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トランプ前大統領、2024年の大統領選挙への出馬意欲を側近に語る。ただしマイク・ペンスは副大統領候補から除外=報道

トランプ前大統領、2024年の大統領選挙への出馬意欲を側近に語る。マイク・ペンスは副大統領候補から除外=報道

Official White House Photo by Andrea Hanks

トランプ前大統領は、2024年の大統領選挙への出馬を真剣に考えていると側近たちに語り、しかしマイク・ペンス前副大統領をランニングメイト(副大統領候補)にはしないと語ったと、ブルームバーグ通信が3月3日(水曜)に報じた。情報源は「この議論を知る人々」。

 

先週末の日曜、トランプ前大統領は、フロリダ州オーランドで開催されたCPACの会場で、再び出馬する可能性を匂わす発言をしていた。そしてブルームバーグ通信の情報源である2人の匿名の人物によると、この日、トランプ前大統領は私的な会話の中で、「彼の政権末期に、誰が彼を支援し、誰が支援しなかったかを評価しつつ、ペンスの代わり」について議論したという:

トランプのアドバイザーたちは、彼の次の出馬のために、黒人または女性のランニングメイト(副大統領候補)を特定することを議論した。そして本件を知る3人の人物は、ペンスが副大統領候補になる可能性はおそらくならないだろうと語った。―ブルームバーグ通信

(太字強調はBonaFidr)

 

報道によると、トランプ前大統領は、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事を検討しているという。トランプJr.と彼の恋人であるキンバリー・ギルフォイルさんは、今週金曜、彼女のための政治資金集めのパーティーをマー・ア・ラゴで計画している。また、トランプ前大統領は、サウスカロライナ州のティム・スコット上院議員の再選を推薦している。スコット議員は、上院で唯一アフリカ系の共和党議員。

 

2020年の選挙の後、ペンス氏が「正しいことをせず」、ジョー・バイデンに投じられた選挙人票を拒否しなかったことについて、トランプ前大統領は激怒していた。トランプ大統領(当時)は、ペンス氏が「私たちの国と憲法を守るためにすべきことをする勇気がなかった」とツイートしていた。

 

ブルームバーグ通信は次のように報じている(注意:ブルームバーグ通信は、左派で反トランプのオールドメディアであり、この記事でも偏向報道を行っている):

ペンス氏は、1月6日に議会が行った選挙人票の集計作業で議長を務めた際、トランプ氏の再選敗北を一方的に覆せとする上司(トランプ)の要請を拒否した。この出来事はトランプ支持者による暴動となり、彼らは国会議事堂に侵入して集計を妨害し、副大統領と議員たちが避難を余儀なくされる事態となっていた。この乱闘で5人が死亡した。(トランプとペンスの)両氏は、その後数日間口をきかなかった。状況に詳しい人物によると、ペンス氏は、再びトランプ氏と一緒に選挙に出馬することに興味があるかについて何も語っていない。この人物は、ペンス氏がそうすることは疑わしいと確信している。

(太字強調はBonaFidr)

 

トランプ前大統領のアドバイザーであるジェイソン・ミラー氏は次のように語っている:

トランプ大統領は、2024年に出馬する可能性についてまだいかなる決定も行っていない。しかし、ここにある埋もれたネタは、メディアが彼について報じることを止めることができないということだ。

 

また、匿名の情報源の人物によると、たとえトランプ前大統領が出馬することになっても、2023年夏まで彼が正式に出馬を表明することはないだろうと報じられている。

 

トランプ前大統領が再出馬する可能性があるということは、実質的に共和党内における2024年大統領選挙に向けたつばぜり合いを凍結することになるとブルームバーグ通信は記している。出馬を検討している潜在的候補者たちの多くは、トランプ前大統領が再出馬するかどうか判明するまで様子見する可能性が高いためだ。

 

トランプ氏は、彼が再び出馬することを決めた場合、選挙運動の基盤となる政治体制を構築している最中である。これには、(トランプ前大統領が昨年11月に設立した)既存の政治活動委員会(PAC)である「セーブ・アメリカ(Save America)」が含まれている。同PACは、個人一人あたり5,000ドルまでの寄付を受け付けている。また、無制限に寄付を受け付ける新たなスーパーPACも計画されている。ペンス氏はCPACでの講演の招待を受けていたが、イベントの数週間前に、彼と彼の家族が今年の前半は目立つ行動を控えることを決めたと主催者側に伝えていた。ペンス氏は、引継ぎ事務所の開設を進めており、今年の夏インディアナ州に戻る予定だと語っている。―ブルームバーグ通信

 

しかし、ペンス氏は、「2024年の有力な潜在的候補」とみなされているとブルームバーグ通信は報じている。その理由として、ハーバード大学と調査会社ハリス・インサイツ&アナリティクス(Harris Insights & Analytics)が2月23日〜25日に実施した世論調査を引用している。同世論調査によると、共和党の有権者のうち42%が、2024年の大統領選候補者としてトランプ氏を希望していると回答しているが、同18%はペンス氏を希望すると回答し、ペンス氏が2番目に人気という結果となっている。もしトランプ氏が対象外である場合、ペンス氏を支持すると回答したのは共和党有権者の36%にまで上昇している。次いでテキサス州のテッド・クルーズ上院議員が13%の支持を獲得している。

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