EUは米国からの渡航制限を延長する一方で、チャイナからの渡航制限を解除へ
欧州連合(EU)の政府関係者らは、6月30日(火曜)朝、米国在住者のEUへの渡航制限を延長する予定であることを認めた。この情報は数週間前にすでにリークされており噂になっていた。
この決定の中で、EUは7月1日からチャイナ在住者によるEUへの渡航制限を解除する予定であることも明らかにした。ただし、北京政府がEU市民に対しても同様の渡航制限の解除を認めること(互恵関係)をその条件としている。
このEU当局による決定は、加盟国に対して拘束力はない。過去2週間における在住者10万人あたりの平均感染者数が、EU域内と同レベルもしくはそれ以下であり、なおかつ新規感染者数が減少傾向にある国からのみEU域内への渡航を許可することをEUは勧告しているとブルームバーグは報じている。
チャイナの他に、EUは7月1日時点で以下の国々からの渡航を許可する予定:
- アルジェリア
- オーストラリア
- カナダ
- ジョージア
- 日本
- モンテネグロ
- モロッコ
- ニュージーランド
- ルワンダ
- セルビア
- 大韓民国
- タイ
- チュニジア
- ウルグアイ
この決定は2週間後に見直される予定。
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