アメリカ株式市場は株価が操作されている?|日中取引と夜間取引を比較したチャートが示す
S&P500種指数は、米国株式市場全体の約75%を占める500社の大型株から構成されているため、米国株式市場全体の動向を示す株価指標の一つと言われている。そのS&P500種指数の価格は、コロナ災禍で経済が停滞しているにもかかわらず、5月1日以降314ポイントも上昇した。これは大幅上昇である。
しかし、以下のチャートを見てみると、この大幅上昇した株価は全て、証券取引所の日中取引が引けた後に起きていることがわかる。
このチャートは、日中取引と夜間取引の値動きを分けて示したグラフである。
そして日中取引と夜間取引とに分けて値動きを見てみると、5月1日以降、米国株式市場の日中取引では5ポイント下落している。それとは対照的に、夜間取引では319ポイント上昇している。
これは何を意味しているか?夜間取引は取引量が少ないため、比較的少しの取引量で株価が大きく動くことが知られている。つまり、株価を吊り上げたい「誰か」が、取引量の少ない夜間取引を使って株価を釣り上げているということである。
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