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【ドキュメンタリー作品】ラスト・ナーク~麻薬捜査官 殺害の真相を暴く~|CIAと米軍部隊が銃撃戦を繰り広げるなど信じられないという人に見てほしい実話

今年の大統領選挙で不正を働くため、ドイツ・フランクフルトにある米国領事館の敷地内にCIAがサーバ施設を設置し、そこからドミニオン社の投票機械に遠隔アクセスをして票の改竄や水増しを行なっていたという情報が、連邦議員やトランプ選挙陣営の関係者、サイバー犯罪捜査の専門家などからもたらされている。そしてそのサーバを押収するために、米軍部隊が奇襲作戦を実行し、CIAとの間で銃撃戦があったという情報も表面化してきている。

 

アメリカ政府機関の一部であるCIAが、自国の兵士や連邦職員に対して銃口を向けるなど信じられないという人たちには、ぜひとも『ラスト・ナーク~麻薬捜査官 殺害の真相を暴く~』を見てほしい。

 

【予告編】

 

日本でもアマゾン・プライムが配信している。

 

全4話からなるこのドキュメンタリー作品は、その内容が次のように紹介されている:

1985年、米司法省麻薬取締局(DEA)の捜査官エンリケ・“キキ”・カマレナが、メキシコの麻薬カルテルの大物らにより誘拐、拷問、殺害されるという事件が起きた。35年の時を経て、3人の元カルテル関係者が、これまで語られたことのない真実を明らかにした。本作は、カマレナの人生、彼が潜入捜査した麻薬カルテル、危険を顧みず真実を追求した麻薬捜査官の姿を描くドキュメンタリーである。

 

第2話までは、殺害された捜査官エンリケ・“キキ”・カマレナの生い立ちや、残された妻へのインタビューなどで構成されているが、第3話から秘密の真相が次々と暴露されていく——そしてその秘密とは、CIA長官を務めた後、当時レーガン政権の副大統領であったジョージ・H・W・ブッシュ(故人)やCIAが決して知られたくない内容だった。

 

このDEA捜査官の殺人事件を担当したヘクター捜査官が、のちにCIA高官から言われた脅迫メッセージが全てを集約している:

CIAは法執行機関ではない。我々は、合衆国憲法に縛られない。

 

登場する人物たちはすべて本人たちであるということも注目だ。監督のティラー・ラッセル氏は、捜査官 “キキ”の殺人事件について14年もの歳月をかけて調査を行い、撮影と編集に2年の月日をかけている。ラッセル監督は、自らの身の安全のために自宅の場所を秘密にしている。(出典

 

そしてこの麻薬捜査官の殺人事件が起きた35年前から、状況は全く変わっていないことを示すニュースが先月報じられている。米司法省は、麻薬取引とマネーロンダリングの疑いで、メキシコの前国防相サルバドール・シエンフエゴス(Salvador Cienfuegos)の身柄を米国ロサンゼルスで拘束した。しかし11月17日、突然、司法省は起訴を取り下げ彼をメキシコに戻すことを許可したと発表している。このニュースの背後に、メキシコ政府とアメリカ政府との間でどのような駆け引きが行われたかは不明であるが、メキシコでの違法な麻薬取引にCIAが共犯として関わっていることを暴露すると、シエンフエゴス前国防相が脅した可能性が高いと指摘されている。『ラスト・ナーク』を見れば、この仮説がかなり有力であることがわかるだろう。

 

『ラスト・ナーク』と関連したドキュメンタリー作品には『カルテル・ランド』、そして実話を元にトム・クルーズが主演した映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』がある。またネットフリックスは、ドラマ「ナルコス:メキシコ編」を製作・配信している。

 

 

 

 

 

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