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オールドメディアが伝えない海外のニュース

米軍が突然アフガニスタンから撤退を開始/国務省は再びアメリカ国民を見捨てる判断(直後に撤回)——英国会はバイデンへの非難決議を採択/バイデンは「国家安全保障上の脅威」と元FBI副長官

Photo via Flickr

ジョー・バイデンは米国現地時間の8月24日(火曜)午後1時に記者会見を予定していたが、ホワイトハウスはそれを一度キャンセルした後、数時間後に記者会見は行うと前言を撤回した。当初予定されていた開始時間から4時間半後、ジョー・バイデンは壇上に現れ、テレプロンプターを読みながら下院議会における投票について話を始め、その後アフガニスタンに話題を移した。彼がアフガニスタンについて語った時間は6分間だった。ジョー・バイデンは記者からの質問を一切受け付けることなく記者会見を終え立ち去って行った。

 

この日の記者会見の動画:

 

そしてG7の首脳たちがバイデンに対してアフガニスタンから8月31日までに米軍を撤退すべきではないと要請したにもかかわらず、8月24日(火曜)に米軍が突然アフガニスタンから撤退を開始したと報じられている。

 

【訳】速報:米軍はアフガニスタンからの撤退を開始し、現地の兵力を削減している:米政府関係者。

 

この速報が流れた約20分後、バイデン政権は再びアフガニスタンにいるアメリカ国民を見捨てる決断をしたと報じられた。NBCニュースで中東を専門とするリチャード・エンゲル記者が現地から次の投稿を行った:

【訳】米国大使館は、米国市民にアフガニスタンからの退去を求める最後の警告を発し、退去しなければ(政府の支援はなく)自力となると発表した。その後、同大使館は30分後にそれを撤回している。

 

米国大使館は自国民を見捨てるとも取れる「最後の警告」を今のところは撤回したが、アダム・シフ下院議員(カリフォルニア州選出・民主党)は、8月31日までに全てのアメリカ国民と米国に協力したアフガン人を救出することは可能性が低いと8月23日(月曜)に語っている

「(全員が救出される)可能性はあると思うが、まだ避難しなければならないアメリカ人の数、特別移民ビザ(SIV)の数、アフガニスタンの報道関係者、市民社会のリーダー、女性リーダーなどの数を考えると、その可能性は非常に低いと思う」と、シフ下院情報委員会委員長はワシントンの国会議事堂前で記者団に対し述べた。

 

一方、米軍はジョー・バイデンに対して、アフガニスタンでの任務を8月31日以降に延長するかどうかを8月24日(火曜)までに決定しなければいけないと迫っている。これは、タリバンがバイデンと米国に対して、8月31日までにすべての米軍の撤退を完了させなければ 「相応の結果に直面する」と脅した後のこと。

 

CNNは次のように伝えている:

軍事顧問たちは、ホワイトハウスに対し、現在駐留している5,800人の部隊とその装備・武器を撤退させるのに十分な時間を確保するために、火曜までに決断を下す必要があると述べている。

 

【訳】米軍は、バイデン大統領にアフガン避難の延長を決定する期限を提示

 

タリバンのスポークスマンであるスハイル・シャヒーンは、Sky Newsとのインタビューで、バイデンと英国のボリス・ジョンソン首相に対し、米軍の撤退を当初の期日よりも遅らせた場合に「(相応の)結果」があることを警告している。

【訳】NEW: タリバンがドーハにいるSky Newsチームと面会し、8月31日までにアフガニスタンから部隊を撤退させることについて厳しい警告を発した。

 

「これはレッド・ライン(超えてはいけない一線)だ」

 

「もし彼らが占領を続けるつもりであれば反発を招くだろう」

 

* * *

 

先週、英国の国会は、米国のアフガニスタンからの撤退をめぐるジョー・バイデンの失策について、「不名誉」であるとして同氏を非難することを正式に決議した。英国のテレグラフ紙は8月18日(水曜)次のように報じている:

ジョー・バイデンのアフガニスタン撤退の対応は、「壊滅的」で「恥ずべき」と非難され、国会は米国大統領に対して前例のない非難を水曜に言い渡した。

 

トランプ前大統領の息子、ドナルド・トランプJr.氏は、米国の主流メディアがこのビッグ・ニュースを報じないことを激しく非難している:

【訳】アメリカに本物のメディアがあったなら、我々の最大の同盟国である英国が、アフガニスタンからの悲惨で「不名誉な」撤退について、大統領を文字通り非難したという事実を、実に大々的に報道していただろう。

 

しかし、我々には本物のメディアがない!

 

そして元FBI情報部副長官のケビン・ブロック氏は、ジョー・バイデンが国家安全保障上の脅威となっていることに警鐘を鳴らしている。8月24日(火曜)にThe Hillに寄稿した論説記事で、ブロック氏はバイデンの「弱いリーダーシップ」が、今や国家安全保障にとって最大の脅威であると糾弾している。(バイデンの息子ハンターについては、以前から国家安全保障上の脅威と報じられている。)

バイデン政権は、基本的な良識ある判断ができないことを露呈し、さらに、大統領、国防総省の幹部、そして国務省によるとんでもない発言でそれを悪化させた。彼らのとんでもない発言は、多くのアメリカ国民に『あなた方は一体何を考えていたのか?民間のアメリカ人やアフガニスタンの協力者たちを先に危機から遠ざけることなく、先にアフガニスタンから軍人を撤退させることを決めたとき、あなた方は何を考えていたのか?』と思わせている。

 

現在、米国上院議会の民主党議員たちは、バイデン政権の「欠陥ある」アフガニスタン撤退について調査する計画を進めている。上院の情報委員会と外交委員会(共に民主党議員が委員長を務める)は、この破滅的な撤退を調査する予定であると報じられている

 

フロリダ州選出のリック・スコット上院議員(共和党)は、バイデンを大統領の座から引きずり下ろすために憲法修正第25条を使うことを提案している

 

下院少数党院内総務のケビン・マッカーシー議員(共和党)は、アフガニスタンでの米軍撤退に関するバイデンの対応を非難しており、バイデンの危機対応について調査を行うよう求めている

 

ジョージア州選出のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(共和党)は、アフガニスタンからの米軍撤退に関する失敗が続く中、バイデンに対する弾劾条項を起草していると語っている

 

一方、カマラ・ハリスはアフガニスタンでの大惨事について一切の責任を取らないと語っていることが報じられている。「ホワイトハウス内部の有力な情報筋」によると、テロリスト集団がアフガニスタンの首都を占領した後、ハリスはアメリカ国民へ向けたテレビ演説を行うことを拒否したと報じられている。関係者によると、カマラ・ハリスは「あいつらにこのクソの責任を私になすりつけさせるものか!」と叫んだと報じられている。

 

* * *

 

一方、カブール空港では子供たちが親と引き離され、子供たちだけがアフガニスタンに取り残されている映像が投稿されている。

【訳】カブール空港で、両親は(空港への)入場が認められた一方で、2人の女の子が締め出された。

 

この男性はこのことについて物申す:「Mr.バイデン 、あんたがこれをしでかした!あんたがこれを計画した。あんたがタリバンとディールを結んだ。これがその結果だ」。

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