トランプ前大統領、「来週、ビッグテック企業に私は何かをする」とNewsmax出演時に予告——ユーチューブは再びトランプ前大統領のインタビュー動画を削除
トランプ前大統領は、6月25日(金曜)Newsmaxのロブ・フィンナーティ氏と元国家情報長官代理のリック・グレネル氏がホスト役を務める新番組に電話出演し、ビッグテック企業への挑発的な警告を口にした。この発言をConservative Briefが同日報じている。
トランプ前大統領:この来たる週、私がビッグテック企業に何をするか見ておいて欲しい。
グレネル氏:ビッグテック企業を解体する時が来たと思われますか?
トランプ前大統領:まあ、来週、私がビッグテック企業について何をするのかを見て欲しい。人々は長い間、私にこれをするよう望んでいた。
だが、それはあまり驚くようなことではないだろう。彼ら(トランプ氏のスタッフたち)は私がこれについて早々と話してしまうことをよろしく思っていない。しかし、来週、私がビッグテック企業について何をするか見てくれ。あなた方はそれを非常に面白いものだと思うだろう。
一方、保守系ニュースネットワークのReal America’s Voiceの番組『ウォータークーラー』がトランプ前大統領に行ったインタビュー動画を、6月21日(月曜)、ユーチューブが削除した。Just The Newsが6月24日(木曜)報じた。たとえトランプ氏自身や彼のスタッフが投稿した動画でなくても、同氏が出演したテレビ番組動画ですらユーチューブはブラックリスト化していることが改めて浮き彫りとなった。
ユーチューブは、番組『ウォータークーラー』の動画を削除した理由として、「広範囲にわたる不正、エラー、不具合が米国の2020年の大統領選挙の結果を変えたという誤った主張を推し進めるコンテンツ」が含まれていると通知している(以下はそのメッセージ画像)。
(Screenshot via Real America’s Voice/Just The News)
このインタビューで、トランプ前大統領は彼が「2020年大統領選挙で敗北したことを認めた」という見出しをつけた報道について聞かれ、「私は決して負けを認めていない」と答えている。
また、この時の選挙で不正が行われたかを決めるのは、国民そして「もしくは政治家たち」次第だと語っている。「今回のように、何十万票もの(不正)票が発見されるようなケースはないと思う。なので、私たちはどうなるか見守るしかない」とも語った。
このインタビュー動画が削除されただけでなく、Real America’s Voiceのユーチューブ・チャンネルへも「ストライク」を受けたため、7日間、動画を投稿することやライブ配信することが停止されている。
Real America’s Voiceのディレクター、ロジャー・ハドソン氏は、トランプ氏へのインタビューが検閲を受けたことについて「少し強引すぎるし、おそらく不適切だ」と語り、また「彼ら(ユーチューブ)が彼の発言と言っていることを、実際には(トランプ氏は)発言していなかった」とも語っている。
番組『ウォータークーラー』のホストで、トランプ氏へのインタビューを行ったデービッド・ブローディ氏は、今回、番組の動画が検閲を受けたことについて、「アメリカでは言論の自由がゆっくりと死につつある」と語っている。
保守系ニュースネットワークのNewsmaxやエポックタイムズ(英語版)などは、言論検閲をしないP2Pの動画共有サイトであるOdyseeにユーチューブ動画をミラーリングし、徐々に視聴者をユーチューブから移動させているようだ。
クロームもしくはBraveのブラウザーを利用しているユーザは、『Watch on Odysee(Odyseeで見る)』というエクステンションをインストールすれば、ユーチューブ動画を見ようとする際に同じ動画がOdyseeにも投稿されている場合、自動でOdyseeの動画が表示される(Odyseeのサイトに飛ぶ)ようになる。
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