www.reuters.com/business/energy/oil-soars-more-than-5bbl-jolted-by-surprise-opec-output-cuts-2023-04-02/
■ トランプ氏起訴は国民の注意を逸らす茶番劇
有名ハリウッド俳優のジェームズ・ウッズ氏もまた、「チャイナとロシアが結託して世界を分割していることこそ」関心を持つべきことだと投稿し注目を集めている。
ウッズ氏は、愛国的なツイートを投稿し、民主党の政治家を批判したことで、一度ツイッター・アカウントを凍結され、ハリウッドからも締め出された。イーロン・マスク氏がツイッターを買収してからウッズ氏のアカウント凍結は解除されている。
そしてウッズ氏は、現在、ニューヨークの法廷で繰り広げられている「トランプ劇場」は問題の本質ではなく、むしろそれから国民の目を逸らすための茶番だという意見を投稿している。
【訳】チャイナとロシアが結託して世界を分割していることこそ、ホワイトハウスで糸を引く操り人形師たちが関心を持つべきことであるはずだ。
しかしそうではなく、大統領が昼寝をしている間に、彼らはニューヨークでつまらない見世物を裏から催しているのだ。
【訳】私は政治そのものにはとても退屈しているが、このペテン行為(トランプ氏の起訴)を見るのは楽しい。
ニューヨークでの今の騒々しい道化芝居の裏にある策略は、トランプが共和党の指名を獲得するのを助けることだと私は思う。
そして、それは全て、バイデンが地下室にこもっていても勝てるのはトランプだけだと彼らは考えているからだ。
トランプ元大統領の宿敵、ジョン・ボルトン氏ですら、CNNに出演した際、今回の起訴は「インチキ」と認めている。
【訳】ジョン・ボルトンですら、これ(トランプ元大統領の起訴)がインチキな訴訟であることを認めている。ボルトンは起訴状について「非常に悲嘆している」と述べ、「私が恐れていたよりもさらに(起訴内容が)弱く、棄却される可能性が容易にあるか、またはトランプをすぐさま無罪放免にするかだと思う」と語った。
アメリカの憲法や刑法に関する研究で知られるハーバード大学の元法学教授アラン・ダーショウィッツ弁護士は、トランプ前大統領を起訴したマンハッタン地区検事アルビン・ブラッグが弁護士資格を剥奪される可能性があると、FOXニュースに出演した際に語っている。さらに、ブラッグ地区検事がトランプ氏の起訴内容の詳細をメディアにリークしたことで有罪となった場合、最大で5年の禁固刑に処される可能性があると同弁護士は解説している。
そして司法や政府機関を「武器化」し政治利用してきた民主党の政治家たちは、いずれ同じように起訴される可能性が指摘されている。
【訳】「(米国の司法制度は)すべてが帳消しになった。バイデン、ペロシ、シューマーのような左翼政治家の大陪審による起訴は、夜が昼に続くように確実に予想される」と、ジュディシャルウォッチ(政府監視グループ)のトム・フィトン社長は述べている。
「まさに今、フロリダ州とテキサス州の検察官は、バイデン一家が引っかかる州法を探しているというのは確実だ。そして、もし彼ら検察官がそうしていないなら、彼らは自分たちの仕事をしていないということだ」。
https://nypost.com/2023/03/31/gop-calls-for-biden-charges-after-trump-indictment/
そしてロバート・F・ケネディJr.氏が痛烈に批判したように、「民主主義の発展や、友情または影響力を得るために一切何もしてこなかった」ネオコン主導の米国は、同盟国からの信頼を急速に失いつつある。
以下のメキシコ大統領の動画を投稿したツイートは、900万回以上閲覧されている。
【訳】メキシコのロペスオブラドール大統領は、ジュリアン・アサンジが拘束されている状態で米国は人権を語ることはできず、ジョー・バイデン大統領がノルドストリーム・パイプラインを爆破している状態でカルテルの暴力を語ることはできず、有力大統領候補のドナルド・トランプを逮捕している状態で民主主義を語ることはできないと述べている。
2023年3月31日にドイツ連邦議会で演説を行ったペトル・ビストロン国会議員(AfD)は、「我々の戦略インフラを爆破する人たちは我々の友ではない」と語り、ノルドストリーム・パイプラインを爆破したと報じられているバイデン政権を暗に批判している。
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